ただ生きるのではなく、よく生きる

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「兄弟姉妹」・「言葉づかい・談話」の心得の原点

2017-01-29 18:00:03 | 知恵の情報
「兄弟姉妹」に対する心得

1.兄弟姉妹は、いつも仲よくしましょう。
2.お菓子、果物などをもらった時は、平等に分けましょう。
3.自分の持ち物でも気持ちよく貸しましょう。
4.用事をする時は、力を合わせて全員で働きましょう。
5.お互いに、善い事は勧め、悪いことは戒めましょう。
6.兄弟姉妹の忠告は喜んで聞きましょう。
7.兄弟姉妹の過ちを、父母や他人にいいつけないようにしましょう。
8.兄姉は弟妹をかわいがり、弟妹は兄姉を敬いましょう。
9.喜び事は早く知らせ合い、心配事は早く相談して解決しましょう。

 兄弟(姉妹)は両手のごとし

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「言葉づかい・談話」の心得

1.言葉づかいは丁寧に、正しくしましょう。
2.流行語や、むずかしい言葉をむやみに使うのはやめましょう。
3.よく、後、先のことを考えて話をしましょう。
4.早口や訥弁(とつべん)にならないように注意しましょう。
5.十分考えないで『ハイ』『イイエ』を言うのは間違いのもとです。
6.うそをつくことは一番悪いことです。
7.しゃぺりすぎは失礼にあたります。相手にも十分言わせましょう。
8.人の名誉を損ずるような話はやめましょう。
9.他人の秘密をしゃべったり、聞いたりしないようにしましょう。
10.人が人の悪口を言う場合は、話を外のことに移しましょう。
11.先方が自分の話を聞くのを好まない様子があれば、すぐに話を止めましょう。
12.二人以上の人に対しては、一人とだけ話さないようにしましょう。
13.人の話に差し出口をしてはなりません。
14.人の言葉尻をとらえて非難することは、ひきょうな人間のすることです。
15.人の言葉を笑ったり、耳こすり(こっそり話)することはいけません。
16.自分の意見はあくまで主張しても、一度決まったことには従いましょう。
17.目上の人には正しい敬語を使いましょう。
18.いつも礼儀正しいあいさつを忘れないように心がけましょう。

 親しき仲にも礼儀あり
 口はわざわいの門
   舌はわざわいの根


─『これが修身だ』日本人のしつけを考える会編 日本館書房より

■修身教科書に載っていた「家庭のしつけ」の項目のなかから、「兄弟姉妹」に
関するものと「言葉・談話」についてのものを取り上げてみた。箇条書きだが
順番に読んでみると今でも参考なることがまとめられている。日本の教育が
ちゃんとしていたということがしのばれるのである。