ただ生きるのではなく、よく生きる

自然の法則をとらえ、善(よ)く生きるために役に立つ情報を探して考えてみる

「憐れなものを見よ、下を見よ」──常に母からいわれていること

2017-01-06 17:30:26 | 知恵の情報
私は、小さいときから、常に母からいわれているlことがある。「憐れなものを見よ、
下を見よ」ということである。自分が欲望を起こし、不平を発するときに、常に
自分より以下の人の境遇を見るのである。

「自分は不幸である。劣等である」「人生は不可解である。この世は苦海(くかい)
である」とかいうようなことは、みな相対的であり、比較的である。不幸は幸福者
に対し、不可解は悟った人に比べての言葉である。

自分はよき人になりたいと思う人は、良友を見、金持ちになりたい人は、財産家
に心をとめる。悪人・劣等者と交際するのは、良き人になりたくない人のことで、
いつもそんな者と交際していれば、気楽で自分の優越感を満足させるからである。
向上・進歩のできる機会はなくなるのである。貧乏な人と交際し、ある金は使って
しまえば、これも気楽で努力はいらない。

私は「馬鹿になれ」と教えるかわりに「偉い人になりたい者は、偉い人を見よ」
という。そうすれば自然に、自分は馬鹿のように感じ、これではならぬと努力する
ようになる。(森田正馬)

─『現代に生きる森田正馬のことば』生活の発見会編 I I 新しい自分で生きる
 白揚社より

■つまり、自分の周りの世界に、その手本があるということだろう・・・
小さい頃から、あこがれ、というのがあるが、いつの間にか世俗にもまれ、それは
また、どんどん変わっていく。あこがれを貫き、手本の相手をみつづけ研究した
ものが、相対的な力が働き、ものになっていくのだろう。
私も良友をみつづけ自分を伸ばしたい・・・

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