たかじんさんの「0db HyCAAヘッドホンアンプ」ですが、僅かずつ進んでいます。
Ver0.1から0.2くらいは。
エージングもほどほどにして、次を見越しての改造です。
さてこのロシア製の12AU7(ECC82EHと書くべきかな?)ですが、左右マッチングということで
購入しましたが、さすがに定格を遥かに外れたところで使っているので、マッチングどころか
大ハズレレベルで動作していました。
2つカソードは、8ピンが3.7V、3ピンが4.8Vといった具合で、どうなっとんじゃといったレベルでしたが
使い方に問題があるので文句は言えません。
でも、左右の音を聞いただけでは、極端な音量差は感じられませんが、わずか高域の伸びに差がある様子で
オペアンプに直接カソードが繋がっているだけに、この影響は大きいようでした。
ということで、カソードとオペアンプ+入力間をコンデンサで直流をカットすることにしました。
パターンは最初から予定だったので、ジャンパーを外して適当なコンデンサを付けて、はて、1秒しか鳴りません。
あれれと思って、よくよく回路図を見たら、オペアンプを片電源で動かしていました。
これはダメですね。という事で、抵抗2本で+入力を中電位にして、無事鳴りました。
8ピンが4.65V、3ピンが5.10Vとなりました。
実はカソード周りに付けてある抵抗も多少足し引きしてみましたが、根本的にプレート電圧を
上げなければ解決しない様子が、ありありというのが分かりました。
ここらが難しいところですね。
それともうひとつ。
電源とヒータ電源が共通なので、流石に+13Vはまずいので、ヒータと電源の間に抵抗を入れました。
予想では8Ω程度だったのですが、少し電圧が下がりすぎたため、6.8Ωにして、ほぼ12.5Vとなりました。
字だけでさっぱりと思いますので、回路図はまた明日以降にでも。