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内房勝山大六海岸の水中写真(温帯の魚編第3弾)

2012年12月22日 08時05分09秒 | 水中写真

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 内房勝山大六海岸の水中写真の記事です。夏に撮影した写真をシリーズで掲載していますが、久々の記事になります。もう世間は冬休みですから、季節外れも甚だしいですが、よろしければおつきあいください。今回は、温帯の魚についての第3弾です。コンセプトは、食べて美味しい魚ということで。

 上の写真は、ヒラメです。もう説明の必要はありませんね。冬になると激ウマの魚です。ヒラメを食べる記事は、このブログに沢山載っていますので、参照していただければと思います。写真の個体は、30㎝くらいの小さな個体です。それでもフィッシュイーターですから、小魚を狙って、浅瀬に乗り込んで来て、ガッツリ捕食していました。かわいいサイズですが、相当に獰猛な奴です。

 砂泥底のところでは、砂に潜っていてなかなか撮影できませんが、岩場であれば身を隠すことはできませんので、絶好の撮影チャンスでした。長男が大喜びで「捕まえて食べよう!」と言っていました。「このサイズじゃ食べるの大変だし、夏は旬じゃないよ。」と言ってなだめました。

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↑ クロダイです。東京湾ではお馴染みの魚です。釣りで狙うとなかなか釣れませんが、シュノーケリングで潜れば、かなり頻繁にお目にかかれる魚です。

 行動は比較的大胆ですが、さすがに人間が近付くと逃げますので、接近して撮影するのはそれなりに苦労します。この個体は25㎝程度のものです。まだ小さいので警戒心が少なく、何とか接近できました。

 刺身では若干臭みがあります。鮮度が良く、血抜き等の処理をしっかり行えば、美味しくいただけるようですが、自分は真鯛の方がいいやと思ってしまいます。

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↑ カワハギです。刺身は白身で淡泊、肝は濃厚な最高に美味な魚の一つです。肝醤油に身を浸していただけば、日本酒がいくらあっても足りません。特に冬場は、肝に脂が乗って、最高に美味しくなります。

 カワハギは好奇心旺盛で、警戒心も少ないので、比較的近くまで接近しやすい魚です。ですが、擬態が上手く、海藻の中にいると、水中ではなかなか発見できません。

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↑ シロギスです。この個体は25㎝近い、良型でした。このサイズになると、単独行動するようです。20㎝級のものが、大六海岸ではレギュラーサイズなのですが、そのサイズだと、数匹の群れで行動しています。10㎝以下の個体だと、数十匹の群れでいることも珍しくありません。

 水深は3-4mといったところでしょうか。これ以上の浅場には、夏といえど、このサイズは発見できません。なので、釣る際には、岸から80mくらいは遠投しないと釣れないと思います。近場のチョイ投げだと、20㎝級以下の数釣りが出来ると思います。

 食味は説明の必要が無いですね。天ぷらが有名です。大きいものなら昆布〆の刺身も美味ですね。我が家では、天ぷらでいただくことが多いです。

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↑ メゴチです。背びれの模様が鮮やかです。これは20㎝くらいの個体でしたが、まさに食べ頃ですね。天ぷらが最高です。大きいものならば刺身もいけるようですが、まだ食したことはありません。まぁ、刺身はマゴチの方が有名ですね。今年は、マゴチも何尾か見かけましたが、写真撮影が出来ず、残念です。

 メゴチですが、大六海岸では、常に見かける魚です。シロギスとどちらが多いかというくらいに沢山生息しています。水深も10㎝あればいる可能性があります。

 釣りでもお馴染みですね。子どもでも簡単に釣ることが出来ます。長男も良く釣り上げています。天ぷらにすると、個人的にはシロギスよりも美味しいと思います。味があるのです。白身なのですが、単に淡泊なだけではなく、甘みがあるのです。

 ハゼも天ぷらで美味ですが、最近はほとんど見かけなくなりました。釣りでもほとんど見かけません。20年くらい前までは、千葉市内の内湾で、かなりの数が釣れたのですが、最近では、ほとんど見かけません。釣っている人も少なくなりました。まぁ、富津や外房の河口に行けば、まだ釣れるようですが、ちょっと心配です。今では、ハゼの天ぷらは、居酒屋でも見かけなくなりました。メゴチの天ぷらは、まだ居酒屋でも時々見かけます。

 東京湾の環境をしっかり守り、後世に伝えていかなければなりませんね。干潟を再生することが重要な気がします。人間が無くしたのですから、多少お金がかかっても、人間の手で、干潟を新たに作ることくらいしても罰は当たらないと思うのですが。

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↑ コショウダイです。奥にはメジナの群れが写っていますね。写真の個体は15㎝くらいの幼魚です。僕も2-3回しか食べたことが無いのですが、刺身は非常に淡泊で美味しい魚です。水揚げも少ないので、市場ではあまり見かけません。ほとんど料亭や割烹に行ってしまうようです。

 そうした珍しい魚なので、大六海岸でお目にかかれるとは思いませんでした。しかも写真に撮ることが出来ました。ラッキーです。まぁ、少ないながらも東京湾にも生息しているので、幼魚はどこかの浅場に潜んでいるはずではあるのですが。

 ということで、今回は、食べても美味しい魚たちを紹介してみました。東京湾も勝山付近までくれば、まだまだ色々な魚に出会うことが出来ます。しかもシュノーケリングで簡単にです。小学1年生の長男も、この夏休みに、たくさんの生物に出会うことが出来ました。東京湾も捨てたものではありません。この環境を守り、否、さらに良くして子どもたちの代に伝えたいものです。



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