今回は、自分の愛機、Gibson レスポールカスタムの記事を書きます。第1弾は、もうずいぶん前に書いた記事なのですが、一応今回が第2弾です。
なぜ白のカスタムなのかと言うと、ランディー ローズの影響です。オジーオズボーンバンドの初代ギタリストで、アルバムたった2枚で飛行機事故によって亡くなった悲劇のギタリストです。クラシックフレーズを多用するプレイに感銘を受けた少年時代の僕は、何時かレスポールカスタムの白を買ってやろうと思っていました。就職してある程度自由になる金が出来た頃に、待望のGetとなりました。
20世紀のギターなので、もうかなり歴戦の傷跡が付いています。Liveにレコーディングにと、僕のメインとして、獅子奮迅の活躍です。他にもいろいろなタイプのギターを購入しましたが、このレスカス以上のギターには巡り会えません。
ちなみに、この個体は、90年代後半のレギュラーラインのものです。現在は製造がカスタムショップに移行されております。スペックはほとんど変わりませんが、きっと作り込みは格段にカスタムショップ製の方が良いと思います。
↑ ボディーの拡大写真です。なるべく大切に扱ってきたつもりなのですが、十数年経過すると、さすがに塗装が黄ばんできます。まぁ、黄ばんだ感じが白カスの魅力でもあるのですが。
↑ ヘッドの塗装割れが顕著に出ております。レギュラーのカスタムでは良くある症状のようですが、僕の愛機は特に顕著です。まぁ、音やプレイに影響する部分ではありませんが、少々残念な気分になります。ですが、その残念感も、何となく愛おしく感じてしまうので不思議です。
ペグはグローヴァーのゴールドです。チューニングも安定しており、大変に使い易いです。欠点はやや重いことですが、レスカスの場合は、4㎏台後半が当たり前なので、ヘッド落ちとは無縁です。なので、レスカスに限って言えば、グローヴァーペグの欠点は無きに等しいです。
↑ 指板はエボニーです。現在エボニー材は貴重になっており、Gibsonもエボニーの代用にリッチライトという素材を使っています。エボニー指板が、レスポールカスタムのステイタスでもあったので、エボニー指板にこだわる人もいると思います。
レギュラーなので、バインディングの処理は雑です。特にポジションマーク部分は塗装ムラが激しいです。まぁ、ご愛嬌というところでしょうか。カスタムショップ製ならば、丁寧に作られていると思います。
↑ ゴールドパーツもかなりくすんできました。まぁ、貫録が出たと言えないことも無いのですが。弦はダダリオです。クセのない鳴りで、切れにくいので重宝しています。僕はテクニック派のギタリストではないので、ピッキングは結構激しい方だと思います。なので、切れにくいダダリオは、ありがたいです。
↑ 裏面です。バックル傷や、Tシャツの色移りでかなり悲惨なことになっております。ネックも手の跡が付いて、黄ばんでしまっています。まぁ、これだけ使い倒せば仕方が無いですね。
前にも書きましたが、このレスポールカスタムは、十数年間僕のメインとして活躍しています。というか、もう他のギターを受け付けないくらいです。決して弾き易いギターではありませんが、50年代のヒストリックのような弾き難さでは無いと思いますので、何とか大丈夫です。まぁ、SGやFVなんかとプレイアビリティーを比べてしまうと身も蓋もないのですが、個人的には許容範囲だと思います。
サウンドは本当に素晴らしいです。主要なエレキギターの中で、最も重い部類に入る重量からくる芯のある鳴りは素晴らしいです。ピックアップも490Rと498Tのハイパワーな組み合わせで、簡単にアンプをドライヴさせることが出来ます。歪ませても芯のつぶれない音は、HRギターの代名詞として恥じない性能です。
硬派なサウンド、最重量級の重さ、弾き難さ、美しいルックス、機能美あふれる無骨さ、頑丈さ、どこを取っても漢のギターです。自分にとって、これ以上のギターは多分存在しないでしょう。十数年弾き倒して、メンテは一切無しです。最近フレットの減りが若干気になるようになってきましたが、まだまだノーメンテでいけると思います。
将来的に、この個体が使えない状況になったとしても、直して使うと思います。それ程に思い入れのあるギターです。最近サブのレスポール購入を考えるようになりましたが、やはりカスタムが第一候補です。自分としては、レスポールカスタムへの信頼は絶大なのです。自分の音を作る際には、レスポールカスタムとマーシャルアンプが外せません。というか、その2つとシールドさえあればOKです。
レスポールカスタムのサウンドは、下記ホームページで試聴することが出来ます。興味のある方は、是非聴いてみてください。
Psycho Flame Web site
http://www4.ocn.ne.jp/~psycho-f/