僕の誕生日に久七商店の刺盛りを頼みました。今日はちゃんと皿を持って行ったのですが、それが若干小さく、裏目に出ました。皿が小さい分いつもより刺身の量も少なくなってしまいました。台風明けで魚の値段も高騰していたようですが、量が少ない分値段も安く、写真のもので4500円でした。その辺りはさすが久七です。魚は金目、平目、ワラサ、の3種だけです。あと地蛸が入りました。今年は蛸の当たり年ですね。値段も安く味も良いです。金目は小さめでした。まぁ、味の方は間違い無く、特にワラサは鮮度が抜群で、腹身も脂が臭くなくて、抜群に旨かったです。酒は芋焼酎の黒霧島を水割りでやっつけました。平目のエンガワも甘くて最高でした。夏平目は猫も食わないと、敬遠されがちですが、猫がまたいでも僕はまたぎませんよ。脂の乗りは確かにいまひとつですが、白身特有の歯ごたえと、旨みは十分に発揮しております。金目も旬ではなく、しかも小振りでしたが、房総の近海物は繊細な甘みがあって、周年安定した旨さだと思います。先ほど書きましたが、当日は台風6号の影響から脱したばかりだったので、魚の種類も少なく、大好きなイカも水揚げが無かったとのことでした。それでも十分に勝山の海の幸を堪能させていただきました。ちょっと魚の量が少なかったので、自作でサザエの塩茹でも添えました。サザエって、肝が旨いと言う人が多いですが、本当にそうなのでしょうか?僕も以前はそう思っていましたが、肝って少量なら旨いですが、沢山は食べられないですよね。少量を日本酒の肴としては旨いですが、、、。10年以上前に、館山に住んでいた頃、地元の方が、「サザエの肝なんて、沢山サザエを食えない奴が仕方なく旨いと言い聞かせて食べるもんだ」と言って、先っちょの部分だけを贅沢に食べているのを見て衝撃を受けたことがあります。しかも「刺身なんて硬いだけ」と言って、活きてる物も塩茹でにしちゃうんですよね。確かに肝って1つか2つ食べるには旨いかもしれませんが、沢山は食えないなぁと、、、。大量消費する地元ならではの食べ方なのでしょうね。本当に贅沢です。僕も別荘族になったので、地元流に活きサザエを塩茹でにして先っちょだけを贅沢に食べることにしました。そしたらこれが旨いのなんの。サザエの肉って、甘いんですね。肝と一緒に食べていたら気付かないですね。これからはこのスタイルでいきます。
↑ 自作「サザエの塩茹で」