ハードロックを奏でよ!!

ロックな視点から...? 楽器、料理(グルメ)、車、育児、生き物等について、記していきます。

内房勝山で磯遊び(5月中旬)

2014年11月30日 20時25分08秒 | 釣り・磯・干潟

 内房勝山の大六海岸付近の磯で、磯遊びをしました。5月中旬の天気の良い日だったので、ポカポカ陽気で、磯遊びも楽しかったです。東京湾とは言っても、この辺りまで来れば水質も良く、磯には小さな生き物もたくさん生息しています。そうした生き物たちは子どもの良い遊び相手になってくれます。


↑ 良い感じに潮が引いています。春には日中に大きく潮が引くので、磯遊びや干潟遊びには最適です。ちなみに秋には夜間の潮が大きく引くので、磯遊びや干潟遊びには適しません。
 ひじきが群生していますね。取り放題のように見えますが、内房では規制が厳しく、密漁は罰金になります。噂では30万程の罰金を請求される場合もあるとか。まぁ、ひじきは家庭で食べるには、加工が大変なので、素直に買った方が良いと思いますが。


↑ 水も綺麗ですね。磯の潮だまりには、取り残された小魚、エビやカニ、ヤドカリ等、様々な生き物がいます。潮だまりは日光に照らされて、水温も上昇しているので、5月になれば、子どもが水に浸かっちゃっても全然平気です。
 ただし、けがには注意が必要です。裸足は絶対にやめた方が良いですね。かかとの無いビーチサンダル等も脱げてしまう惧れがあるので避けた方が良いでしょう。マリンシューズがベストですが、かかとのあるクロックス的なものでも大丈夫です。
 ちなみに、この付近のスーパーでは、GW前になると、マリンシューズが陳列されますので、装備無しで来ても大丈夫です。虫かごや、タモ網なんかも同様に売っていますので、一緒に取りそろえると、より磯遊びが楽しくなります。


↑ 熱帯魚用の網でその辺りを適当にさらっていると、小魚や甲殻類がたくさん獲れましす。左上の赤い魚はイソカサゴです。ハオコゼと並んで、潮だまりの危険魚です。背びれに毒があり、刺されると激痛に襲われます。子どもが触らないように、大人が気を付けてあげないといけません。
 ちなみに、この後すぐに、海にお帰りいただきました。子どもが触ったら大変ですので。


↑ 覗きメガネから、水槽に移し替えました。


↑ 時間とともに、生き物が増えていきます。


↑ 最後はこんな感じになりました。


↑ このエコエビの親分みたいな生き物は何でしょうかね?種の同定が出来ませんでした。こんな巨大なヨコエビ的な生き物を見たのは初めてです。

 と言うことで、初夏の磯を楽しみました。散歩がてらにちょこっと立ち寄るのが最適です。東京湾でも湾口部に行けば、もっと多くの生き物が簡単に捕まりますが、内房でも十分に楽しめます。かえって、あまりたくさん捕まらない方が、子どもも長時間熱中します。

久七商店(内房勝山鮮魚店) 石鯛、鯵、飛魚、潤目鰯、アオリイカ、スルメイカ

2014年11月29日 17時19分47秒 | 魚料理

 内房勝山の鮮魚店、久七商店の石鯛、鯵、トビウオ、ウルメイワシ、アオリイカ、スルメイカです。今回は多様な魚種を味わうことが出来ました。当日は5月中旬でしたが、GWも明けて静かになった内房の海に、初夏の味がやって来たようです。何度も久七商店の生地を書いていますが、この久七商店は、房総(主に東京湾)の地魚だけを取り扱っており、刺身用には、当日水揚げしたものしか勧めません。そうした徹底した拘りが信用できる店です。
 上の写真は石鯛の刺身です。内房では、大きなサイズの石鯛はほとんど取れません。大きくなると外海の方に行ってしまうので、仕方が無いですね。この石鯛は、40㎝弱の小さな個体でしたが、活魚でした。生簀で泳いでいたのを小3の長男が発見し、「どうしてもこれが食べたい」と言い出したため、購入することに。活けでは、平目が時々いるのですが、正直石鯛だと若干コストは上がってしまいます。平目の1.5倍は覚悟しなければなりませんが、そこは久七です。元々の値段が安いですから、石鯛でも心配はいりません。と言うことで、活けの石鯛を1匹丸ごとお買い上げです。
 上の写真を見て頂くと分かりますが、透き通ったメチャメチャ綺麗な白身です。白とピンクのコントラストが、只者ではないことを伺わせます。味の方はもうそれは素晴らしいものです。小さくても石鯛ですから。石鯛は、気を付けないと若干の磯臭さがあるのですが、しばらく生簀で泳がせているので、そうした磯臭さも抜けていたようで、全く臭みはありませんでした。ショリっとした歯ごたえと、強い甘みが最高の逸品でした。


↑ 鯵の刺身です。初夏の鯵は爽やかで美味しいです。鯵の旬は5月~7月と一般に言われています。正にこの時期が旬でした。脂も乗って最高の状態でした。食べ頃の中鯵ですし。秋から初冬にかけての大型の鯵の刺身も、個人的には好きですが、やはり旬の鯵の脂の乗りは抜群です。刺身は最高でした。


↑ トビウオの刺身です。房総の夏の味です。トビウオは、白身と光物の両方の特性を持っています。白身の淡泊さと、光物の脂の旨さの両方を兼ね備えているのです。従って、刺身で良し、なめろうで良しと、如何様にでも調理できます。今回は刺身にしました。淡泊なのに旨味があって、最高でした。


↑ ウルメイワシです。こちらはサービスで付けてもらいましたので、タダです。もう、売り物にするほど数が無いからということでしたが、そういった部分も久七の良いところです。こんなに美味しいウルメイワシがタダなんて最高です。
 ウルメイワシは南方系で、房総ではあまり漁獲高は多くありません。脂の量も、他の鰯に比べて少なく、淡泊な味が売りです。なので、刺身が最高だと思います。市場では干物にされてしまうことが多いようですが、鮮度さえよければ刺身が最高です。脂の量が適量ですので、ちゃんと鰯の旨味を味わうことが出来ます。マイワシのように脂ぎっていると、刺身にした際に、脂ばかりで本当の旨味が良く分からなくなってしまいますが、ウルメイワシならばそんなことはありません。一説によると、マイワシと比べて、1/4程度の脂の量だそうです。このくらいが適量です。


↑ アオリイカの刺身です。ちょっとスルメイカも乗っています。アオリイカはやはり烏賊の王様ですので、最高の味です。このブログでも何度も紹介してきましたが、何度食べても美味しいです。
 スルメイカは、アオリイカに比べて甘みが少なく、若干の渋みも感じる味わいですが、まぁ、普段から食べ慣れた味です。価格は、アオリイカの1/5位ですので、非常にリーズナブルです。
 しかし、高いものが必ずしも美味いものではありません。スルメイカにも、スルメイカの味わいがありますので、2種の烏賊を同時に味わいながら、その違いを感じることが良いと思います。


↑ 小3の長男用の3種盛りです。長男は魚好きなのですが、烏賊は食感が苦手のようなので、魚だけの3種盛りにしました。


↑ 3歳の長女用の3種盛りです。長女は長男以上の魚好きで、長男とほぼ同量の刺身をぺろりと平らげます。烏賊も大好きなのですが、やはりまだ3歳ですので、なかなか噛み切れないようです。なので、烏賊は親の方で少しずつ食べさせてあげています。魚は噛み切れるので、そのまま盛り付けてあげています。やはり自分専用の盛りがあった方が喜びます。


↑ ここからは翌日のメニューです。久七で購入すると、2~3日分あるのです。石鯛は、前日処理した際に、経木で〆ておきました。その為に仄かに木の香りが移り、身の熟成も進み、旨味が増しています。前日のバリバリ鮮度のものも最高ですが、こうして熟成させたものも、また違った味わいがあります。経木で身を包んで、その上からラップで包み、冷蔵庫に入れておけばOKです。チルド室があるなら、その方が良いです。そうした素人技でも、多少は熟成させることが可能です。簡単ですので、興味のある方は、是非お試しを。


↑ スルメイカの刺身です。アオリイカは前日に全て食べ尽くしてしまったので、この日はスルメイカだけです。


↑ 鯵も経木で〆ました。こうして経木に包んでラップしておくだけで、しっかりと〆る事が出来ます。


↑ 鯵と烏賊2種のなめろうです。薬味はネギ、生姜、大葉です。オーソドックスな味付けですね。なめろうは房総の郷土料理ですが、最近では全国区になっていますね。鯵が一般的ですが、鰯やトビウオ、金目鯛なんていう変わりダネもあります。金目だとちょっと高級過ぎて気後れしますが、美味しいです。烏賊のなめろうもありますが、基本的には烏賊だけっていうのは少ないです。鯵や鰯のなめろうに少し烏賊を混ぜて食感を出す感じですかね。
 今回は、鯵の王道なめろうに、アオリイカとスルメイカを混ぜました。烏賊が混じることで食感が出ます。アオリイカの甘みと濃厚さも加わり、スルメイカのねっとり感も加わって、最高のコンビネーションになりました。手前味噌ですが、最高に美味しいなめろうでした。

 と言うことで、今回も2日間に渡って楽しむことが出来ました。久七商店、さすがです。そして東京湾の恵みに感謝です。

内房勝山の海の様子(5月中旬)

2014年11月29日 00時18分19秒 | 海の様子
 
 内房勝山の大六海岸、5月中旬の海の様子です。当日はGW明けの週末でした。観光客でにぎわったGWも終わり、いつもの静けさが戻って来た内房の海です。やはりこうでなくてはいけません。静かな海が一番です。
 内房では、GW頃から何とか海で泳ぐことが出来る状態になります。まぁ、正直寒いですけどね。泳いでも、魚はまだ熱帯系の綺麗ものはほとんどおらず、地味な魚だけしかいませんので、無理して泳ぐことも無いのですが。


↑ 漁港の中の様子です。東京湾では少なくなった、アマモがぎっしり生えています。小魚のゆりかごです。開発前の東京湾では、沿岸一帯にアマモ場が形成されていたようですが、現在では、内房の一部と、三浦半島の一部にだけしかアマモ場が残っていないようです。ダッシュ海岸でもやっていましたが、アマモ場を再生させることも非常に重要な環境保護ではないかと思います。こうした残り少ないアマモ場を守らなければいけませんね。写真では分かり難いですが、良く見ると、小魚がチョロチョロ泳いでいます。


↑ 本当に漁港の中を埋め尽くすかのようにアマモが群生しています。素晴らしいです。


↑ ちょっと大きめの、シマイサキらしき魚がいました。


↑ アマモ場をもう一枚です。


↑ 子どもたちと一緒に、海で遊んでいたら、帰る頃には日が暮れていました。綺麗な夕焼けです。こうした美しい情景も東京湾の一つの姿なのです。都市部の海では考えられませんね。都市部から車で1時間程度でこうした情景を見ることが出来るのも、東京湾の魅力の一つだと思います。

モートン(西千葉 ハム・ソーセージ店) ベーコン、チャーシュー

2014年11月28日 23時50分06秒 | グルメ

 西千葉にあるハム・ソーセージの店、モートンのベーコンとチャーシューです。西千葉界隈ではそれなりの有名店です。手作りのハム・ソーセージの鯵には定評があります。
 上の写真は、ベーコンです。このベーコンは、モートンの一押し商品です。個人的には一番好きです。焼いても勿論美味しくいただけますが、買ってきた当日には、是非そのままハムのように薄切りにして食べてみてください。脂身が甘く、無駄にスモークしてある燻製臭さも無く、本当に美味しいです。
 今回は、薄切りベーコンにマヨネーズを付けて、大根の細切りと一緒に食べました。大根の細切りのシャキシャキ感と、ベーコンの脂の甘みがマッチして、最高に美味しいです。サンドウィッチにしても良いです。


↑ ベーコンの切る前の状態です。もうして塊を真空パックして売っています。一つ2,000円前後ですので、買い求めやすい価格です。脂身と赤身のバランスの良いものを選ぶと良いと思います。
 カットするのが面倒な方は、お店でカットしてくれるので、頼むと良いでしょう。


↑ こちらはチャーシューです。こちらもメチャ旨でした。ベーコンと比べると、肩ロースを使用しているため、脂身は少ないです。炒飯に入れても美味しいと思いますが、やはり薄切りにして、そのまま食べたいです。たれも付いていますが、マヨネーズでも美味しいです。


↑ チャーシューのカット前の状態です。ベーコンと同様に、塊で真空パックにされています。こちらも2,000円前後と、お買い得です。

 と言うことで、西千葉のモートン、お勧めです。ソーセージやハムも勿論美味しいですよ。基本的にはスモークは弱めです。燻製臭さが苦手な人も大丈夫です。

プティ・マリエ チョコレートケーキ(ラウンド) 

2014年11月28日 23時19分46秒 | グルメ

 千葉市幕張の洋菓子店、プティ・マリエのチョコレートケーキです。この日は妻の誕生日だったので、ラウンドケーキを購入しました。チョコレートの飾りがオブジェのように付いております。
 味の方ですが、非常にガッツリしたチョコレートケーキです。中身が詰まっていて重いです。チョコレートは甘過ぎず、苦みも多少感じさせながらすっきりとコーティングされた生チョコレートとケーキの生地が口の中で溶けるイメージです。ケーキの生地自体にも、かなりの量のチョコレートが溶かし込んであるようです。
 このプティ・マリエは、食べログ等ではイマイチな評価です。それもそのはず、価格が若干高いうえに、量も控え目だからでしょう。まぁ、食べログはネット世代が評価しますので、本当に味の分かっている大人はほとんど参加しません。若者にしてみれば。コスパがかなり重要な地位を占めているようです。高ければ美味しくても当たり前という評価になってしまうのでしょう。下手をすれば、高いということで、相当美味しいのだろうと、食べる前からハードルが上がってしまっているのかもしれません。値段が2倍なら2倍美味しくないと納得できなくなっている?そんなはずは無いので、どうしても値段が高い店は評価されにくくなってしまうのでしょう。
 ということで、個人的には、食べログで3点台の評価がイマイチな店の中に、真の名店が隠れていると勝手に思っています。このプティ・マリエが正にそんな店の一つです。


↑ 妻の誕生日だったので、ろうそくに火を付けてお祝いしました。子どもたちが大喜びでした。

 と言うことで、幕張のプティ・マリエですが、かなりのお勧めです。パティシエの仕事は丁寧ですし、味も良いです。多少値段は高めですが、もっと高い店はいくらでもあるので、むしろケーキとしてはリーズナブルなように思います。軽めのケーキよりも、重めのケーキのほうが美味しい傾向にありますので、中身の詰まった重めのケーキを選ぶと良いように思います。

ギブソン J-45 Gibson J-45

2014年11月28日 15時41分51秒 | ギター


 ギブソンのJ-45(Gibson J45)です。普段使いのギターで、常にハードケースから出して、リビングに置いてあります。バンドでの使用のアコースティックのメインはハミングバードですが、自宅で気楽に弾くには、このJ-45の方が良いです。ハミングバードよりも一回り小さいボディーは抱えやすいですし、装飾もほとんど施されていないので、多少の傷は気になりません。
 それと、このJ-45はFishmanのピックアップも搭載されており、アンプにプラグイン出来ます。レコーディングやLiveでの使用に便利です。
 ワーキングホース(働き馬)と呼ばれ、世界中で愛される、頼れる1本です。サウンドは一言で言うと、質実剛健です。ゴリっとした感じの音と表現されることが多いですね。正にそんな感じです。音量は、スクエアショルダーのビッグボディーを誇るハミングバードには及びませんが、必要十分な音量は確保されています。まぁ、ギブソンのスタンダードですから、マーチンのD-28と並んで、世界標準のアコースティックギターですね。


↑ ボディーの拡大です。サンバーストカラーが渋いですね。ピックガードはティアドロップと呼ばれるものです。装飾も最小限で、取りあえず、良い音が出るギターを装飾抜きで作ってみたという感じですね。正にワーキングホースです。どんな音楽でも、どんなプレイスタイルでも対応可能な、懐の広いギターです。
 ちなみにトップ材はスプルースです。


↑ ボディーの厚みはこんな感じです。全体的に小振りなので、日本人の体格でも抱えやすいです。ボディーの厚みはそれなりにあるので、低音もしっかり出ます。


↑ ブリッジサドルです。ブリッジピンはエボニーの汎用品に交換してあります。


↑ サウンドホールの中です。所謂オレンジラベルが貼ってあります。


↑ エンドピンは、ジャックを兼ねています。コントロール類は何も付いていないので、プレーンな音を出力します。素直な特性で、結構使える音です。


↑ ボディー裏です。サイド、バックはマホガニーです。なので、杢目はありません。温かみのある音は、マホガニーによるものです。


↑ 指板はローズウッドです。弦高は、ハミングバードに比べると、やや高めのセッティングです。ただ、ネックにバインディングが無いので、握り易く、手が引っ掛かることはありません。ネックもハミングバードと同じかやや細いくらいです。弦高が高いので、指の力は必要ですが、演奏性はまずまずです。ブリッジサドルを少し低くしてあげれば、格段に弾き易くなりそうです。
 ミディアムスケールなので、一般的なロングスケールのギターと比べると、テンションは低くなる反面、弦高は高くなるのは仕方が無いところですね。ミディアムスケールとロングスケールの弾き易さに関しては、一長一短だと思いますが、僕はミディアムスケールが好きです。多少弦高は高くても、それをねじ伏せる感じがたまりません。


↑ ヘッドです。ペグは50年代スタイルのホワイトタイプです。正直言うと、少々使い難いです。やはりグローヴァーのペグには敵いません。それでも、軽量なので、抱えた時に、ヘッド部分の重さはほとんど感じません。チューニングの精度はやはりグローヴァーには敵いませんが、それ程音程が狂う印象もありません。
 ヘッド角度はややきつめですね。ミディアムスケールのテンションの低さを補うために、ヘッド角度を付けてテンションを稼いでいます。
 ロゴはゴールドのプリントです。シンプルな印象ですね。まぁ、パールのインレイのような豪華さはありませんが、何となく落ち着く雰囲気を持っています。


↑ ヘッド裏です。カスタムショップのロゴが入っています。ペグも見るからに軽量そうですね。

 総評です。ワーキングホースの名は伊達ではなく、本当にどんなシーンでも使える懐の広いギターです。過酷な使用状況でも壊れない丈夫な作りで、一生物だと思います。僕も、普段からリビングに出しっぱなしで、子どもも触っていますが、全然平気です。傷はそれなりに付いていますが、そうした小傷は全く気になりません。サンバーストカラーも傷が目立ちにくいのに一役買っています。
 それ程弾き易いギターではありませんが、癖も無く、弾き難いという程でもありません。調整次第では、かなり弾き易くなると思います。ピックアップも搭載され、どんな状況でも活躍してくれるでしょう。まぁ、ピックアップが付いている分、音の方は多少スポイルされているとは思いますが、生音でも十分使用に耐えます。
 ラウンドショルダーと呼ばれる小振りなボディーで抱えやすく、音量も十分です。スクエアショルダーでピックアップ無しのハミングバードは、物凄く大きな音で、残響音というか、サステインも凄く伸びます。このJ-45はゴリっとしたアタック感はありますが、音量もサステインもハミングバードには及びません。まぁ、その辺りは好みの問題もあるので、スクエアショルダーかラウンドショルダーかで迷ったら、弾き比べてみる事をお勧めします。
 同じメーカーで、同じ材質で作っても、ボディーの形やブレイシングで全く音が変わってくるのですね。こんなに違うものかと言うくらいに。
 と言うことで、このJ-45は、普段使いに気取らないギターとして、さすがは王者ギブソンの放つ、世界標準のギターだと思います。迷ったら、これを買っておけば間違いないという感じですね。


メルセデスベンツ C200 Mercedes-Benz C200

2014年11月23日 01時07分23秒 | 

 メルセデスベンツ C200(S203)です。V350をYANASEに整備に出した際に、代車で来た車両です。実家でW203を所有していたので、何となく馴染のあるモデルです。今となっては完全に旧式になっていますが、現在のモデルに比べて、質実剛健な作りが好印象です。究極の実用車であるメルセデスらしいのは、旧式モデルの方なのかもしれません。まぁ、このS203も、デビュー当時には軟弱になったと揶揄されたものですが、今見てみると、決してそのようなことはありません。


↑ フロントビューは、当時としては非常に斬新でしたが、今では保守的と言えるものです。あまり古さを感じないのは、オーソドックスなデザインだからかもしれませんね。
 ボディーサイズも、現行型よりも一回り小さく、コンパクトで扱い易いものでした。近年大型化が進んでおり、使い勝手がスポイルされています。デカくすれば当然居住性は向上しますが、取り回しは犠牲になります。最小回転半径は同等レベルを維持していますが、実際のボディーサイズは狭い場所では如何ともしがたいです。現行Cクラスは、この頃のEクラスとほとんど同じ大きさになってしまいました。


↑ サイドビューです。やや後方からです。こうして見ると非常にシャープで、空力も良さそうですね。


↑ リアビューです。すっきりとしたデザインです。これ以前のメルセデスは、かなりいかついデザインでした。威圧感があり、周囲を圧倒する存在感でしたが、この辺りから、すっきりと洗練されたデザインにシフトしたイメージがあります。実際、メルセデスも身近になりだした頃ですね。


↑ リアビューをもう一枚です。前の写真の翌日に撮影しましたが、雨が降っていました。


↑ トランクを開けたところです。丸みを帯びたガラスハッチ部分が、ガッツリ開いて、荷物の積み下ろしも楽そうです。


↑ トランクの容量は、それ程大きなものではありません。しかし、フラットで非常に使い易そうです。まぁ、通常の使用ならば、この容量でも十分過ぎるくらいですね。


↑ 運転席のドアを開けてみました。シートの座面が長く、ひざ下までしっかりとサポートしてくれます。以前所有していた、E240(W210)より一回り小さめな印象ですが、座り心地は決して悪くありません。シートの作りは、現在のモデルよりも、この頃のモデルの方が良かったように思います。
 インパネも質実剛健で、実用的なものです。煌びやかさはありませんが、それが良いと思います。必要なものは全て揃っていますし、スイッチ類の配置も良く考えられていて、ブラインド操作もしやすいです。それもメルセデスの考える安全性の一部でした。今でもそうした哲学は受け継がれているようですが、見た目が派手になり過ぎていて、個人的には好みではありません。もう少し落ち着いた雰囲気にして欲しいです。


↑ 助手席側のドアを開けてみました。開口部も十分で、乗降性もまずまずです。


↑ 後部座席のドアを開けてみました。レッグスペースも必要十分な広さを確保しています。ボディーサイズが小さいので、さすがに横方向の余裕は少ないですが、標準的な日本人の体格ならば、過不足無いと思われます。


↑ 運転席側の後部ドアを開けたところです。まぁ、足を組めるというレベルではありませんが、必要十分な空間だと思います。この頃のCクラスは、日本での使用を考えると、ベストマッチだったように思います。


↑ コックピットです。計器類の視認性も抜群です。オーソドックスなアナログメーターが好印象です。ステアリングも、大口径で、回しやすいです。ちょうど肩幅くらいで、無理なく握ることが出来ます。
 ステアリングは小さめのものがスポーティーな印象ですが、肩幅よりも口径が小さいと、常に脇を締めた姿勢になります。それでは長時間ドライブでは肩凝り必至です。このくらいが丁度良いのです。
 乗り心地ですが、ガッチッとした、ドイツ車らしいドライブフィールです。ただ、頭上空間がミニマムで、自分は少し頭上に圧迫感を感じました。Aピラーの傾斜が強いのが原因だと思いますが、空力を考えると、仕方が無いのかもしれません。近年はその辺りも改善されているのでしょうかね?


↑ インパネの全景です。非常に落ち着いたオーソドックスなデザインです。まぁ、メルセデスがオーソドックスなデザインを採用しているというよりは、メルセデスのデザインが世界標準となり、それがオーソドックススタイルになっていくと言う方が適切かもしれません。
 運転してみると、非常に落ち着いた走りで、好感が持てます。出足は若干ダルで、遅いです。W210の方が速かったです。ある程度スピードが乗ってしまえば気にならないのですが、出足は遅いですね。国産の標準的なセダンより、ちょっと速い程度の印象です。メルセデスとしてはやや不満なレベルです。
 コーナリングは安定しており、不安を感じることは全くありません。勿論、コーナーを攻めるタイプの車ではありませんので、クイックなドライブフィールではありませんが、ステアリングを切った分だけ曲がる、コントロールしやすいセッティングです。
 高速安定性は非常に素晴らしく、多少の轍でも、ハンドルが取られるようなことはありません。横風にも強く、高速域では、さすがメルセデスという感じです。
 Eクラスと比べると、出足は遅いですが、走り出してしまえば、軽快です。まぁ、どっしり感はその分スポイルされていますが、車格というか値段の差だと思えば十分に納得できるものです。
 燃費は、満タン法で10㎞程でした。高速と市街地半々くらいの走行状況でした。ハイオク仕様であることを考えると、燃費の良い車ではありませんが、十分だと思います。チンタラしか走らないエコカーではないですし、製造された年代を考えると、むしろこの数字は驚異的だと思います。維持するのも楽そうです。


↑ 後部座席の様子です。もう少し余裕が欲しいですが、そういう人は一つ上のEクラスを求めれば良いと思います。ボディーサイズと、世界最高峰の安全性を考えれば、この広さは素晴らしいと思います。後部座席の乗り心地も非常に良いです。
 まぁ、メルセデスというかドイツ車なので、国産と比べるとシートは固めです。しかし、この硬めのシートのおかげで、適度に体を動かすことが出来、結果として体圧を分散させ、疲労を軽減してくれます。
 前席も後席も、その点は同じです。やはりシートの作り込みは、国産の遥か先を行っていますね。足元にも及びません。シートのためだけにメルセデスを選んでも決して後悔はしないでしょう。その位良いです。


↑ 後席にも、ちゃんとエアコンの吹き出し口があります。小さくてもさすがはメルセデスのセダンです。この当時からこうした点は手を抜かないのですね。これで後席も快適です。

 総評です。高速安定性、どっしりしたコーナリングは特筆できます。現在でも十分に高水準な走りです。多少出足は遅いですが、メルセデスとしてはと言うレベルで、国産の同クラスに比べれば十分に速い車だと思います。
 エンジンは4気筒の過給機付きなので、Eクラスの6気筒エンジンと比べると、多少がさつな印象ですが、それでも十分な静粛性を確保していますし、不快なバイブレーション等はありません。トルクもフラットで、扱い易いです。燃費も10㎞前後と上々です。
 現在は、値段もこなれており、非常にお買い得だと思います。メルセデスは、耐久性に優れているので、しっかり整備をすれば20年20万㎞は軽くいけます。デザインもオーソドックスなので、飽きが来ないですし、国産の同年代の車に比べて古さを感じません。ボディーサイズも日本に適したものですし、最初のメルセデスとして購入するにはうってつけだと思います。
 メルセデスに限らず、輸入車は、維持費は多少高いですが、メルセデスの場合、国産の1.5~2倍程度なので、現実的な範囲内だと思います。ディーラではなく、町の整備工場を見つける事が出来れば、格安で修理や整備が出来ると思います。オイルやタイヤ、ちょっとした消耗品はチェーン店のカー用品店でも交換できます。 初めての輸入車として、勢いで買っちゃっても、全然大丈夫だと思います。
 YANASEの代車として、数日の付き合いでしたが、結構好印象でした。