ハードロックを奏でよ!!

ロックな視点から...? 楽器、料理(グルメ)、車、育児、生き物等について、記していきます。

久七商店 カンパチ、マゴチ等を醤油「紫峰」で食す

2012年09月28日 03時58分54秒 | 魚料理

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 久七商店です。月に1-2回はコンスタントに通っています。今回はカンパチの若魚、所謂汐子(ショゴ)や、マゴチ、アジを購入しました。当日はほとんど魚が残っておらず、女将さんが、鰯はサービスで付けてくれました。

 カンパチはまだ若いながらも、癖の無いさわやかな味わいです。まぁ、定番商品なので、今までにも何度か食しています。40cmくらいの小さい固体だったので、1尾で700円くらいでした。

 今回の主役はマゴチでした。40cm程度の小さい固体ばかりだったので、3尾下ろしてもらったのですが、これが美味しいのなんの。照りゴチと言われ、照れば照るほど美味しくなるというマゴチですが、まさにその通りでした。最初は若旦那が「小さいので刺身には向かない」と難色を示していましたが、無理を言って捌いてもらい、大正解でした。弾力のある白身で、非常に強い甘みもあり、冬の平目に勝るとも劣らない逸品でした。食べながら、梅酢を買っておけば良かったと後悔しました。これを梅酢で食べれば、夏の暑さも吹き飛ぶ最高の肴になったのではないかと。白身好きには堪らない味でした。しかも激安で、3尾で600円弱でした。いいんですかね?1尾200円以下ですよ!

 このマゴチは、長男も大変に気に入ったようで、軽く醤油をまぶしたマゴチを酢飯の上に乗せて、マゴチ丼にして食べていました。長男曰く「甘みが口に広がって堪らない味」とのこと。将来酒飲み決定ですね。楽しみです。ちなみに、長男は、最初は刺身で食べたのですが、あまりの美味しさに、「酢飯が欲しい」と言い出し、「乗せて食べる」とのことで、急遽酢飯を作った次第です。なかなかのアレンジ力で、ちょっと感心しました。

 アジは、例によって、金谷沖の黄金鯵です。これももう定番です。生姜醤油をさっとまぶして酢飯に乗せれば、アジ丼の完成です。刺身で酒の肴にするだけではなく、おかずとしても大変優秀な食材です。

 鰯はマイワシでしたが、脂が乗って美味しかったです。女将さんお勧めのニンニク醤油でいただきました。アクセントに生姜も少々添えましたが、サービス品が最高の肴になりました。

 ちなみに、今回は醤油を新しいものにしてみました。紫峰という醤油です。この醤油、塩気が前面に出ながらも、まろやかでコクのある味わい深い逸品でした。僕の場合は、刺身に付ける場合は、やはりしっかりとした塩気が前面に出ないと美味しく感じないので、この醤油は、刺身に合うタイプだと思いました。興味のある方は、刺身の付け醤油として一度お試しになる事をお勧めします。

 ということで、今宵も酒が進みます。東京湾の恵に感謝です。

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↑ マゴチです。激安で激ウマ。言うことなしです。すばらしい!

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↑ 黄金鯵です。5尾捌いてもらったら、こんな量になっちゃいました。食べ過ぎですかね?でも我が家ではこの量が一食で無くなります。

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↑ マイワシです。脂が乗って大変美味しかったです。サービス品なのでタダです。

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↑ 醤油の「紫峰」です。茨城県土浦市の柴沼醤油というメーカーのものです。


千葉市ポートタワーの生き物

2012年09月28日 03時24分55秒 | 生き物

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 千葉市ポートタワーで、長男と一緒に生き物を探しました。海の生き物は豊富に居ることは分かっていますし、潮干狩りもしているので、陸上の生き物を中心に探しました。夏休みの間に2回行きましたが、その時の様子を紹介します。

 探せば居るものですね。バッタやセミや蝶等、昆虫がたくさん生息しています。また、公園内の池にはドジョウやアメンボ、おたまじゃくしが居ます。日頃は見向きもしない生き物たちですが、子どもには良い遊び相手のようです。長女も、長男の捕まえたバッタに興味津々でした。

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↑ ショウリョウバッタです。日本では最も普通に見られるバッタですね。7月中だったので、まだ羽が生えていない幼虫です。

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↑ ショウリョウバッタです。擬態していてどこにいるか分かり難いです。

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↑ イチモンジセセリです。都会でも普通に見られる蝶です。

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↑ アメンボです。アメンボはカメムシの仲間なので、臭いを出します。その臭いがアメのように甘い臭いなのでアメンボという名になったという説があります。

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↑ おたまじゃくしですが、何カエルのものかは不明です。おそらくアマガエルのものでしょうね。

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↑ ドジョウです。公園内の池にはこんな魚まで住んでいます。水深は10cmくらいしかないのですが、良く生きていけると感心します。冬をどうやって越しているのでしょうか?ちなみに、写真だけなので、種の同定はしていません。あしからず。

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↑ セミの抜け殻です。8月下旬だったので、ツクツクボウシがたくさん鳴いていました。この抜け殻がツクツクボウシなのかは不明です。他にもアブラゼミとミンミンゼミが鳴いていました。大きさから考えると、ツクツクボウシではなく、アブラゼミかミンミンゼミのものだと思われますが、どうなのでしょうかね。

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↑ ミノガの幼虫です。所謂ミノムシです。話は脱線しますが、この木はコナラの木のようですが、樹液は全く出ていませんでした。公園内には広葉樹も少しだけ植林されていますが、樹液の出ている木は全くありませんでした。樹液は、ボクトウガの幼虫やカミキリムシの仲間が木を食い荒らすことで出るのですが、まぁ、散発的にしか植林されていないので、ボクトウガの仲間やカミキリムシの仲間も寄って来ないのでしょう。もっと、クヌギやコナラを一箇所に固めて植林し、ダメもとでカブトムシやクワガタを寄せる努力をして欲しかったなぁと思います。こんな都会の真ん中で、カブトムシやクワガタが獲れたらワクワクしますね。まぁ、心無い人たちに、あっという間に獲り尽されちゃうと思いますが。


内房勝山から富士山に沈む夕日を望む

2012年09月26日 22時41分16秒 | 散歩

 内房勝山からは、天気が良ければ富士山を望むことが出来ますが、夏の終わりから秋にかけては、ちょうど富士山に夕日が沈む様子を見ることが出来ます。時間経過によって、様々に表情を変える夕焼けは、見ていて飽きません。

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↑ 富士山に夕日が沈みます。

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↑ しばらくすると、山の影が空に映って、後光が差しているような状態に。神々しい光景です。

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↑ 落ち着くとこんな感じになって、最後に暗くなります。


内房勝山大六海岸でカニ釣り

2012年09月26日 22時19分47秒 | 釣り・磯・干潟

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 別荘前の海、大六海岸で、長男とカニ釣りをしました。上の写真は仕掛けです。まぁ、仕掛けと言っても、さきいかを糸で結んで、がん玉を付けただけのものです。これをカニの前に落とし、ハサミで掴んだ所を一気に引き上げるという単純な遊びですが、子どもはもちろん、大人も熱中するくらい楽しいものです。

 カニの種類によって、釣れやすいものと、釣れ難いものがあります。気性が荒く、攻撃的でハサミの力が強いものが釣りやすいです。下の写真は、ショウジンガニとイワガニですが、ショウジンガニの方がイワガニよりも釣りやすいです。イワガニは穏やかな性格な上、ハサミの力も弱いので、餌をすぐに離してしまうのです。岸壁にはイワガニがたくさん居るのですが、なかなか釣れません。

 その点、ショウジンガニは、餌を垂らすと、すぐに飛びついてきて、餌を引っ張ってもなかなか離しません。足の力も強いので、岩から引き離すのが大変ですが、引き離してしまえば、比較的容易に岸まで持ち上げることが出来ます。ショウジンガニは数がそれ程多くはありませんが、見つければ釣れたも同然です。

 簡単な仕掛けに、さきいかの餌で出来て、半日遊ぶことが出来るので、ファミリーにお勧めの遊びです。

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↑ ショウジンガニです。長男が釣り上げました。通常真っ赤な体色なのですが、この個体は、海藻の間に居たためか、やや緑色です。

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↑ イワガニです。苦心の末、長男が意地で釣り上げた1匹。なるべく大きくて気性の激しい個体を狙うと良いようです。

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↑ 日が暮れてしまいましたが、イワガニをもう1匹追加。長男が掴むと泡を吹きました。


久七商店 地蛸

2012年09月25日 00時40分05秒 | 魚料理

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 熱海の実家に帰省するにあたり、何か土産でもと思い、久七商店で地蛸を購入しました。当日は風が強かったため、魚の入荷が全く無く、仕方なく地蛸と干物を買って行くことに。地蛸は昨日揚がったものを夜のうちに処理して本日から店頭に並んでいるものだとのこと。蛸は処理に時間が掛かるので、仕方ないですね。というか、おかげで今日購入できたのでラッキーでした。

 実家で刺身と、蛸飯にして食しましたが、結構なお味でした。蛸は関西の明石が有名ですが、東の横綱は大原の地蛸です。ですが、内房の地蛸も、なかなか美味です。まぁ、大原では、日本一の漁獲高を誇る伊勢海老をガンガン食べた蛸が揚がるのでしょうから、美味しいのは想像に難しくないのですが、内房は内房で、内湾に棲息するカニやエビを食して肥えているはずです。砂泥地では、ガザミやイシガニ等のワタリガニの仲間や、サルエビ、ヨシエビ等の小型のクルマエビ類が多く棲息しています。これらの甲殻類も、人間が食しているものですから、十分に美味しいものです。それを食べていると予想される、内房の地蛸も、十分に美味なものなのです。関西の明石だって、海の中はほとんど砂泥地ですしね。

 ちなみに、この蛸1匹丸ごとお買い上げで、2000円を切ります。びっくり価格ですね。激安過ぎて申し訳ない感じです。

 ちなみに、干物の方ですが、キンメとアジを購入しました。店頭で干している自家製ですので、大変に美味でした。そちらを買うのもお勧めです。

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↑ 丸ごと1匹のお買い上げです。足は刺身に、頭は蛸飯にと、大活躍です。普通の家族なら、これ1匹で4~5回楽しめますよ。小分けにして冷凍しておけば大丈夫だと、久七商店の若旦那さんが言ってました。ちなみに、烏賊は杯で数えますが、蛸は匹で数えるのが一般的なようです。


内房勝山漁港でカニ取り

2012年09月25日 00時06分36秒 | 釣り・磯・干潟

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 8月中旬の某日、勝山漁港でカニ取りをしました。別荘から歩いても行けるのですが、夜だとちょっと億劫なので、車で行きました。

 岸壁を懐中電灯で照らすと、あちらこちらにイシガニが居るのが分かります。このイシガニですが、泥を吐かせてから味噌汁にすると美味です。イソッピ(ショウジンガニ)のような濃厚さはありませんが、あっさりと癖の無い出汁が取れます。イソッピの濃厚な出汁も良いのですが、イソッピはすばしっこいので、獲るのが大変です。その点、このイシガニはイソッピほど動きが早くないので、子どもでも十分獲ることが出来るので、ファミリーには格好のターゲットです。

 上の写真がそのイシガニです。大きさは大人の手のひらくらいでしょうか。もう少し大型化しますが、簡単に獲れるのは、このサイズですね。当日は1時間ほどで、10匹取れました。ただ、泥を吐かせるためには、数時間海水につけて置かないといけないのですが、当日はちょっと面倒に感じたので、全て逃がしました。

 まぁ、夕涼みがてら、長男の遊びに付き合ったという感じですね。それと、当日はバチ抜けがあり、漁港内は、魚が大量に押し寄せていましたが、バチ以外の餌には見向きもしないので、サビキでは全く歯が立ちませんでした。長男がマイワシを1尾釣りましたが、それで終了です。あと、サルエビがフラフラと泳いでいるのを妻が見つけて捕獲しました。しかし、1尾では何ともならないので、こちらもリリースしました。下の写真です。

 これから秋にかけて、夜の漁港ではイシガニが簡単にタモ網と懐中電灯で捕獲できます。子どもはもちろん、大人も結構夢中になれますし、食べれば美味しいので、お勧めですよ。

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↑ サルエビです。食べれば美味しい、東京湾ではお馴染みのエビですね。

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↑ 最終的にバケツはこのような状態に。 


熱海海上花火大会

2012年09月24日 23時36分12秒 | 花火

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 長男の夏休みに、熱海の実家に帰省しました。自分の親は終の棲家として熱海を選びましたが、自分の住んでいる千葉市からは正直遠いです。以前居た御殿場よりも遠いので、行くのが大変です。まぁ、もっと実家が離れている人もたくさん居ますので、自分はマシな方だとは思いますが。

 自宅にかけ流しの温泉があり、2階のベランダからは熱海海上花火大会が見られる、絶好のロケーションで、海にも歩いて20分くらいの場所なので、まぁ、良い場所だとは思います。しかし、熱海は坂が多く、海まで歩くのは結構大変です。津波の心配はなさそうですが。

 帰省期間中に、花火大会があったので、皆で2階のベランダから見ました。親族だけで見られるので気兼ねが無く、地面で見るよりも、いくらか蚊の攻撃も少なく、快適に見ることが出来ました。長男も長女も初めての熱海海上花火大会でしたので、その迫力に大喜びでした。

 熱海市観光協会のHPによれば、熱海は3方を山に囲まれており、花火の音がすごく良く響くとのことです。日本一音の良い花火会場との触れ込みでしたが、とにかく低音が腹に響き、触れ込みに偽りなしでした。

 花火の後で温泉に入り、疲れを流し、別荘の勝山から持参した房総の地蛸を肴に酒を飲みました。子どもだけでなく、親の方も少しは楽しませてもらわないと。

 ちなみに、千葉市の自宅3階のベランダから、以前は千葉市花火大会が見えたのですが、今年から会場が幕張に移ってしまったので、もう自宅から見ることはできません。また、ポートタワーの会場でやるようになって欲しいのです。ベランダでBBQをしながらのささやかな楽しみだったのですが、残念です。長男は2回見ていますが、長女は一度も自宅から花火大会を見ることが出来ませんでした。今後は、実家で見るしかないですね。

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↑ 最後のクライマックス。大玉の花火がものすごい迫力で連発されます。一瞬空が明るくなり、音で、窓ガラスがビリビリ鳴るくらいです。


富士山の5合目で

2012年09月24日 23時05分20秒 | 

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 長男の夏休みに、熱海の実家に帰省し、その帰りに富士山の5合目にドライブがてら行ってきました。

 既に夕方で、暗くなっていましたが、長男は初めての富士山に大喜びでした。5合目までは車で普通に登って来られますが、5合目に近付くと、傾斜は厳しくなるし、空気は薄くなるしで、車には過酷な状況なのですが、V350は力強くグイグイと登ってくれました。

 途中で、鹿が道に出てきました。家族でびっくりです。車を怖がることもなく、普通に道端で草を食べていました。轢かれなければ良いのですが。残念ながら、写真に撮るのを忘れてしまいました。

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↑ 富士山5合目から御殿場市内を望む。


セミの羽化

2012年09月21日 14時09分02秒 | 生き物

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 長男の夏休みの自由研究の一環で、セミの羽化を観察しました。勝山でカブトムシやクワガタを捕まえに灯下採集をしている時に、セミの幼虫が道路をノコノコ歩いているのを見つけて長男が捕まえました。折角なので、羽化を観察することに。当日は千葉市の自宅に帰る日だったので、勝山からはるばる千葉市まで連れて帰っての観察になりました。上の写真は羽化の体制に幼虫がなったところです。

 直前にネットで調べたところ、セミにとって羽化は大変な作業のようで、結構失敗することもあるようです。虫かごの中で羽化させるのは本当は難しいのですが、羽化が終わった時に、オシッコをする事もあるので、虫かごの中で羽化させることにしました。

 羽化が始まる前は、周囲を暗くしないと羽化しません。一旦羽化が始まれば、明るくしても大丈夫です。今回は、車の中で羽化の準備に入ったので、その辺りはクリアされたようです。自宅に着いたら既に羽化の準備が完了していました。

 最初何も考えずに割り箸につかまらせましたが、本当はタオルのように、爪に引っ掛かるものの方が良いようです。調べる前にセミの幼虫が割り箸につかまってしまったので、今回はこのまま続行しました。垂直よりも、ややオーバーハング気味につかまらせた方が良いようです。

 しかし、オーバーハング状態になっていたのは良いのですが、やはり割り箸では滑りやすく、幼虫が羽化の最中に落下してしまいます。悲劇です。タオルにつかまらせてリカバリーを図りましたが、右の羽に若干の損傷を受けてしまったようです。

 しかし、最小限の損傷で食い止められて良かったです。本来、羽化の最中に落下した個体は、ほとんど死んでしまうようですから、リカバリー出来たのはラッキーです。多少右の羽が曲がってしまいましたが、軽微な損傷で抑えられた事で、飛行にはあまり問題なかったようです。勝山出身のこの個体は、翌朝元気に千葉市の空に飛び立っていきました。

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↑ 背中が少し割れてきました。

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↑ グッと反り返って抜け出そうとしています。羽も出てきました。

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↑ 落下してしまいました。大ピンチ!

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↑ タオルにつかまらせたら、自力で登ってきました。頑張れ!

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↑ タオルにつかまって落ち着きました。羽も伸びてきて、ここまでくれば一安心です。緑色に透き通っていて、本当に美しいです。長男も感動していました。この段階で、10時に近い時間でしたので、長女は眠くなって既に寝ており、見ることは出来ませんでした。長男もそろそろ限界です。

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↑ 少し色が付いてきました。色の付き方から、この個体がアブラゼミである事がわかりました。幼虫の状態だと、主の判別は難しいですね。

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↑ 色が少し濃くなってきました。この辺りからは変化に時間が掛かるようになります。ここで長男もリタイアして、寝てしまいました。

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↑ 随分色が付いてきました。ここまでくると、完全にアブラゼミだと分かりますね。これで翌朝まで乾かせば飛び立つことが出来そうです。

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↑ 翌朝の様子です。長男がベランダから外に出してあげたら、元気に飛び立っていきました。正直ホッとしました。

 

 

 


カブトムシ、クワガタ採集(内房勝山)

2012年09月20日 14時43分43秒 | クワガタ採集

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 夏休みといえば、カブトムシ、クワガタの採集でしょう。内房勝山周辺では、カブトムシやクワガタが採集できます。上の写真は、カブトムシの飼育ケースの様子です。

 カブトムシやクワガタの採集といえば、クヌギの木で、樹液が出ている場所を探し、夜にその場所へ行ってみるというのがオーソドックスですが、夏の雑木林にはスズメバチがおり、怖くて子どもと一緒に近付くことは出来ません。佐久間ダム周辺の雑木林に一度偵察に行ったら、車がスズメバチの襲撃に遭い、車を降りると命の危険がある状況になってしまいました。一説では、スズメバチは夏から秋には攻撃的になっており、黒い色を狙うとのこと。それは天敵である熊を攻撃するようにプログラムされているからだそうです。当方の車は、メルセデスV350(黒)、ミニクーパークラブマン(黒)と、2台とも黒いので、雑木林への接近すらままなりません。集団でコンコン車にアタックしてきて、背筋が凍るような恐怖を覚えました。

 更に、雑木林にはクモの巣がつき物。自分はどうしてもクモが苦手なので、ちょっと厳しいです。自分が子どもの頃には、決死の覚悟で、スズメバチやクモの攻撃をかわしてカブトムシやクワガタをゲットしたものですが、大人になると、どうしても分別が付いて、そうした危険に立ち向かわなくなります。これは仕方ないですね。子どもを守るという意味もありますし。

 ということで、樹液での採集は諦め、灯下採集に徹することにしました。灯下採集とは、読んで字のごとく、電灯の下に集まるカブトムシやクワガタを労せずゲットしようというものです。これならスズメバチにもクモにも遭うことなく、楽々カブトムシやクワガタを捕まえることが出来ます。

 カブトムシやクワガタの採集のピークは、7月下旬から8月中旬までです。クワガタは7月中が良いようですね。房総では、8月に入ると、カブトムシばかりになってしまいます。カブトムシも8月上旬にはオスが多く、8月中旬以降はメスが多いようです。南房総では、数は少ないながらも、6月から9月までは、カブトムシやクワガタを採集可能なようですが、6月や9月は、たくさん居る場所を知っているベテランの人でないと難しいように思います。特に灯下採集では、10箇所くらい見回って1匹も居ないと、やる気が失せますので、上記ピーク時に行く事をお勧めします。ちなみに、一部マニアは、5月の連休明けから採集に出かけ、10月一杯まで探しているようです。カブトムシやクワガタって、夏休み中しか居ないものだと思っていましたが、認識を新たにしました。

 電灯は、白い色のものが良いようです。黄色い電灯にはほとんど集まってきません。一説にはカブトムシやクワガタは月に向かって飛ぶので、月の光と似た波長の光に集まるとのこと。真偽の程は確かではありませんが、経験上、白い電灯にしか居ないように思います。

 時間帯は、夜7時半頃に暗くなってから、夜10時頃までが良いようです。それを過ぎると格段に数が減りますし、電灯は道路にあることから、折角電灯の下にいたカブトムシやクワガタも、車に轢かれてしまい、採集できなくなってしまいます。なので、ゴールデンタイムは夜8時から10時頃という感じですね。

 今年は、長男が初めてカブトムシやクワガタを捕まえたいと言い出したので、自分もウン十年振りに捕まえに行くことにしました。そのため、ブランクがあり、勘も鈍っておりまして、7月中のクワガタシーズンは、ほとんど成果を出すことが出来ませんでした。そのため、採集できたのはコクワガタばかり8匹です。別荘周辺の電灯の下を、夕食後に長男と一緒に歩いて見て回るだけでしたので、探す電灯の数も少なく、成果はイマイチでした。

 これでは父の威信に関わるので、8月に入り、カブトムシシーズンになると、車で電灯の下を広範囲に探す方向に切り替えました。格好付けるために父も必死ですよ。結果、オス6匹、メス12匹を捕まえることが出来ました。飼育ケース3つに分けて飼育することに。

 長男は大喜びですが、結局世話は父がするハメに。毎日餌を取替え、霧吹きで水をやるという地道な作業を毎朝するのはかなりしんどいです。しかし、生き物なので、長男に任せて死なせてしまうわけにもいかず、長男にはちゃんと世話するように毎日言いつつも、小1ではちゃんと世話は出来る訳も無いかと諦めました。しかし、そこは命の大切さを教えるため、毎日長男には世話に付き合わせ、ゼリーの蓋を外したり、カラを捨てたりという簡単な作業はやらせました。しかし、当たり前ですが、自分だけでやった方が早いので、一緒にやる方が大変です。

 今年は、ウン十年振りというブランクを埋める感じのシーズンでしたので、来年は、7月からしっかり飛ばしていこうかと。ノコギリクワガタやミヤマクワガタのオスを長男に見せてあげるまで頑張ろうと思います。カブトムシやクワガタはペットショップで買うものだという認識を息子に持たせる訳にはいきません。都会っ子はこれだから困る、、、って子にはしたくないですからね。ということで、全国の男の子が居るお父さん方の助けになればと思い、記事を書いてみました。

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↑ コクワガタのオスです。7月下旬頃に捕まえました。房総のコクワガタは大きいです。自分が幼少期を過ごした静岡県御殿場市では、もう一回り小さい固体が多かった記憶があります。何でも房総サイズって感じですね。

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↑ コクワガタのメスです。7月下旬に採集しました。

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↑ コクワガタのメスです。7月中旬に採集しました。日中散歩していてたまたま見つけたものです。これを捕まえたおかげで、この夏カブトムシやクワガタを追いかける事態になってしまいました。

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↑ カブトムシです。ガムシが1匹紛れ込んでいます。8月上旬に採集しました。1時間ほど電灯の下を車で回ればこの通りです。鋸南町には、まだまだ自然が残されています。この時期はオスが多いです。

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↑ カブトムシです。8月下旬に採集しました。この時期はメスが多いです。8月もあと数日で終わるという日に採集したので、電灯の下にはコオロギがいることも多く、夏が終わり、秋が来る気配がしていました。カブトムシのシーズンも終わりですね。


内房勝山大六海岸の水中写真(温帯の魚編第1弾)

2012年09月15日 16時02分30秒 | 水中写真

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 水中写真の記事です。今回は熱帯魚ではなく、普通に東京湾に居るお馴染みの温帯の魚たちを紹介します。上の写真は黒鯛です。本来は濁りが入った場所を好むため、写真のように水の透明度が高い日には小さいものしか居ません。しかも警戒心がバリバリなので、なかなか近くで写真を撮らせてくれず、結構苦労します。しかし、黒鯛でも、透明度のある水の中で写真に撮ると、美しいです。

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↑ ウミタナゴです。この辺りの磯の主役ですね。彼らの姿を見るとほっとします。釣りでもお馴染みですし、磯をにぎやかにしてくれています。

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↑ クロサギです。この魚は岩礁交じりの砂泥地に住んでいます。底棲生物をついばむようにして食べています。釣りではあまり馴染みがありませんが、シュノーケリングをしているとかなりの数のクロサギを見ることが出来ます。あまり釣れないのは、岩礁周りで底棲生物を食べているので、浮き釣りでは底まで狙わないと釣れませんし、投げ釣りでは岩礁での根掛り覚悟でないと釣れないからではないかと思います。警戒心も薄く、結構近くまで寄ることが出来る魚です。

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↑ カマスの稚魚です。写真だけだと種類の同定は困難ですね。イカナゴにも見えます。ですが、イカナゴは砂の中で夏眠するので、真夏に泳ぎ回っているこの魚はカマスではないかと。群れも小規模ですし。大きくなれば、ルアーで釣れます。この辺りでもメタルジグを適当に投げていると食らい付いてくることがあります。それなりに数も釣れるので、楽しいです。

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↑ ボラです。もうお馴染みの魚ですね。釣りでも黒鯛の外道として有名です。が、狙って釣ろうとすると以外に難しい魚です。あちこちで見かけるのですが、口が小さいのでなかなか針に掛かりません。水中では銀色に輝いて美しいです。この個体は40cm程の中型の個体です。彼らも黒鯛同様濁りが好きなので、透明度の高い日には小型のものしか見かけません。

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↑ シロギスです。この群れは10cm程度の小型の個体で構成されています。所謂ピンギスというやつです。秋になると、彼らが10cm~15cm程度に成長して、数が釣れます。天ぷらで食べると最高ですね。捌くのが面倒ですが。水中ではパールピンクで本当に美しい魚体です。水深も30cmあれば居る可能性があります。

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↑ クロイシモチです。イシモチと言っても、ニベの仲間ではなく、ネンブツダイに近い仲間です。つがいで、卵を守っているところだと思われます。

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↑ アイゴの稚魚です。右下にいるのはニジギンポですね。アイゴは大きくなると、釣りでもお馴染みのまだら模様の魚体になるのですが、稚魚の時にはオレンジ色で熱帯魚のようです。背びれに毒があるので触るのは要注意です。まぁ、温帯に住む魚の中では、割りと高温水を好むようですので、熱帯魚のような色も納得です。東京湾では、南に行くほど良く見るようになります。館山辺りでは、秋になると30cm以上に育ったアイゴが竿を引き絞ってくれます。

 今回は、温帯の魚を中心にご紹介しました。温帯の魚でも、透明度の高い水の中では美しいものです。東京湾も、本来はもっと美しい海だったのだと思います。干潟を守り、底棲生物に思う存分水質を浄化してもらえるようにしなければなりませんね。また、水中写真を順次紹介していきます。


久七商店 ムツ&メジマグロ

2012年09月14日 23時33分47秒 | 魚料理

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 久し振りの久七商店です。当日は夏本番の7月下旬でした。夏ですが、ムツの良いものが入荷されていたので即買いしました。金目鯛の良いものも入荷していたのですが、ムツは久しく見ていなかったので、そちらを買うことに。上の写真がムツの刺身です。夏場ですが、脂も十分乗っており、甘みのある独特の味は健在でした。金目鯛よりもあっさりしていて、僕は非常に好きなネタなのですが、巡り会わせが悪く、なかなかお目にかかれなかった次第です。久七商店の女将さんの話では、実際には金目鯛程ではありませんが、それなりにコンスタントに入荷している模様です。

 それと、当日はメジマグロの良いものも入荷していたので、そちらも腹節を購入。下の写真です。この時期としては大きな個体です。釣りか延縄で仕留めるものかと思っていましたが、何と定置網に入るとのこと。ということは、岸から見える場所に回遊してくるということです。知りませんでした。大き目の個体なので、脂の乗りも十分で、中トロ程度のものは取れる状態でした。味の方は、もう間違い無しです。長男の大好物なのですが、さすがに写真の量があれば、親の方も少しは頂く事ができました。

 それと、僕の大好物のイカですが、当日はスルメイカだけの入荷でした。期待していたダルマイカもアオリイカも入荷無し。ですが、この時期のスルメはなかなか美味とのことで、試しに購入しました。身を刺身に、ゲソとミミを肝焼きにしました。刺身の方は、思ったよりも柔らかい食感で、甘さもしっかりと感じられ、それなりに美味しく頂けました。しかし、やはりそこは所詮スルメなので、ダルマやアオリには勝てません。ですが、スルメにも、彼らに対抗する手段はあります。肝ですよ。刺身で頂く事も可能な鮮度でしたが、そこは思い切って肝焼きに。バターと醤油で軽く味を調えてあげれば、最高の肴に変身します。もちろん日本酒でもOKですが、ビールのつまみにも最高です。

 いやはや、当日は最高の夜でした。

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↑ メジマグロの刺身。赤身はクロマグロらしい鉄のさわやかな酸味が味わえました。手前側に写っている部分が、腹のトロの部分ですが、まぁ、中トロとは言っても良いレベルの脂の乗りでした。半分は小1の長男の腹の中に納まり、残りの半分を妻と分け合いました。長女はまだ1歳半なので生ものは食べられませんが、食べるようになると、この量でも足りないかもしれません。

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↑ スルメイカの刺身。スルメでも時期と鮮度によっては十分美味しく頂けることを証明してくれました。

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↑ スルメイカの肝焼きです。どちらかと言えば、刺身よりもこちらの方が楽しみでした。フライパン1つで作った手抜き料理にも関わらず、期待を裏切らない、最高の味でした。肝の濃厚な味とバター醤油の風味が絶妙です。これだけは、刺身とは別に、ビールで頂きました。刺身はもちろん日本酒ですよ。


内房勝山大六海岸の水中写真(熱帯魚編第1弾)

2012年09月08日 15時58分46秒 | 水中写真

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 夏が終わりました。残暑は厳しくまだ秋には程遠い感じではありますが。夏の間に長男と一緒に撮り溜めた水中写真を紹介して行こうと思います。前にも書きましたが、この夏で、数百枚どころか千を超える写真を撮りましたので、整理も大変でした。そのため、ごく一部を順次紹介していく感じになります。

 撮影場所は全てタイトル通り、内房勝山の大六海岸です。この海岸は大変静かな入り江です。岸壁が封鎖されて駐車場も少ないためか、観光客も少なく、ファミリーが遊ぶのには最適な海岸です。海の家も無いので、にぎやかな海岸がお好みの方は来ても意味がありません。個人的には、大騒ぎしたいだけの人、ジェットスキーを我が物顔で乗り回す人、刺青をしている人たちには来て欲しくないので、駐車場が減ったことは好都合です。近隣の保田海岸や勝山海岸は駐車場も十分にあるので、そういう人たちはそちらに流れているようです。大変良い傾向です。

 上の写真は、ソラスズメダイの群泳シーンです。ソラスズメダイは熱帯魚のイメージが強く、東京湾で見ることが出来ると思っている人は少ないように思いますが、実際にはかなりの数が生息しており、冬を越す個体も居るようです。これ程の群泳を見られるのは、さすがにこの辺り、つまり鋸山周辺までが北限だと思いますが。当日は若干透明度が低い日だったので、背景がぼんやりしているのが残念ですが、ブルーの美しい魚体は何度見ても良いものです。

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↑ ソラスズメダイの拡大写真です。水深の浅い岩礁には、こうした稚魚たちが生息しています。驚くとすぐに岩陰に隠れてしまうので、写真に撮るのはなかなか大変です。尾が黄色いのが良く分かります。本当に綺麗な魚ですね。勝山周辺では夏から秋にしか見かけませんが、東京湾口部の館山辺りまで行くと、冬に大きくなった個体を見ることが出来ます。坂田では、サビキで釣れ、びっくりしたことがあります。

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↑ ミヤコキセンスズメダイです。ソラスズメダイに似ていますが、魚体の上部だけが青く、下部はオレンジ色であることから区別できます。この魚は、南国から、黒潮に乗って流れ藻と一緒に東京湾にたどり着きます。しかし、ソラスズメダイよりも熱帯性で、残念ながら東京湾では冬を越ない死滅回遊魚と言われています。低水温で死んでしまう可能性が高いとは思いますが、何とか生き延びて欲しいですね。良いのか悪いのか分かりませんが、この10年で東京湾の水温は3℃も上昇しているようなので。

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↑ オヤピッチャです。こちらも流れ藻に乗って南国から東京湾にやってくる魚です。元死滅回遊魚でしたが、東京湾の水温上昇によって、近年は越冬可能になっているようです。坂田では、冬でもサビキで普通に釣れます。美しい黄色と黒の横縞の魚で、南国ムードたっぷりです。名前も沖縄っぽいというか、いかにも南国の魚って感じですね。

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↑ チョウチョウウオです。ゴミと一緒に写ってるのが東京湾っぽいですが、心が痛みます。こちらもミヤコキセンスズメダイと同様に、東京湾では死滅回遊魚ですが、一部情報では館山周辺で越冬することもあるとのこと。この個体も頑張って生き残って欲しいですね。

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↑ カゴカキダイです。こちらは熱帯魚と言えるかどうかわかりません。茨城や東北辺りまで生息しているようなので。ですが、見た目は熱帯魚そのものです。黄色に美しい縦じま模様で、磯を華やかにしてくれます。勝山周辺でも越冬しています。真冬でも時々漁港で見かけますし、サビキ等で釣れることもあります。以外にも食味は良いそうで、塩焼きで食すると、脂が乗った淡白な白身で美味しいそうです。

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↑ ニセカンランハギです。聞きなれない名前ですね。魚種を同定するのが大変でした。何しろ普通の図鑑には載っていませんので。ネットは本当に便利です。ありとあらゆる情報が載っていますからね。図鑑よりも詳しいです。この魚は、黒地に黄色い尾、腹鰭の青いラインが美しいです。熱帯を意識させる美しい魚ですね。さんご礁に生息している魚のようです。一部情報では、関東でも深場で越冬するとのことです。東京湾ではどうなのでしょうか?近年の水温上昇で、この魚も越冬可能になっているのかもしれません。

 内房勝山大六海岸の魚たちの水中写真を一部ですが紹介しました。今後も少しずつ紹介していきます。東京湾も捨てたものではありません。これらの魚たちと、シュノーケリングで簡単に会うことが出来ます。こうした魚たちに会うと、この自然を保護して子どもたちに残してあげたいと思いますね。この辺りでシュノーケリング等する方は、磯を荒らさないようにお願いいたします。