ハードロックを奏でよ!!

ロックな視点から...? 楽器、料理(グルメ)、車、育児、生き物等について、記していきます。

Gibson J-185EC Hi-Performance Model

2017年12月30日 15時11分12秒 | ギター

 Gibson J-185EC Hi-Performance Model ギブソン J-185EC ハイパフォーマンスモデル です。ハイパフォーマンスシリーズの先行量産型になるようで、現在はカタログには載っておりません。

 J-185ベースなので、スペック的にはほぼJ-185ECと変わりません。スプルーストップにメイプルサイド・バック、メイプルネックでスケールはミディアムスケールです。指板は、エボニーの代替品であるリッチライトです。今、エボニーを使用すると、値段が跳ね上がってしまうので、仕方が無いところですね。弾き心地はエボニーと遜色ないです。

 シースルーブラックの塗装がシックでクールな雰囲気です。ペグはグローヴァーのロトマチックで、チューニングも安定しております。ゴールドのペグなので、ゴージャスです。

 カッタウェイのアコギは、オベイションのコレクターズシリーズしか持っていなかったので、Gibsonのカッタウェイを探していたのですが、完全にルックスに一目惚れして衝動買いしてしまいました。

↑ ボディートップの様子です。基本設計はJ-185ECです。スプルーストップにAAAグレードのフレイムメイプルのサイド・バックです。塗装以外はノーマルのJ-185ECとの違いは見つけられない程度ですね。

↑ オレンジラベルにモデル名が記されています。

↑ ブリッジもリッチライトのようです。エンドピンは白のプラスティックのものが標準で装備されています。サドルは牛骨ですが、最初からかなり低めにセッティングされています。ハイパフォーマンスの名に恥じぬ演奏性が確保されています。

↑ ボディー裏です。トランスルーセントブラックの塗装なので、肉眼だと、うっすらとフレイムメイプルの木目が見えるのですが、写真では分かりにくいですね。

↑ 指板です。リッチライトの指板は初めてでしたが、エボニーとの差は感じませんでした。見た目はやはり若干の違いがあります。木目が無いので、ちょっとだけ違和感がありますね。天然木に比べれば、性能面ではメリットしかないように思いますが、気分的にはやはり天然木の方が良いかなぁ...と。

 スリムテーパーのネックなので、演奏性は抜群です。エレキギターと比べても遜色ないです。その上、極限まで弦高が下げられているので、自分が所有している同じGibsonのミディアムスケールモデルであるハミングバードやJ-45と比べると、異次元の演奏性です。

↑ ネックです。極薄のネックですね。握り心地は、レスポールのスリムネックよりもSGのスリムネックに似ています。まぁ、個人的な感覚なのですが。

↑ ヘッドの様子です。クラウンインレイとゴールドのペグがゴージャスな雰囲気です。トラスロッドカバーのCustomの文字が格好良いです。

↑ ヘッド裏です。カスタムショップのロゴが刻印されています。

↑ プリアンプは、L.R.Baggs製の物が搭載されています。シンプルで使い勝手の良いプリアンプです。

 総評です。ミディアムスケールのスリムネックに、極限まで下げられた弦高によって、抜群の演奏性を誇ります。カッタウェイによって、ハイポジションの演奏性も確保されています。L.R.Baggsのプリアンプも搭載されており、Liveでは相当活躍してくれると思います。

 生音ですが、メイプルサイド・バックのキレの良い音がします。カッタウェイボディーなので、ボリュームは若干抑え目ですが、音質はGibsonの名に恥じぬ物です。煌びやかでありながら、必要以上に自己主張しない感じの音で、弾き語りでもバンドでも、ボーカルの邪魔をせず、心地よい音を響かせてくれると思います。正直生音はあまり期待していなかったのですが、さすがはGibsonというところでしょうか。

 自宅で弾く際には、このくらいの音量が丁度良いです。オベーションのコレクターズシリーズよりも若干大きい音ですが、ハミングバードやJ-45に比べれば小さいので、戸建てであれば、思いっきり自宅でかき鳴らしても、それ程近所迷惑にはならないと思います。

 今回は、久し振りにギターの記事を書いてみました。ブログの名にマッチした記事もたまには書かないといけませんよね。


メルセデスベンツ A180 Mercedes-Benz A180

2017年12月17日 01時39分05秒 | 

 メルセデスベンツ A180 Mercedes-Benz A180です。V350の車検の際の代車です。かみさんが初代のA160に乗っていたので、このA180も若干気になっておりました。初代とは全く違う車になっております。見た目からローアンドワイドで、非常にスポーティーです。走りもかなりスポーティーでした。

↑ サイドビューです。グレードもSportなので、ホイールもスポーティーなデザインです。

↑ タイヤはかなり扁平です。乗り心地にも大きく影響しておりますが、ゴツゴツしてどうにもならないという程ではありません。

↑ リアビューです。オーソドックスなハッチバックスタイルで、使い易そうです。テールランプが印象的ですね。日中は良く分かりませんが、夜間にライトを付けると格好良いです。

↑ フロントも精悍です。

↑ 給油口はこちら側です。

↑ 前席の様子です。シートに赤のステッチが入っており、スポーティーな印象です。シートは日本車に比べると大振りですが、メルセデスとしては若干小さい気がしました。座り心地は悪くないのですが、座面がやや小さい印象で、ひざ下までしっかりとサポートしてくれる感じではなかったです。少々残念。背もたれのサイズは問題ないです。

 シートは手動ですが、調整の可変域は十分確保されており、ステアリングのチルト機構の可変域も十分です。適切なドライビングポジションを取ることが可能です。

↑ 助手席側です。

↑ コックピットは非常に精悍なイメージで、ドライバーをやる気にさせます。実際に走りはかなりスポーティーで、従来の安定志向のメルセデスではないですね。もちろんBMWのようなガッチガチの走りではないですが、それなりに固められた印象です。

↑ ひじ掛けもカップホルダーも備えております。あるはずのシフトレバーが無いです。すっきりはしますが、ちょっと違和感あり。

↑ 前席のドアです。近年のメルセデスは、パワーウィンドウのスイッチ類もドアに装備されております。軽量化の影響か、閉めた際に、以前のメルセデスのようなボンッという重厚感は無いですが、剛性感は十分に感じられる程度の重みはあります。

↑ スイッチ類の拡大。

↑ ワイパーのスイッチはウィンカーの操作を兼ねております。当然ステアリングの左側にあります。

↑ ステアリング左側のウィンカースイッチの下には、クルーズコントロールのスイッチがあります。ディストロニックプラスというシステムが組み込まれております。前車追従型の非常に便利なクルコンです。

↑ ステアリングの右にはシフトレバーがあります。先述しましたが、センターコンソールではなく、この位置にあるのはかなりの違和感です。まぁ、慣れの問題なのでしょうが。センターコンソールにシフトレバーが無いので、そちらは非常にすっきりしており、使い易いです。

↑ ステアリング越しにインパネを望む。

↑ インパネです。非常にオーソドックスで落ち着きます。すっきりしていて、メルセデスらしいデザインです。好印象。

↑ エアコンやオーディオの操作系は若干ごちゃごちゃした印象ですが、使い難くは無いです。

↑ カーボン調のパネル。

↑ カップホルダーはちゃんと2名分あり、オーディオや空調の操作が出来るダイアルが備わっております。慣れると使い易いです。12Vの電源もあります。

↑ ライトのスイッチは伝統のダイアル式。近年のメルセデスの特徴で、ライトは消すことが出来ません。AUTOモードがあるだけです。で、このオートライトですが、ちょっと暗くなると、すぐに点灯してしまいます。それから、フォグランプはボタンになりました。ダイアルスイッチを引き出す、従来の方がブラインドタッチがし易くて、機能的だったと思います。パーキングブレーキは足踏み式で、ここにリリースレバーがあります。上位車種と同じ操作系ですね。

↑ グローブボックスは十分な容量を確保しています。車検証もすっぽり収まります。

↑ 後席です。ハッチバックの割には広いです。大人でもゆったりと座れます。こどもなら十分な広さだと思います。開口部も広く取ってあり、乗り降りも不自由しません。

↑ 後席のドアです。ほぼ90度に開きます。

↑ 後席にはエアコンの吹き出し口がありません。これだと夏場の日中はきついかもしれませんね。後席の真ん中はひじ掛けになります。カップホルダーもここに2名分確保。

↑ 全席入り口のメルセデスのロゴが格好良いです。

↑ トランクは十分な容量です。家族4人での小旅行くらいなら十分対応できると思います。

↑ ラゲッジルームの開口部は若干狭めです。もう少し広ければ使い易いのですが、デザインとの兼ね合いですかね。

↑ 電子キーです。普通に差し込むタイプです。持っているだけでエンジン掛けられるタイプではありません。

 

 総評です。動力性能はそれなりですが、実用面での不満は全くないレベルです。ハンドリングもメルセデスにしてはクイックな印象で、運転していて楽しいです。後席の実用性も十分で、ラゲッジルームも広く、ファミリーカーとしての実用性はちゃんと確保してあるところが、さすがメルセデスです。

 スポーティーな乗り心地ですが、メルセデスらしく高速域での直進安定性は抜群で、路面の凹凸も安定して乗り越えます。静粛性もこのクラスとしては十分です。BMWのようなガチガチの走りではないので、よほど乱暴に走らなければ、車酔いするような事もありません。燃費は、満タン法で1リッターあたり12~13㎞程でした。燃料はハイオクですが、これだけ走ってくれれば十分だと思います。

 このクラスは、やはり欧州車に一日の長があるように思います。日本車はコンパクトクラスになると、どしても安っぽくなってしまい、一見煌びやかに見えても、質感はチープです。ブランドイメージでも完全に出遅れているので、日本のメーカーはもうちょっと頑張って欲しいと思います。国産車も近年はそれ程割安でもなくなっていますので、このままだと、コンパクトクラスは欧州勢に駆逐されてしまうと思います。

 ということで、メルセデスのコンパクト、Aクラスは、本当に優等生ですね。かみさんのBMWの1シリーズより、実用面では勝っており、走りは安定志向ながら、ちゃんとスポーティーな雰囲気は備えていて、完成度が高いです。スポーツ走行でも、ファミリーユースでも十分に対応できる懐の深さを備えております。