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マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

「ターナー 風景の詩」展のこと

2018-07-01 23:52:50 | お勧め
新宿の損保美術館で開催されている「ターナー展」のことを書こうと思っている間に、会期が今日7/1までになってしまいました。
…と書きかけているうちに寝てしまって、結局、東京開催は終わってしまいました。
この後は、郡山に巡回されるようですが…。
ターナー展は何度も開催されていますが、そのたびに違う絵を見ることができ、いろいろ発見があります。
今回は小さい絵が中心で、ブリューゲルのように細かい描写が素晴らしく、感動でした。
特に、ヴィニエットと言われる詩の挿絵は、とても小さいけれど細かい部分もきちんと描かれていて、かわいいと言うか美しいというかすごいと言うか、そんな感じでした。

気に入った絵のうちの数点を。

ル・アーブル

ル・アーブルは、セーヌ川河口の町で、その後印象派の始まりとなったモネの「印象日の出」が描かれた地でもあります。

ヴェスヴィオ山とサン・サルヴァトーレ修道院


ハイスの眺め、ケント

ハイスはイングランド南東部ケント州にある町です。
イギリス軍の兵舎があり、軍人さんたちが細かく色鮮やかに描かれていて、印象に残りました。

古都ブレゲンツの眺め

水彩画ですが、だんだんぼかした書法になって柔らかい感じがいい。

ネッカー川対岸から観たハイデルベルク

版画です。
川の水の透明感や人の描写、奥にあるハイデルベルク城の配置が何とも言えずいいかなぁ…。