昨年夏に時々映らないということでアンテナ引込線を交換したさいたま市岩槻区のお客様から
またテレビが映らない時が有ると連絡が有り、今回はアンテナの交換工事で伺うことになりました。
作業前室内で受信状態を見てみました。
C/N比が30以上あるのにBERがE-2の表示が出ていて訳が分からないです。
たぶん良い悪いが繰り返されていて表示が追い付いていないのでしょう。
テレビだと頻繁にブロックノイズが出ると思います。
東京MXをできれば見たいそうです。
現在は全く受信不可です。
屋根に上がって既存のアンテナを外します。
3.6mのマストです。支線はカラーワイヤーなので切れる可能性が有ります。
前回ベランダのアンテナ機器収納ボックスまでアンテナ線は引き直しています(黒色アンテナ線)
受信が安定しない原因はアンテナで使用されているこの4Cケーブルが原因だと思います。
白かグレーか判別できないですが黒以外は屋根上で使うべきではないですね。
ただ、このアンテナも15年は使っていると思うので交換の頃合いだったのかもしれませんが・・・・
アンテナを解体しました。
新しいアンテナを組んでいきます。
アンテナマスト先端に雨水が内側に入らないようにキャップを被せておきます。
錆びを抑制するため金具にラッカーを吹いてあります。
地デジBSアンテナはサン電子製を使用しました(地デジのアンテナはマスプロ製だと思いますがメーカーに確認していません)
ここのマウント金具はZAMが採用されているので経年で錆びてボルトが廻せないということは無いと思います。
ボルトはステンレスだと思います。
D社の金具は溶融亜鉛メッキを謳っていますがなぜか錆が凄いんですね。
ネットで限定販売されている溶融亜鉛メッキではなく白色塗装です。
塗装金具の10年後も気になるところです。
支線アンカーを新しく取って上下8本で支線を張りました。
ベランダのボックス内にあるブースター電源部を交換します。
2600MHz帯域の分配器なので交換しなくても大丈夫でしょう。
前回まで無理やり押し込んで収納されていたのです今回の電源部は縦方向にもビス穴が有ります。
今まで気にしていなかったけど意外に便利です。
今回は木板に固定出来ました。
工事後の受信状態をまた室内でチェックします。
広域放送は全て計測器で最良値でした。
ここは結構な高台のようです。
保証は出来ないのですが東京MXも受信できるでしょう。
アンテナ直下では受信不可でした。
テレビ埼玉も最良値です。
BS放送も良好です。
これで受信障害が解消されたでしょう。
ご依頼頂き誠に有難うございます。