埼玉県越谷市にテレビが映らないというお宅に伺いました。
7年くらい前に当店に新築時のアンテナ工事をご依頼頂いたお客様です。
当店で施工したアンテナです。
伺う前に以前のブログを見ても特段おかしなことは無さそうでしたが・・・・
こちらが取り付けた地デジアンテナです。
まずブースターの有る屋根裏を見せて頂きました。
珍しく屋根裏への設置ですがアンテナの取付位置がかなり高いので他の業者さんのハシゴでは
届かない可能性が有ったため誰でもメンテが可能な屋根裏に設置しました。
この接栓は最近は見なくなりましたね。販売されているのかな??
ブースターには変わったところは無さそうです。正常に動作しているようです。
アンテナ線を外して測って見るとおかしな数値になっていました。
屋根裏の設備に異常は無いので屋根のアンテナを点検しましょう。
アンテナです。
現在では平面アンテナが主流になっていますが当店では今のところアンテナ本体の故障の連絡は有りません。
ちゃんと細かい作業をやっていますね。
黒いアンテナ線に目立たないように白いテープを巻いていますね。
ここの緩みかと思ったのですがしっかり締まっています。
アンテナも正常に動作していましたので故障では有りませんでした。
となると残りはいつものアンテナ線の不良でしょうか。
アンテナが付いている側から逆の方まで屋根上を転がして配線しています。
真ん中の入線カバーがアンテナ用のようです。
アンテナ線を引き直します。
ステンレスクリップとシーリング材を使用しているのでアンテナ線は動いていませんでした。
昔一時使っていた廉価品のアンテナ線の不良かと思ったのですがちゃんとした電線メーカーのケーブルでした。
廉価品は屋外で使用すると表面から水が浸透してトラブルになったケースが何回か有ってそれ以降
この数年使っていないのですがこのアンテナ線も中に水が廻って劣化しているのか・・・・
新しいアンテナ線に引き直しました。
接続部です。
これで復旧しているはずです。
アンテナ線を引き直した後接続部をバラシて原因が分かりました。
接栓の芯線が奥に引っ込んでいました。
異常に短くなっています。
屋根材がガルバリウム鋼板なので夏と冬の気温差でケーブルが伸び縮みを繰り返した結果だと思われます。
こういうのを見ると芯線は短く切らず長めの方が正解ですね。
実際の現場では一般的な常識は不正解なケースもあるという事です
交換する必要は無かったかもしれませんが一応アンテナ線は交換しました。
無事完了です。
ご迷惑をお掛け致しました。
有難うございました。