一昨年前の１１月にアンテナの方向調整をご依頼頂いたお客様からテレビが視聴出来なくなったと
連絡を頂きました。
日中ご夫婦とも不在のままですがお伺いして原因を調べることにします。
動いた様子はなさそうです。
屋根馬の脚が錆びてかなり劣化が進んでいます
ＵＨＦアンテナのケーブルを混合器から外して測定してみます。
やはりアンテナでは無いようです。
お客様はテレビの接続は問題無いと、おっしゃっていたので他の原因を考えます。
で、私が考えたのはこちらカチカチの同軸ケーブルです。
これが原因だと思います。
アンテナ工事をした場合、当店ではこの辺りのケーブルは必ず交換していますが工事会社によっては
交換しない所もあるでしょう。屋根上は過酷な環境になるので経年劣化の度合いも相当だと思います。
前回当店で承った工事はアンテナ方向調整のみでしたので当然引き直しは工事対象外でした。
外に露出している部分だけでも交換すると改善されると予想しました。
お客様にご連絡をして状況を説明して、ケーブルのみの引き直しか、アンテナを交換するかの選択をして
頂くことにします。
結局アンテナの交換を選択されましたので、アンテナ工事の作業を進めていきます。
上のステーリングは溶融亜鉛メッキス、テンレスボルト仕様で、下は溶融亜鉛メッキ鋼板の物ですこれは
錆びやすいのでラッカースプレーを吹いておきました。
アンテナは高耐久型のＵＡ２０Ｐ１Ｚを使用しました。
アナログアンテナは撤去しました。長年のお勤め御苦労さまでした。。。
屋根上に転がっていた同軸は棒状です。
支線アンカーは新しく４本打ちました。
支線を準備します
新しいアンテナが立ちました。
上段下段で支線を張っていますので簡単には倒れないでしょう
同軸ケーブルは屋根を転がさないように工夫しています。
アンテナの受信レベルですが、古いアンテナのときよりも大幅にアップしました。
軒下まで新しく引き直して繋ぎ直しました。
これで改善されているはずなのですが、お客様が不在なので最終的な判断ができません・・・・
【結果】
翌日お客様に確認したところ、視聴出来るようになったとのことです。
この度も当店にご依頼頂き有難うございます。今後とも宜しくお願い致します。
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