ビーバップハイスクール聖地巡礼の32回目。
今回は“音頭”と“完結篇”です。
まずは“音頭”のエンディングから
三保の飛行場です。薄っすらと灯台が見えます。微かに赤灯台も映っていますね。
映ってないけど、画面の左側は三保の松原です。
2015年の同地点。
ちなみに、“行進曲”で出てくるのは富士川滑空場です。
続いて、“完結篇”のパンダマンションへ向かいます。
簡単な位置ですが、右下の青丸は以前紹介した順子が極東の連中に囲まれた場所で、
左上の赤丸が今回紹介するパンダマンションの所です。
トオルが一人歩くシーンから続く空撮です。
畑の中に在る建設中の高架橋。これは当時建設中の国道1号線の静清バイパスです。
この道が出来て本当に便利になりました。清水・静岡駅前の渋滞が無くなったのが大きいですね。
今回も空撮は無理なのでこれでご勘弁を。
2015年のほぼ同地点、能島のICです。 今は色々変わっているので詳細な位置の特定は出来ませんでした。
空撮が続きます。 右に映っているのは天王町の交差点で、下に伸びている道路は北街道です。
立体交差がないと印象違いますね。バイパス建設中と言うのもポイント高いです。
今度は少し遠くまで見渡せます。
パンダマンションと瓦工場が見えてきました。
瓦工場があったところには薬局が建っています。
ちなみに、巴川流域にはかつて多くの瓦工場が存在しており、この映画に登場した工場もその中の一つだと思われます。
撮影した時に意識したとは思えないけど、この町の産業の歴史が垣間見えるのが素敵であります。
パンダマンションです。
パンダの絵が撮影地選定に良い意味で影響を与えたのでしょうか?
現在の同地点です。
壁面のパンダは消されていますが、建物は現役です。
菊永がパンダマンションから出てきたシーン。
道路の先に見える砂利の山はセメント工場の物です。
現在の同地点。
今回はここまで。
長い間、「映画 ビーバップハイスクールに見る清水の街」にお付き合い頂きましたが、今回が最終回です。
当初はこんなに続けられるとは思いませんでしたが、予想以上に多く、そしてディープな場所で撮影がされていて、
撮影地巡りではいつもと違った角度から町を見ることができ、楽しい時間を過ごす事ができました。
今更ながら、この町で撮影を行った映画関係者の皆様、
そして、この映画を愛し、当ブログをご覧いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。
ありがとうございました。
新静岡駅とか、日の出埠頭とか、駅前銀座とか、細かく挙げれば紹介しきれていない場所がもう少しあるけれど、
それらは、いずれまた気が向いた時に。
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ありがとうございました。
懐かしい場所とその現在との比較は、とても興味深く拝見していました。撮影場所を特定する作業は、根気のいる作業ではなかったかと想像します。
ありがとうございました。
1970年代後半から1990年代前半くらいまでの日本の風俗が好きで,同映画シリーズも毎年数回くらい見ています。
昔の映画やドラマを見て,そこに出てくる店や建物が今どうなっているのか検索するのも大好きです。
私は清水出身で、今でも年に数回は帰省してます。
高校生の頃にビーバップのロケを街中で見かけてたのをよく覚えていますが、その頃とは街並みもずいぶん変わりましたね。
まだギリギリ昭和の清水が観れるビーバップの映画は、我々にとって貴重な資料映像でもあると思います。
コメントありがとうございます。
ビーバップの映像を通して、少し昔の清水の風景を楽しむ企画でしたが、多くの皆様に楽しんで頂けたようで嬉しく思います。
映画の撮影地を巡っていくうちに、清水でロケをしたのが6作だけで無く、もっと多くあったら良いのにな・・・。と思うようになりました。
何度も同じことを書いてしまいますが、
今となっては貴重な町の風景がさり気なく映っているのが本当に嬉しかったです。あれらの景色は当時何時でも見ることが出来る当たり前のものでありました。でもそれが一つ消え、二つ消え、今では面影すら探すのが難しい場所もあります。ネットで検索かければそれなりに昔の写真は出てきますが、映像となるとほぼゼロです。
それがこの映画は大げさな演出も殆ど無く、普段の町の様子が映っていて、もちろん撮影用にエキストラさんが用意されていたのでしょうけど、二度と見ることは出来ないと思っていた風景その物で、始めて見た時は衝撃でした。
哀歌のエンディングの巴川河口付近とか朝早く行くとあんな感じだったし、音頭の夜の清水橋も夜遅く見た風景そのものだし。
ロケ地そのものだけでなく、例えば駅からそこに繋がる街並みとか風景とかも楽しんで頂ければ幸いです。
取り留めの無いコメント返しで申し訳ないですが、
「映画 ビーバップハイスクールに見る清水の街」
をご覧いただきありがとうございました。