錆色港町

熱しやすく冷めやすい趣味の話を、地元清水と絡めながら徒然と・・・

映画 ビーバップハイスクールに見る清水の街 番外編

2020年09月06日 | ビーバップと清水の街

前回「映画 ビーバップハイスクールに見る清水の街 その33」の記事を書いてから4年ほど経ちましたが、
ありがたいことに、当ブログの「ビーバップと清水の街」カテゴリーは現在も多くの方にご覧頂いています。

作品の思い出話と言うよりも、背景に映し出される清水の街並みに焦点を当て現在との相違点を比較検証する企画でありました。



勝手知ったる清水の街と思っていましたが、作品の背景を求めて歩き回るうちに新しい視点の発見と言いますか、
いつもと違った角度から見た街の風景に新鮮さを覚え、清水の街に限らず街並みを歩く際は、視点による見え方の違いを意識するようになりました。



閑散とした商店街と古い看板に当時の面影を重ねる・・・と言うよりも思い出すことが出来たのは、ビーバップのお陰。

商店街のゲートに書かれた「ゆめのプロムナード」の事をうちの奥さんに説明したけど、感動が分かってもらえなかったです(苦笑)



当ブログを見て清水訪問のきっかけにして頂いた方もいるようで大変嬉しく思います。




そうそう、戸塚電車こと静鉄1000形は2024年までに新型車両のA3000形に置き換えることが決定していますので、
作中の静鉄の雰囲気を楽しみたい方はお時間のあるうちにどうぞ。



前置きが長くなりましたが、ここからが本題。「哀歌」に出て来た繁華街がどこか分からなくて清水や静岡では無いと結論付けたのですが、
後にブログのコメントで東京の府中であると教えていただきまして、2018年に所用の合間に訪れておりました。
なかなかブログにするタイミングが無かったのですが、ようやく今回紹介致します。



ほんのちょっとしか時間がとれなかったので、詳細な比較は出来ませんでしたが雰囲気だけでも味わっていただければ幸いです。
京王線の府中駅から西側に徒歩5分くらいの「宮西国際通り商店街」です。



道幅が丁度良いので間違いないですね。
ここも昔の方が若干賑やかだったのでしょうか? 昼間訪れたので夜の雰囲気は分かりませんでした。



関野屋ビルです。あーここですね、ノブオが走り去ったのは。
作中でも名前が出ているお店がありますね。



年月が経っているので、作中とは街灯の形が変わってますね。




と言う訳で、番外編として府中の宮西国際通り商店街を紹介いたしました。

とりとめのない内容でごめんなさい。
機会があればまたほかの場所でも紹介したいと思います。

このブログでは、作品で描かれている背景・風景等と現地との比較研究を目的として画像を引用しています。当該画像の著作権は全てそれぞれの著作物の権利者に帰属します。
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映画 ビーバップハイスクールに見る清水の街 その33

2016年03月24日 | ビーバップと清水の街


久々に、ビーバップハイスクールの聖地巡礼 33回目。





静鉄の新車登場のニュース見ていたら思うところありまして、
やりそびれていた鉄道ネタで行きます。

清水と言うより静岡ネタです。




まずは“哀歌”で、ブルートレインのシーンから・・・

いやぁー泣けるね、これだけで。
EF66牽引の富士です。最高です。 7レを名乗っていた頃です。
ブルトレは俺の鉄ヲタ人生の原点です。

んで、ブルトレ好きな人だとピンと来るかもしれませんが、この映像の富士にはロビーカーは付いていませんでした。
つまり、はやぶさにロビーカーが連結されてから富士にもそれが連結されるまでの間の過渡期に撮影されています。
映像では確認できませんでしたが、カルテットが連結されている可能性もあります。
ちなみに、電源車カニ24の次位はオロネ25でした。



さて、富士の走行シーンのこの場所、暗くて特定が難しいかったのですが、
まず、大きなトラス橋であること、左側に映る街灯や右隅の勾配標の位置関係から考えるに、
巴川橋りょうしかない。と言う結論になりました。



現在の同地点。
この写真は浜田踏切から撮影しましたが、当時はもっと巴川寄りの線路端で撮影したと思われます。



つづいて映画第一弾から。
誰かまわず喧嘩をしかけているシーンから。
これは見たまま。静鉄の長沼車庫ですね。



現在の同地点。
ここは今も変わりません。



今度は“哀歌”よりボンタン狩りのシーン。
余りにも有名ですね。新静岡駅の2番線です。
今頃気付きましたが、この車両1008は当時まだクーラーが付いていなかったようです。


現在の同地点。
アングルはそのままですが、ホーム上の設備は随分変わりました。
駅ビルからして建替えられているので当然ですが。


つぎは新静岡の改札の比較。
同地点の比較は無理なので単純に懐かしんでください。
改札ラッチに書いてある“ごあんない”は、狐ヶ崎ヤングランドのプールについて書いてあります。


現在の新静岡駅改札。
今風の綺麗な駅になっています。



最後は駅つながりで、“音頭”から、静岡駅パルシェです。
建物自体は殆ど変化はありません。



現在の同地点。
後ろのマンションが目立ちますね。



今回はここまで、またそのうち気が向いたら駅前銀座とか比較してみたいです。




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映画 ビーバップハイスクールに見る清水の街 その32

2015年11月23日 | ビーバップと清水の街



ビーバップハイスクール聖地巡礼の32回目。





今回は“音頭”と“完結篇”です。



まずは“音頭”のエンディングから
三保の飛行場です。薄っすらと灯台が見えます。微かに赤灯台も映っていますね。
映ってないけど、画面の左側は三保の松原です。


2015年の同地点。
ちなみに、“行進曲”で出てくるのは富士川滑空場です。



続いて、“完結篇”のパンダマンションへ向かいます。
簡単な位置ですが、右下の青丸は以前紹介した順子が極東の連中に囲まれた場所で、
左上の赤丸が今回紹介するパンダマンションの所です。



トオルが一人歩くシーンから続く空撮です。
畑の中に在る建設中の高架橋。これは当時建設中の国道1号線の静清バイパスです。
この道が出来て本当に便利になりました。清水・静岡駅前の渋滞が無くなったのが大きいですね。


今回も空撮は無理なのでこれでご勘弁を。
2015年のほぼ同地点、能島のICです。 今は色々変わっているので詳細な位置の特定は出来ませんでした。



空撮が続きます。 右に映っているのは天王町の交差点で、下に伸びている道路は北街道です。
立体交差がないと印象違いますね。バイパス建設中と言うのもポイント高いです。



今度は少し遠くまで見渡せます。
パンダマンションと瓦工場が見えてきました。



瓦工場があったところには薬局が建っています。
ちなみに、巴川流域にはかつて多くの瓦工場が存在しており、この映画に登場した工場もその中の一つだと思われます。
撮影した時に意識したとは思えないけど、この町の産業の歴史が垣間見えるのが素敵であります。


パンダマンションです。
パンダの絵が撮影地選定に良い意味で影響を与えたのでしょうか?



現在の同地点です。
壁面のパンダは消されていますが、建物は現役です。



菊永がパンダマンションから出てきたシーン。
道路の先に見える砂利の山はセメント工場の物です。



現在の同地点。



今回はここまで。

長い間、「映画 ビーバップハイスクールに見る清水の街」にお付き合い頂きましたが、今回が最終回です。

当初はこんなに続けられるとは思いませんでしたが、予想以上に多く、そしてディープな場所で撮影がされていて、
撮影地巡りではいつもと違った角度から町を見ることができ、楽しい時間を過ごす事ができました。

今更ながら、この町で撮影を行った映画関係者の皆様、
そして、この映画を愛し、当ブログをご覧いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。

ありがとうございました。



新静岡駅とか、日の出埠頭とか、駅前銀座とか、細かく挙げれば紹介しきれていない場所がもう少しあるけれど、
それらは、いずれまた気が向いた時に。



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映画 ビーバップハイスクールに見る清水の街 その31

2015年11月15日 | ビーバップと清水の街




ビーバップハイスクール聖地巡礼の31回目。





前回、あと一回だと言ったな。あれは嘘だ。


・・・ごめんなさい。最終回ではありません。

まだ紹介したいところが残っていました。



“音頭”の1シーンから、新清水駅の巴町口の辺りですね。
左隅に踏切の警報機が映っています。

この1シーンのために1回増えたと言っても過言ではないのです。

学ランの集団が出てきた建物。映画館「オリオン座」なんですよ。

昭和中期の清水が「映画の街」だった・・・と言う昔話は大人たちから聞いていたけど、
自分が物心付いた頃から、清水市で映画館といえばこのオリオン座だけでした。

“音頭”の公開が1988年なので、その頃までは確実にやっていたのでしょう。
80年代最後期か、90年代の初めの頃に営業を終了したはずです。
ここが営業終了した事で、かつて映画の街として隆盛を極めた清水市から映画の火が消えた・・・
なんて感じのニュースだったか、新聞記事を見た覚えがあります。

その後、何年か時を置いてから、ドリームプラザで映画館が復活するとは思わなかったですね。
映画=オリオン座の印象が強かったから、もうこの街で映画館なんてお客が入らないだろうと思っていました。

写真でもう一つ、1階部分の庇に“5 SPOT”と描いてあるように見えるんですよね。
波止場踏切の所にある5 SPOTですが、元はここに在ったのでしょうか?
詳しくは分からないけど、ここに在っても不思議ではないですね。




現在の同地点。
オリオン座だった所は、清水年金事務所になっています。



ついでに、現在の 5 SPOT 波止場踏切近くに在ります。
高校のときの先生がここに入った事があって、なかなか良い感じのお店だった。と感想を述べていました。



続いても同じ流れのこのシーン。
清水橋の下から波止場踏切を向いたところですね。
散々紹介してきた場所ですが、ここの橋の下の密集感は何度見ても良いものです。


現在の同地点。




続いても“音頭”から喫茶店のシーンから。
そういえばこんなお店あったな~・・・ 程度の記憶しか無いですが、
ガラスに映りこんだ景色、懐かしいですね。古いオリエンタルビルが映っています。
バス待っている間によく行ったな・・・本屋さん。



今度は店内からの映像。
中満のビルとか、銀バスとか・・・うわー懐かしい。
こういう何気ない風景が映っている事にホント感謝です。
ちなみにこのバスは梅ヶ谷行きです。


行進曲の時にも使いましたが、現在の清水駅前の写真です。
この写真のモビットかエイブルの所辺りで撮影されていたと推測します。




今回は以上です。

次回で、とりあえずこのシリーズは終了です。



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映画 ビーバップハイスクールに見る清水の街 その30

2015年09月28日 | ビーバップと清水の街




ビーバップハイスクール聖地巡礼の30回目。





今回は完結編から、渋川橋周辺のシーンです。




まずは、今回の場所の確認。

↓赤丸の付近が今回紹介する場所です。

巴川の周辺ではあるけれど、今までよりは少し川上で撮影されています。


極東の連中が取り囲むシーンです。
土地勘が無いのに三保からピンポイントでここに来るのは難しい・・・とか考えるのは野暮ですね。



2015年の同地点。
基本的に変わってません。



同じ場所からアングル変えて。
順子の後ろは合板工場のはずです。 そっちを見たかったなぁ。



2015年の同地点。
工場は無くなりパチンコ店になっています。



ここからイキナリ空撮になるのですが、これが結構嬉しいですね。
周辺が見渡せます。



2015年の同地点。
空撮は出来ないんでこれで勘弁してください。
船の舳先みたいで面白い場所です。


映画の空撮は続きます。
SGポートが映っています。
まだこの当時はその名の通り、静岡ガスの営業所として機能していた頃のはずです。



もういっちょ空撮から
清水ボウル(だっけ?)の建物が映ってます。
このあとスーパーになって今は家電屋(エディオン)になってますね。
いやー懐かしい。



あんまり比較になってないけど、2015年の同地点です。
意外とこの写真に写っている建物に限っては大きな変化は無いですね。



今回は以上です。

たぶん次回でこのシリーズは終了です。



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