追直(おいなおし)漁港は、市街地に隣接する風光明媚な漁港です。漁港の一角にある小さな入り江
の断崖では、今、コハマギクが花の時期を迎えています。
海面を挟み20mほど離れる断崖は、初夏から初秋にかけて数種類の野花が花を咲かせます。今、
断崖ではコハマギク(小浜菊)が競うように花を咲かせています。
コハマギク(小浜菊)、草丈は低く地面に張り付くように生育します。草丈にそぐわない5センチ
ほどの清楚な花を咲かせます。
コハマギク(小浜菊)が、生育している場所は堅い岩石が露出した断崖。わずかに堆積した表土や
岩の隙間に根を張る。なぜ、このような過酷な環境下でと思うような場所で花を咲かせています。
因みに、コハマギクは関東以北から北海道の太平洋側の海岸部の岩場や崖に自生する、キク科の
多年草です。
すぐに分かります、場所が場所だけに
よくぞ 頑張っている・・と 応援したく
なりますよね 秋を知らせてくれ 花
青い空と水にマッチして 見事です
いるとの天気予報。それにしましても、穏やかな
陽気が続いています。初夏の頃より花暦の如く、
野花を追い撮っていますが、コハマギクの花が咲
きますとそろそろ野花の季節は終盤まじかです。
コハマギクは崖状の水はけのよい場所が最適なよ
うです。健気に花を咲かせる草姿には、毎年感動
を受けています。