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『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

合わせ練習

2023-02-16 12:29:49 | 音楽・フルート
ギターの宇高靖人さん、ピアノの河崎恵さんと一緒の合わせ練習でした。

今回、時間の関係もあり、河崎さんは『トスカ』を演奏されることもあり、フルートとの共演はユーのファンタジーのみとなりましたが、最後にアンコールで3人で一緒に一曲やる予定です。

宇高さんと河崎さんは初顔合わせでしたが、息もぴったりで、3人での演奏も良い感じに仕上がりました。

「なんだか、森の中に居るみたいです!」

と何度も河崎さんが仰ってくださったけれど、確かにそんな感じのする響きの素敵なトリオです。

私が編曲したものなので、実際に音を出しながら、色々と変更も加え、一緒に作っていくのも楽しい作業でした。

その上、宇高さんから私達に「逆チョコ」のプレゼントも。

  ・・・・う・れ・し・い・・💓





内助の功

2023-02-12 23:42:25 | 気付き
実生活ではなくて、フルートの構え方に関しての気付き。

先日、関根先生からうかがった琉球空手の「内助の功」の左右の手の使い方がとても印象に残りました。

「いわば『内助の功』ですね。」と冗談交じりに仰って、実際にその所作を何度かやってくださったのも良かった。

「僕は、もう利き手だけでも同じようにできるんですけどね。最初はこういう型で習います。」と。

3か月前からの甲野先生の「片手」のお話ともシンクロ。

難しいのは、決してあからさまに両手というのではないこと。
あくまでも内助の功はさりげなく。だからこその「内助」。

これに、魔女トレの西園美彌先生からご助言いただいた小指を昔の武士の様に揃えて伸ばして腰に置いて、という所作が加わった。

なんだかつぎはぎしているだけかもしれませんが、今の私の身体は、これでとても納得していて、より背中のギュスターブくんの整列も整った。

今までは、ただ掬い手でフルートを持ち上げていたし、それも、夫々の左右の手の位置で行っていたのだけれど、左手だけは押さえる位置で、右手はその左手を運ぶために働くようにする。

その折の右手の最初の位置は右が起点。そこから最も動きやすい軌道に沿うだけ。
その途中で左手を助ける。

この一連の動きには、夫々の手に付随する足の動きも伴う。
丁寧に行うと、舞の様になり、見た目も自然でかつ美しい。
「1,2,3,」と段取るのではなく一筆書きの様に、「ひと~つ」で済むなめらかな動き。

今までも、色々とアヴァンギャルドな構え方を開発してきて、その時々、それなりの変化と効果があったけれど、やはり今一「何やってるの?」という段取り不自然さがあったけれど、今回はそれがない。

まだまだ先があるだろうけれど、とりあえずはこれで。

ちなみに、この右手の動かし方は、20年前、つまり甲野先生と出会ってすぐに、御教えいただいた右手の甲にフルートの先端を乗せて運ぶ動きと似ている。
「水月」と名付けさせていただいたけれど、やはりあまりにこの7動き自体が目立ってしまうので、やらなくなって久しい。
20年経って、ようやく、あの御教えいただいた動きの内側の感覚が少しは理解できたか、といったところ。

ちなみに、右を消す、左を消す、という技にも大分馴染んできて、この頃は同じフレーズが2回ある時に、一回目を右だけ、2回目を左だけ、というように、表情の変化を付けるのに使っている。

さらにはクレッシェンドやディミヌエンドの時も。

一音を長くのばす時もその中で操作。

響いてくる場所まで違ってくるので、より高まるステレオ効果。

単なる強弱ではないニュアンスの違いがあり、本来のフォルテやピアノの意味って、むしろこっちのことじゃあなかったのかなあ、と思う。

フォルテは現世の喜び、ピアノはあちら側の世界からの語りかけ。

ちなみに、昨日の宴会でのパフォーマンスでは、これら全てを駆使出来て、新たな気付き総出演の実践演奏が出来、皆さまにも喜んでいただけた。

若干、江平の笛の時みたいに震えちゃったらどうしよう?でもその時はその時だ、という心配も頭をかすったけれど、全くそんなことはなく、いつもの自分を保てていた。

・・あれは一体何だったんだろう・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そういえば、甲野善紀先生を特別講師に迎えての林久仁則さんのNHKTVでの講座も好評だったので、再放送となりました。

そして、魔女トレの西園美彌先生が明後日14日(火)、TV東京の朝の番組に登壇されるそうで、とても楽しみです!(9時26分~11時13分)


餡餅雑煮の会

2023-02-11 22:59:06 | 日常
3年ぶりに高校同窓生による餡餅雑煮の会が新橋にあるアンテナショップかおりひめで開催されました。

昨日の雪はすっかり溶けてポカポか陽気となった午後。
まさに宴会日和です。

集ったのは70名ほど。
かなりの人数ですが、これでも随分減ったとのこと。

コロナ禍以前は100名近くが集まっていた人気の企画です。

全員が受付で抗原検査のキットをもらって口にくわえて検査。

幹事の皆様は本当に色々と心配なことも多かったと思います。

本当に、ありがとうございます。

お刺身、様々なオードブル、鯛とレンコンの煮つけ、郷土料理のマンバのケンちゃん、
皆美味しかったです。


そしていよいよ餡餅雑煮。

餡餅も、具の里芋、人参、大根も、みな同窓生Sちゃんの実家が農家で、そこで全て作ってくださったもの。

Sちゃん、ご実家の皆様、いつもありがとうございます。

母が関東の人間なので、高松に居た子供の頃は全く食べたこともなく、こうしたものがあることも知りませんでしたが、これが癖になる美味しさ。
甘じょっぱいの。

最後の〆はもちろん讃岐うどん。

途中で、ソプラノの富原淑子さんと一緒に、コンサート告知のパフォーマンスも。
富原さんはマスク、私はフルート用のマスクで。

こうして宴会でまた演奏する日がやっと来た、とちょっと感慨深い。

フルートソロは「春の海」の抜粋、歌とフルートで「ふるさと」を演奏しました。

久々に会った同窓生との御馳走を囲んでのワイワイガヤガヤは本当に楽しく、沢山のエネルギーをいただきました。

今回、席順が決まっていて、私は渡辺修会長のお隣。
かつて通商産業事務次官、ジェトロ理事長、など務められた方の隣で、
「やっぱりリアルな宴会は楽しいの~」なんてのどかに歓談しているというのは、
こうして同窓会に参加していなかったら、絶対にあり得ない。

渡辺先輩と同期のM先輩も斜め前のお席で、「真理ちゃんの伯父さんの白川先輩とは、学生寮で一緒やったけど、ほんまにいつもよう勉強しとったんや。僕はとても尊敬していたんですよ。」

と顔を合わすたびに叔父の話をいつもしてくださる。

白川の叔父達や祖父、そして父のお陰で、覚えていただき、仲良くしていただけているのだなあ、と感慨深い。

もうみな代替わりして、すっかり希薄になってしまった親戚付き合いですが、こうして様々なご縁が下地となって、新たなご縁が広がるというのが、面白くも有難いです。

演奏の効果か?もしくはチケットの売り子を進んで引き受けてくださった神田会主催の弁護士O先輩の話術のお陰か?渡辺先輩、M先輩、O先輩を始めとして、沢山の皆様がコンサートにいらしてくださることとなりました。

着物姿を多くの方からお褒めいただけたのも嬉しかったです。
頑張って着て行って良かった。

「ふるさと」は名曲で、もう日本の第二の国歌みたいなもんや、とM先輩が仰っていたけれど、こうして同窓会の集いで演奏すると、本当にそうだなあと思います。

香川県高松市という土地も「ふるさと」ですが、それ以上に、こちらでの東京玉翠会で知り合った多くの同窓生の皆様との交流が「ふるさと」なのだな、と感じました。

皆さま、本当に楽しかったです。ありがとうございました!!

・・・・・・・・・・・
演奏直後だったため、肝心の餡餅雑煮を写すのを失念してしまいました。
オードブルと「まんばのけんちゃん」。
「けんちゃん」はけんちん汁からか?と諸説あるけれど、
とにかく「けんちゃん」と呼ばれています。
「まんば」は、高松では普通に食べていて、とても好きな葉物野菜です。
こちらでは全くみかけないので、残念です。




ウドン脳?のキモカワイイキャラクター



写真追加









2月の設え

2023-02-09 23:06:37 | テーブルコーディネート
もう2月も大分過ぎてしまいましたが、ようやく取り換えることが出来ました。

頂き物の麻のシーツをテーブルクロスに。

ヘレンドのウィーンの薔薇シリーズと玄関先に咲いている木瓜の花のピンクがシンクロ。






春、雛祭り、貝合わせ、ハマグリ・・・法螺貝!?



という連想で、寝室の窓辺に飾っている法螺貝をリビングに。



父からは、ボルネオの首狩り族の酋長と仲良くなって、義兄弟の契りを結んだ証の法螺貝・・・と聞かされたけれど・・・??

元々、藤壺などがガジガジついていたのを、よく鋼?のブラシで磨いていたのを覚えています。

意外にしっくりと収まっています。

明日は雪との予報ですが、もう陽射しはすっかり春。

年齢と共に、随分と症状は軽減してきましたが、花粉症が憂鬱な季節がやってくる。

それでもやはり春は待ち遠しいものです。