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『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

(告知)『甲野先生の課外授業vol.2』 in 府中 (特別企画 音楽家講座と交流会)

2025-05-15 08:51:06 | 音楽家講座・甲野善紀先生を迎えて
『甲野先生の課外授業vol.2』 in 府中 (特別企画 音楽家講座と交流会)

2025年9月7日(日)14~18時(開場13時30分) 
会場:ジェリージャムスタジオ https://jellyjamstudio.com/

東京都府中市美好町3-10-42  
分倍河原駅(JR南武線、京王線)徒歩5分 ℡ 042-368-3133

電子ピアノ、ドラムセット あり  (アコースティックピアノはありません)

参加費 6000円 (高校生以下1000円、未就学児無料)
  当日受付にてお支払いください。
個別指導受講は+1000円
  当日抽選となりますので受講後、白川にお支払いください。

講師:甲野善紀 こうの よしのり
1949年東京生まれ。武術研究家。武術を通じて「人間にとっての自然」を探求しようと、78年に松聲館道場を起し、技と術理を研究。99年頃からは武術に限らず、さまざまなスポーツへの応用に成果を得る。介護や楽器演奏、教育などの分野からの関心も高い。著書『剣の精神誌』『古武術からの発想』、共著『身体から革命を起こす』など多数。


(ご挨拶) 白川真理 (音楽家講座主宰・フルート奏者)
甲野善紀先生を迎えての音楽家講座も22年目となりました。
お陰様で昨年2月に稲毛音楽室にて初開催した特別企画『甲野先生の課外授業」も好評だったため、第2回目を企画いたしました。
音楽関係者以外の方も参加していただけます。

今回は住宅街の一画にある隠れ家的スタジオでの開催です。
前半の『音楽家講座』では最新の甲野先生の技、術理のお話と実演、希望者による公開レッスン形式の個別指導となります。
後半は、甲野先生を囲む交流会。
ご自身の食べ物、飲み物(アルコール可)、上履きをご持参ください。

寛いだ雰囲気の中で先生の様々なジャンルに渡るお話をうかがったり、技を受けたり、参加者同士の交流を深めたりすることの出来るひと時です。
またその場で思い立っての参加者の皆様による余興演奏(1人5分以内)なども歓迎です。

音楽家の方も音楽家でない方も、甲野先生と触れあい、目から鱗の「常識を覆す」身体運用法を体験してみてください。
楽器などご持参の上、動きやすい格好で、お越しください。

「大人の秘密基地」で有意義かつ楽しいひとときをご一緒できるのを楽しみにしております。      

※完全予約制・先着順25名限定となります。お早目にお申し込みください。

お問い合わせ・お申し込み    
音楽家講座主宰・白川真理 karadatoongaku@gmail.com


(追記)
・ジェリージャムスタジオ道案内動画
左に曲がる角のお店は大阪王将(動画ではから揚げやさん)ではなく2025年5月時点ではケバブのお店になっています。

・ジェリージャムスタジオ写真


(告知)音楽家講座特別企画 in 鶴見 ~甲野陽紀先生を迎えて~ 7月24日(木)

2025-05-02 15:13:25 | 音楽家講座・甲野善紀先生を迎えて
音楽家講座 in 鶴見 特別企画 ~甲野陽紀先生を迎えて~
フルート奏者の白川真理女史が「音楽家のための身体操法講座をお願いしたい」と武術研究者・甲野善紀氏に依頼したのは2003年のこと。
 以来足掛け22年、100回以上に渡って開催されてきた「甲野善紀音楽家講座」

今回は御子息である甲野陽紀(はるのり)先生を迎えての特別企画です。お父様とはまた異なる視点からの身体知に関するお話、ご助言など、以前から多くの方々の支持を得ている人気企画です。

音楽家の方も音楽家でない方も目から鱗の
「常識を覆す」身体運用法を体験してみてください。
 楽器などご持参の上、動きやすい格好でお越しください。

■ 日 程
2025年7月24日(木) 19:00~21:00(開場18:30)
 ( 途中入場、退出、自由 )
■ 場 所
横浜市鶴見区民文化センター
サルビアホール.3階 音楽ホール
 JR鶴見駅 東口 / 京急鶴見駅 西口 共に徒歩2分 -->
■ 受講料
4000円(個別指導受講者は+1000円)


◆お申し込み、お問合せ等
主催の白川真理女史( karadatoongaku@gmail.com )まで
 氏名・連絡先・一行プロフィール(楽器名など)・懇親会参加の有無を明記し、お申込みください。

個別指導希望および写真撮影録音録画については、
こちらのリンク先にある、よくある質問と注意事項をご覧ください。
 https://blog.goo.ne.jp/pipipipi/e/65253a38e619d631cee98a81de29d689
終了後、居酒屋での懇親会(90分・3000円前後)を予定しています。
 人数変更可能なのは前日夜までですので、懇親会キャンセルの場合は早めにお知らせください。

(告知)第144回音楽家講座 in 鶴見 ~甲野善紀先生を迎えて~ 6月12日(木)

2025-05-02 14:44:19 | 音楽家講座・甲野善紀先生を迎えて
5月はお休みとなり、次回は6月12日(木)となります。

7月24日(木)は同時刻同会場にてご子息・陽紀(はるのり)先生を迎えての音楽家講座・特別企画を開催予定です。

どちらも奮ってのご参加お待ち申し上げております!

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第144回 音楽家講座 in 鶴見

フルート奏者の白川真理女史が「音楽家のための身体操法講座をお願いしたい」と武術研究者・甲野善紀氏に依頼したのは2003年のこと。
 以来足掛け22年、100回以上に渡って開催されてきた「甲野善紀音楽家講座」
音楽家の方も音楽家でない方も目から鱗の
「常識を覆す」身体運用法を体験してみてください。
 楽器などご持参の上、動きやすい格好でお越しください。

■ 日 程
2025年6月12日(木) 19:00~21:00(開場18:30)
 ( 途中入場、退出、自由 )
■ 場 所
横浜市鶴見区民文化センター
サルビアホール.3階 音楽ホール
 JR鶴見駅 東口 / 京急鶴見駅 西口 共に徒歩2分 -->
■ 受講料
4000円(個別指導受講者は+1000円)

◆お申し込み、お問合せ等
主催の白川真理女史( karadatoongaku@gmail.com )まで
 氏名・連絡先・一行プロフィール(楽器名など)・懇親会参加の有無を明記し、お申込みください。

個別指導希望および写真撮影録音録画については、
こちらのリンク先にある、よくある質問と注意事項をご覧ください。
 https://blog.goo.ne.jp/pipipipi/e/65253a38e619d631cee98a81de29d689

終了後、居酒屋での懇親会(90分・3000円前後)を予定しています。
 人数変更可能なのは前日夜までですので、懇親会キャンセルの場合は早めにお知らせください。
 

第143回 音楽家講座in鶴見 ~甲野善紀先生を迎えて~

2025-04-19 22:54:35 | 音楽家講座・甲野善紀先生を迎えて
お天気にも恵まれた一日。

先生は講座が続いていて、御忙しさは加速しておいででしたが、お元気そうなご様子に一安心。

沢山の参加者にお越しいただけました。

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(お話)
ここにきて、技の進展が今までに経験ない程に進んでいる。
やることが山の様にあり、中々稽古もままならないが、数分やると(気付くことが)必ずある。
体力的には衰えたが、若い頃の私がせめて、今から10年くらい前の私(の技のレベル)であったらどれほどよかったか。
なんで時間も熱意もあった40年前に気付かなくて、「今」なのか。
若い頃は徹夜で木刀を振って見当はずれのことをやっていた。
それは、やればやるほど「ヘタ」の癖をつけるようなことをやっていた、ということが今、わかった。

学ぶ中において、自分の中の自己肯定感を持った方が良いのか否か?
(知友で精神科医の)名越先生は、教育分析は、自分を含めて全宇宙を呪い殺したくなる程の自己嫌悪まで、そこまで自分を追い込んで、そこから浮かんでこないと、使い物にならない、と言っている。

でも、それだけではないものもあるのでは?
小林正観は「ありがとうを25000回言うと人生が変わる」と言っていた。
とある産業医だった医師はカウンセリングだけで治療していた。
プラシーボ効果というものはある。
心のありようで、全てが変わる。
(自分自身は)1月9日に凄く不思議なことがあり、2月18日に袈裟斬りが下手なのを意識し、それから変化した。

芸事、技芸、というのは身体を通して何かをやっている。
(これを追求する人は)「業が深い」
芸術とは何か?
明確なようで、明確ではない。
その人の主観による。
そこに「絶対」を持ち込むと問題が起きる。
人間(全般)がそもそも業が深い。
どう感じるか、感じ方があるだけ。

妙好人(浄土真宗の篤信者)はただ「南無阿弥陀仏」。
人に意地悪されても気にならない。

(修行が前提の)禅と(浄土真宗の)他力本願とは正反対で対極にあるようだが、とてもよく似ている。

「我が身に起きたことは全て必然」と受け止めている。

「無住真剣術 」はただ上げて落とすだけ。
三代真理谷円四郎 は典型的な例。1000度の不敗だったが、「絶対」を持ち込み弟子に敗れ、その後この流派はゴタゴタして滅んだ。

若い頃まなんでいて、どうということないと思っていたのが、それが宝の山だった。

「正しい剣道」等、よく言われているが、(そうではなく)何が正しいかわからないままなのは有難い事。

長州の生き神と呼ばれた治療家・松下松蔵など、人間ってどれ程不思議な存在かと思う。

心が変わると自分がどういう価値観を持つか、その願いの基もとは何だろうとなってくる。

身体を使ってやっていると使わないよりもヒントがあって良い。
楽器演奏であれば音の違い(がヒントとなる)

もう一人の自分と話しながらやっていく。

この音楽家講座が始まってからもう22年だが、こんなことを話すのは初めて。

今年、来年と、大きく変わる年でもあるようで、(今のところ)表面上は変わらなくとも、いつ何が起きるかはわからない。

(こうした中)一番の準備は自分が生きているということに「問」を持ち、それを考えられる人になっていること。
幸せも不幸もただそれを感じる心があるだけ。
日常の中でそれを感じられるか否か。

固定はしないでいて、それに柔軟に対応できるようになっていることが大切。

(そうなってくれば)楽器演奏であれば、自分の内側を掘っていけるようになる。

「自分なりの音」

自分が納得がいくかどうかを よりはっきりさせておく。



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(個別指導)
1.ギター弾き語り
ギターは1年前に始めたばかりで、弾き語りの意識が定まっていない。
どちらを意識すればよいのか?

頭に丸紐で、歌とギターが調和し、一体感が。
声の響きもより飛ぶように。
(先生)「『あう』が大事。自分が生きている流れに『あう』」





2.オペラ歌手・バリトン
より良い姿勢、声を求めたい。
胸紐(今回初の巻き方・肩から下げることで脇下によりゆるく捲ける)で響きが増す。





3.一般
自転車事故で左肩甲骨を骨折してから歩き方に違和感があるのをなんとかしたい。

(先生)昔の日本人は歩く時も膝を延さなかった。前に身体が倒れていくようにし、それに足がついてく感じにするとよい。
四方襷でも少し変化があったが、その後の両手の指紐で大きく変化。
歩幅が広がり、足音もソフトに。


4.カーヌーン(トルコの琴)
緊張してしまうのをなんとかしたい。
トレモロが難しいので、なんとかしたい。

指紐で、音の粒立ち、響きが増し、トレモロもクリアに。





5.うた
声がこもりがちなのをなんとかしたい。

胸紐を肩から下げる方式で響きが増す。





6.ヴィオラ
指導者から上半身しか使えていないという指摘を受けている。より楽器と一体化した音を出したい。

足指に紐で響きが増大。そのままソックスを履いて、靴を履いても効果は変わらずあった。




7.フルート
吹いていると窮屈になってくる。

最初からキーを持つのではなく、肩関節の捻じれに沿った持ち方で移動させた後にキーに指を置くやり方で、大きく変化。特に右側の抜けがよくな



8.フラメンコギター
左右の足の位置を変えてみたがどうか?

(先生)弾きやすければ、そちらで良い。
指紐で響きが変化。


9.俳優
歌専門ではないのに、5月の公演で歌うことになってしまった。なんとかしたい。

祓い太刀で響きが変化。

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今回最も感じたのは、受講された方々のビフォーアフターの差の大きいことでした。ただ技術が上達し、響きが増したというだけではなく、所謂「品格」が増したという表現が最も適切かもしれません。

先生の進展がそのまま、音楽家講座参加者にシンクロしてくる、というのは過去にも経験していますが、今回は、それがより顕著に表れたのではないかと思いました。

今回の音楽家講座に関して、先生が後日ポスト(ツイート)されていたので、ここにも掲載しておきます。

(引用開始)
昨日、17日の鶴見の音楽家講座では、最近私の中で考えている技の上達法に関することを、ちょっと今まで行なったことのない視点から述べて、その後、具体的な質問を私にされる方への個別対応を行なったが、私自身の感覚でも、今までとは明らかに違った感触があった。 そして、この日気付いた、今までほとんど自覚してこなかった発見は、この音楽家講座に参加されている方の多くに見られる「楽器の演奏を上達させたい」と思われている方も、私のように武術の技の研究検討を行なって、より上達を目指している者も、共に「業が深いなあ」という事である。 もっとも、様々にテクノロジーを発達させ、便利な世の中と引き換えに環境を破壊し、多くの他の生き物を絶滅させてきた人間の行為も「業が深い」ことは確かだが、一見環境破壊とはまるで異っている技芸の上達へかける思いが「業が深いなあ」と思った事に、そう思った私自身、一瞬戸惑ったが、その戸惑いと納得が同時に私の心の内に起こり、不思議な気持ちになった。 そして、その思いが、より技の上達を促進させる事が確信できるので「これは自戒しなければならない」と強く思った。 この不思議な心境については、どれほど文字を費やして説明しようとしても、これ以上は上手く伝わるとは思えませんので、このぐらいにします。(引用終わり)

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カーヌーンは音楽家講座初登場の珍しい楽器でしたが、心身が引き込まれる魅力的な響きでした。ちょと砂原さんが弾く64鍵ミニピアノと通じると感じたのは単弦だから?

そして受講された方のフルートを携えられた先生の姿をパチリ。
とても調和していて美しく、一体感があり、まさに「フルート体」。
・・・今にも一曲奏でられそうなご様子・・








開催前に、楽屋でピピのトイレの世話で少しだけ痛めた右膝に関して相談したところ「感謝することですね」と先生。

「え!?誰にですか??」

「膝にです。」

とびっくりでしたが、今回のお話をうかがい納得しました。

祓い太刀などもしていただき、24日の本番に向けて万全のコンディション。

懇親会も和気あいあいの楽しいひと時で、この日のお話の影響かもしれませんが、思わず「いやあ、本当に幸せだなあ・・」と呟いてしまったくらいでした。

参加された皆様、会場スタッフの皆様、スタッフのAさん、そして甲野先生、本当にありがとうございました!

5月はお休みで次回は6月12日となります。
その後7月、8月は夏休みとなり、6月12日以降は、しばらく鶴見での開催予定はありませんがご容赦くださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします!











第142回 音楽家講座 in鶴見~甲野善紀先生を迎えて~

2025-03-20 20:54:51 | 音楽家講座・甲野善紀先生を迎えて
3月17日(月)
良いお天気に恵まれた一日となりました。
この日は、午前中にコンサートの打ち合わせがあり、その後ランチをして、1時から近くのカラオケ屋さんで練習(フルートを!)したのですが、平日だというのにとても混んでいて15分待って、2時間限定。
本当はもう1時間くらいと再度申し込もうと思ったら、今度は30分待ちとのことであきらめ、他のお店に行ったら、やはり30分待ち。
でも、とにかく色々と試したいことも多かったので、そこで再び練習。

程よい時刻となり、音楽家講座。
朝から色々とやって、練習も4時間弱、とフル稼働でしたが、楽しいことばかりなので、旅行の時と同じで全く疲れを感じることもありませんでした。

甲野先生は京都からそのままお越しくださいました。
お忙しい中、本当にありがたいことです。

少し早く到着されたので、今回の気付きをご報告して、演奏も聴いていただくことができました。

「白川さんも、今生を長く生きて、その気付きがあれこれ考えなくても、出て来るようにならなければいけないですね。もちろん、それを他の人に説明するには役に立ち良いのですが・・。何しろ、今私は誰よりも自分の未熟さを自覚したところで、それは家の倉庫の地下にもう一つ隠し部屋があって、そこに宝が沢山入っていた、というような驚きと喜びがあるんですよ。」

とのこと。
先生のレベルで、先生のお年で、「未熟を自覚して喜んでいる」ということが凄いことです。

これしきのことで喜んでいちゃあまだまだですよ、と諭された気持ちで、

「はい。なにしろ、これに気付いたのが昨日のことなので、私も元気に長生きしてより探求していきたいと思います。」とお返事。

ともあれ、先生の前でもより自在に演奏出来たのは大きな進展。

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講座は半数が初参加の方だったこともあり、またその後、私もそうでしたが、先生の不思議な体験のお話によって、相当色々と変化された方が多かったこともあり、また「不思議な話」で始まりました。

この御話しに付随して先生が体験されたその他の不思議な体験のお話もありましたが、いずれも、先生のプライベイトなことなので、ここに記すのは控えさせていただきます。

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前回のお話に加えて、更に2つの不思議な体験のお話をされる。
また、それに関係した身体を観ることが出来る方々のお話も。
会場の全員がとてつもない集中力で引き込まれているのが判る程。

お話はいつもの1時間よりも長くなりましたが、ちょっとそれを止めて個別指導に、という感じではなかったし、参加者の方の雰囲気も同様だったので、そのままに。
こんなことは音楽家講座が始まって以来、22年にして初めてのこと。

そして、この不思議な体験によって、ご自身の内面が変化したことにより、大きな技の進展が。

(お話)
今回のことで、根本的にものの見方が変わった。
極当たり前のことにでも感謝する。その「ふり」だけでも違うが、本当に自分の中が変わると驚く程の変化が。

「天然もの」の変化には力がある。





(刀を何度も構えながら)
微妙な働きの凄さ。
何十か所もが、ザワっと揃う気持の良さがあり、ずっとやってしまう。

左小指はちょっとはずれるくらい。右手でやっているようだが、じつは左。
左が体中で持っている。(だからこそ)左は触れているだけ。

感情も含めた気持ちよさがある。

自分のあらさがし。








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(個別指導)

1.三味線
  身体が音を止めた感じになってしまう。
  大きな音ががなってしまう。

(先生)「自分の中から止めているものを払う。今やります」
祓い太刀で大きく変化。


2.フラメンコギター  
   様々な姿勢があって悩んでいるのだけれど、どれが良いか?

(先生)脚のポジションを変化させることを提案
    「動こうとしたとき、動ける姿勢で」

軸が整い、音にも芯が通った響きに。



3.三味線
   響きを自分で感じられない。
   弾いているうちに、どんどん怖い表情になってしまう。

(先生)「自分で自分に対する不満がそうさせる。ある世界にパっと入れるとFlowな状態に入ることが出来、内面が変化する」

丸紐による四方襷で、響き、表情のみならず、声、肩の位置も大きく変化。


4バストロンボーン
   柔らかい音から勇ましい音までをより自然に吹き分けられるようにしたい。
   呼吸に関して何かないか?

(先生)「呼吸に関しては、あまり話したことがなく、これも今回初めて話すのだけれど、動きに肺が関わってくる。肺を色々な形になるように。動きにもいろいんな役目がある。子供のダンスの様に肺が踊る」

そのまま下がろうとされたので、「今の今ですし、出来なくでも当たり前のご助言ですから、もし良かったら、なんとなくで、良いので、アフターも吹いてみていただけませんか?」と司会者無茶ぶりをしてしまったのを快く受けてくださり演奏。

より楽しそうに軽々と変化し響く演奏に。


5.歌
   以前祓い太刀をしていただいて、大分首肩周辺がラクになり高い声も出るようにな  ったので、御聞かせしたい。またやっていただきたい。

祓い太刀で更にのびやかに変化。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんといっても、「肺のダンス」だろう。

丁度、ポニョ、エイと進化?してきて2日目だったこともあり、それがより深い場所(肺)で行われているのだよ、とヒントを頂いた心地。
思わず、「先生、それは何か具体的な形とか、イメージはありますか?ハートとかこう何か?それとも、そういうものではなく、何か?」

「そりゃあ、具体的にありますよ」

とのことだった。

懇親会でも初参加の方に技を経験していただいて、いつもの居酒屋稽古会に。

「ね、人は人の心がありありと読めますから、こちらの手は何もやっていない、と思わせるのです」と仰っていたので、ここでもまた質問。

「先生、それは楽器も同様ですか?」

ニヤっとされ「それは、そうですよ。楽器は最も思念の残るものですからね。楽器、刀、そして着物・・」

いつも、「今日もよろしく」と楽器に挨拶して始めて、「今日もありがとう」と楽器を手入れしてしまって、とやっているし、生徒さんにもそのように教えているけれど、楽器に技をかけて通じるようにしよう、なんていうことは思ってみたこともなかった。

でも確かに、そのように思った時の自身の心身は全く違う訳だから、これは科学的手法といっても良い。

また新たな研究課題が出来、面白いです。

ご参加くださった皆様、スタッフAさん、会場スタッフの皆様、甲野先生
本当にありがとうございました。

次回は同会場同時刻で、4月17日(木)となります。
5月はお休みで、その次は6月となります。

どうぞお越しくださいませ!