『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

8月の設え

2024-08-04 11:08:26 | テーブルコーディネート
ずっとヨーロッパ風が続いたので、今回は若干和のテイストに。

海を見に鎌倉へ行きたいけれど、きっと大混雑だろうし、この暑さだし・・

ということで、「お家で、古民家カフェごっこ」というのがテーマです。

捺染の藍染、グレーのセンターライナー、骨董市で入手した古伊万里のお皿、マイセンのブルーオニオンなど。



ソファカバーはコットン、クッションカバーは紺、金茶のツルっとしたトルコ製。





今回は、玄関ホールに置いてあるものを徹底的に手入れしました。




ランプスタンドは取り外して、ガラス部分を洗ってピカピカに。




青磁の香炉は母方の祖父からもらったもので、脚が2本欠けてセメンダインか何かで貼り付けてしまったもので、価値が損なわれたから、と子供の時、夏休みに遊びに行っている時にもらった。

母がそれを気に入って、茶道のお仲間たちと、香道も嗜むようになっていて、家でも時々、この香炉でお香をくべていたものです。

私も時々、色々なお香を使っていたけれど、ピピが来てからは、猫の身体にはよくないと聞いて、一切、お香もアロマもやらなくなりました。

母からは「もしかしたら、この香炉よりも、中の灰の方がずっと価値があるかも?」と聞いていた。おそらく半分冗談だろうけれど、そう言いたくなるくらい高いお香もあったのかも。

お香を焚くためにも灰はないと不便なので、ずっと何十年もそのままにしていたのを、母にごめんね、と謝りながら思い切ってその灰を捨て、きれいに洗ってやりました。

実はこの香炉の無事だった脚2本は、夫がうっかり玄関先でゴルフバッグを倒してしまった時に折れてしまって、その時は、仮に、とセロテープで止めて、そのままずっと使っていました。

それを、瞬間接着剤で修復。

17世紀ごろの龍泉窯の青磁ということだったので、ちゃんと修復すれば、それなりにお宝からもしれないけれど、昔、金継ぎを見積もってもらったところ結構な金額だったし、この素朴な青磁に金、というのも似合わない気もしていた。
で、今回決意して、ダメダメではあるけれど、接着剤で。

割れ方もスパーンと破片が散ることなく綺麗に割れていたので、殆ど貼り付けたところはわからない程に。

NHKでやっていた「ゴッドハンド」という修復名人の父と息子の番組が大好きで、こういう方達にお願いしたら、きっと素晴らしいものになるのだろうに、と思うこともあるけれど、まあ、それは文化財クラスだし。







車庫の横に、自然に百合の花が咲いていました。
鳥の落としもののお陰でしょうか?
色々、勝手に咲くけれど、百合は初めて。






7月の設え

2024-07-21 16:43:00 | テーブルコーディネート
もう早くから取り替えて、写真も撮っていたのですが、アップしそびれていました。

7月は気付き、音楽家講座、富津合宿に加えて、様々な検診で病院通いも増えたため、あっという間に半ばも過ぎてしまいました。

ピンクと水色、というのはドラジェを思い出して、ちょっと幸せな気持になれる。

猫の箸置き、そしてフェイクのエアプランツを燭台に載せて一工夫。








ポットの下に敷いたシルバープレイトのトレイは、40年前にミュンヘンの蚤の市で5マルク(当時は600円くらいだったか?)で買ったもの。
ビフォーの写真も撮っておけばよかったのですが、真っ黒だったものをせっせと磨いてピカピカに。



銀鍍金でも、削らずにピカピカに出来るbuzz(バズ)、とてもお勧めです。

6月の設え

2024-06-05 20:06:17 | テーブルコーディネート
素朴&カラフルな感じが続いたので、この蒸し暑さに対抗できるように、スッキリ涼しい組み合わせにしました。

くすんできた銀の燭台とティーストレーナー、ピルケースを磨いて、クリスタルの置物は洗って、リスボンの燕たちも登場させて、みなツヤツヤの光を反射させるものばかりてセット。

クロスは麻のアズレージョ柄。
センターライナーは、すっきりとシルバーグレーで、これまた涼し気に。

ティーストレーナーは茶こし部分を外して、夫用の爪楊枝を入れて、ピルケースは、まだちょっと喉が絡んで咳など残っている私の咳止め用タブレットが入っています。






アズレージョもマイセンのブルーオニオンも、古伊万里の染付も、白地に青、ということでセレクト。

見込みに薩摩藩の十字?が入っている中皿は後ろ側に素朴な馬の絵が。






同じ店で購入した豆皿も同じく馬。

いずれも30年くらい前に購入したもの。

息子が午年ということもあり、

「波乗り馬といって珍しいものです。縁起ものですよ」と勧められてうっかり買ってしまったけれど、確かにあまり見たことがない。





波乗り千鳥とか、兎はあるけれど。
(本当は、こちらも欲しい・・)

リトグラフも馬なので、馬で揃った薬箪笥周辺。



アルベロベッロのプーミはやはり片すには忍びなく、窓辺に。
違う種類のレースを下げてみました。






5月の設え

2024-05-04 23:49:14 | テーブルコーディネート
あっという間に一年の三分の一が終わってしまいました。

そして五月だというのに、とても暑い!
この夏はどうなってしまうのか?と今から案じられます。

明日、能楽堂に着て行く着物を準備していたのですが、思わず上布にしちゃおうか?と思ったくらい。

でも、本来なら五月はまだ袷の季節で、流石にそれはダメかなと、単衣のシャリっとした生地の緑の江戸小紋。
本当は麻にしたいけれど、絹でも縒りの強い糸で織られているので、これなら乗り切れるかしら?
と天気予報の「明日は29度になります」を聞きながら覚悟を決める。

連休はポツポツと自宅でレッスンもしつつ、殆ど、片付けをしていました。

お恥ずかしい話、使用済みのパソコンをずっとため込んでいて、その数5台。

それをまとめて、ネットで調べた信用できる業者に引き取ってもらいました。
中の個人情報を消すのに、一台約3000円かかるということで、税込み合計17000円程の出費は痛いけれど、とてもスッキリしました。

収納庫奥に置きっぱなしだったものなので、部屋が片付く、というのではないけれど、何より気分がスッキリ。

あと、ブラウン管のTVも。
ネットで調べると、これは資源ゴミということで、型番、メーカーなど調べて郵便局で用紙に書き込んで料金(これも3000円くらい)を支払って、車に積んでも寄りの集積所に。

こんなTVを今頃処分するなんて恥ずかしいなあ、我が家くらいだよね、なんて思っていたら、集積所には同様のコロンとしたTVが5台もあって、「うちだけじゃなかった!(涙)」と少し心が軽くなる。

これはピピの部屋にあって、第二のネコタワーとしてピピも使っていた、ということもあり、まあいいか、とそのままになっていたのですが、とてもスッキリしました。

こうなると、さらに本も、と100冊くらい処分。
主に健康本、美容本、お洒落関係(買ったら捨てようねとか、色々)。
皆、役に立って面白かったけれど、情報は日々アップデイトされているし、こちらの趣味も変わってきているので、殆ど処分。

特にお洒落本が必要なくなった。
なんといっても、ウクライナワンピースと着物しか着なくなったので・・

スッキリしたところで、五月のテーブルコーディネイト。

緑のプーモ達が余りにも愛おしいので、南イタリア土産達は引き続き登板。
ソファーカバーを裏返して表側の水色にし、テーブルクロスをフィレレースに。
これは以前骨董市で3000円程で入手。
少し染みがあった箇所もあったけれど、酸素系漂白剤ですっかり奇麗に落ちて、その後、例の飲める洗剤(!?)で洗ってやったら、木綿の繊維一本一本が元気になったような感じで、蘇りました。

ビンテージのウクライナワンピースも、同じやり方でお洗濯しているので、洗う度に元気になって若返って、喜んでくれているような気がする。








3月と4月の設え

2024-04-09 14:13:11 | テーブルコーディネート
3月は旅行に行っていて、忙しかったので、帰国後にようやくテーブルコーディネイトもチェンジ。そのまま4月に雪崩れ込むことにしました。

旅の想い出を飾るのも楽しみの一つです。
テーマはもちろん、シチリアと南イタリア。
いずれも、光と影の対比が強い国だったので、テーブルクロスとセンターライナーもちょっと強めの取り合わせに。
どちらも以前から家にあるものですが、この取り合わせは初めて。

緑色のコロンとしたものは南イタリア・アルベロベッロで求めたプーモ。
複数形だとプーミだそう。
この地方にしかないラッキーアイテムで、シーザーの様に門などに2つ取り付けるもの。
外用に2つ、室内用に1つ買ってきたのですが、あまりの可愛さに外で雨ざらしにさせてしまうのは偲びなく、全員室内飼いすることに。

薔薇の蕾がモチーフになっているそうですが、ちょっとピノコのアッチョンプリケにも似ている?大きいのが8,小さいのが5ユーロくらいだったか。

クネっとした胡椒入れ7ユーロは、浮き出たレモンが可愛いので1つだけ購入。これが楊枝入れにぴったりで、降り出して使います。これは庭のフェンスに憑りつけたテラコッタ(1つ5ユーロ)の太陽と月のレリーフと一緒にシチリアのモンレアーレの参道にあるお店で。
他にも色々合計38ユーロ買ったら、何も言わないのに、ありがとう!これでいいよ!、と8ユーロもおまけしてくれました。

・・夫は「最初からもっと安いんだよ」というけれど、ちゃんと値札も付けていたから、昔のマラケシュみたいに、人を見て値段を変えている訳ではないはずで。

真ん中のレモン柄の器7ユーロと茶色の小鳥の水笛3ユーロは、やはりシチリア・ピアッツァアルメリーナで。

ピピも見たことのない形の新入りを警戒してか、今のところプーモに牙を立てたりはしていません。
・・今のところはね・・