『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

フミフミ歩き

2024-09-29 22:30:01 | 気付き
時々、早朝からピピがやってきて布団の上からフミフミしてゴロゴロと言いながら甘えてくれることがあり、至福のひと時です。・・眠いけど・・

ちょっとそんな感じもあるので、「フミフミ歩き」と命名しました。

階段上りは、甲野先生の腰を落とすやり方を真似る様になってから人生初と言って良い程、とても速く、何人もの人を追い抜いて上れるようになりました。

でも、歩くのは、格好つけたヒールの靴を履くことなどもあり、考え事をしながら歩くことも多く、年々歩く速度は遅くなっていて、何人にも、時にはどうみても私よりも年上の男女の方々にも追い越されてしまうこともあるという状況。

これが一気に速く、かつ楽に歩くことが出来る様になりました。
軽く汗ばむくらいなので、良い運動にもなっているはず。

これも、フルートの進化に伴う、応用編。

「協力し合わない左右の手」の効果は著しく、響き、音色のみならず、とにかく指がとても軽くラクに動くようになってしまう、という副産物がありました。

というか、これがメインなのかも。

本当に人の身体というのは不思議なものです。

右手を使う時は左手に虎拉ぎ(テンション)、そして左手を使う時は右手に・・

これを足に。

右手にテンションをかけると、左足が軽やかに振り出され、左手にかけると右足が。

昔、「蔵王権現歩き」なるものを開発して左軸でテンションかけつつ、というのもあって、これはこれで面白かったのですが、より実際に普通に使い勝手がよいのが今回。

その後、重心の左右の移動を繰り返し歩く、という2軸歩行になったけれど、当時はまだ外側だけだったので、ぶれが大きく、とても不自然なものでした。

それが、今回は、猫がフミフミするみたいに手の内でテンションを交互にやるだけで、身体の内側で微妙に重心が変化。これはフルートの時も同様で。

見た目には殆どぶれることなく、自動的に足が降り出され、どんどんと楽しく歩くことが出来る様になりました!

「楽しく出来る」ということが大事。

おそらく猫のフミフミは元々が「協力し合わない左右の手」だったのではないかと思います。

今日は10月5日のWAYAZライブの練習だったのですが、ピアノでの応用の成果を実感。

ビートルズのゲットバックのピアノソロは右手だけだけれど、中々テクニカルで、苦戦していたのですが、使っていない左手を虎拉ぎにするだけで、別人みたいに音の中を捕まえたまま早いパッセージが弾けるようになってびっくり。

そしてヘイジュードは、とにかく左手がオクターブのままずっと連打で、これまた指を痛めそうで嫌だったのですが、フルートと同じ発想を試してみると、これがどんぴしゃりで、もう、いくらでも弾いてもいいよ~というくらいラクだし、響き、切れもよくなった。

ラストの右手の16分音符の連打も、かつては、テンポ内にキリっと納めるのが難しくて、難儀していたのが、もう何の苦もなく最初から出来ている人みたいにすっとはまる。

左右の手の労働力を比べて、大変じゃない方にテンションをかけるだけ。
虎拉ぎの感覚を会得しておけば、フミフミ程度のテンションでちゃんと効果が出るのでピアノでも虎拉ぎが使える、ということになる。

肩、首、鎖骨周辺の取り扱い方が変化したからこその恩恵です!


季節の変わり目に

2024-09-25 23:47:32 | ピピ
フルートでの変化進展があまりに忙しく面白く、9月は8月よりもあっという間に時間が過ぎていきました。

そんな中、22日に66歳となりました。
・・不思議な感じ・・

23日のWAYAZの練習の打ち上げでは一日遅れでみんなに祝ってもらえました。

家では特に何かするということもなく、普段の御飯時に、ちょっと良いクラフトビールを空けただけでしたが、こういう普通の平和な暮らしを楽しめている状況に、そして夫婦そろって健康でいられることに感謝。

明日26日は昨年逝去した弟の命日なので、お墓参りに行く予定。
https://blog.goo.ne.jp/pipipipi/e/d6fd53a47f8e43d67117eb0ff766b84c

そして、ピピが急に気管支をやられて救急病院に行ったのが10月1日。
https://blog.goo.ne.jp/pipipipi/e/ca39c78684fb36c9cfefcfd19b1aeadc


23日から急に涼しくなりました。
人間は着るものや布団で調整出来るけれど、毛皮一枚の猫は大変。

ピピはペットショップに居た子猫の時に猫風邪ウィルスをもらって、一番かわいくて買い手がつきやすい時期の2週間を入院して過ごしてしまったせいで、その後売れ残り、大きくなるに連れてディスカウントされて、やさぐれた感じでお店に居た時に、息子と出会い、息子の猫となりました。

猫風邪ウィルスは一度かかると一生身体に残るので、気を付けてやらなくては、と思っていたのに、今まで2回風邪をひかせてしまい、責任を感じています。

特に去年は呼吸がとても速くなって、本当に心配しました。

なので、もう数日前から、ピピが眠るリビングにはファイテンの小型の送風機で暖房を。
これだとエアコンよりも空気も乾燥しないし、部屋の中で温度差もできるので、丁度良いところで眠ることができます。

その甲斐あってか、目下、絶好調。
涼しくなったせいか、とても活発に遊んでいます。

遊び疲れると、ハイヒール下駄が入っていた新しい小さな方の段ボールでお昼寝。
窮屈なのではと思いますが、寒くなってきたので、こちらの方が暖かいのかも。

ちょっとマヤ文明の文字みたい?









夫と二人、いつまで健康寿命となるかはわかりませんが、せめてピピをちゃんと見送る日が来るまでは元気でいなくては、と思います。

ピピファーストの私に時々夫は「ピピよりも自分が逝く方が早いかもしれないんだから、もっとこちらにもご配慮を~」などと言ってくるのですが、それはお互い様で。

私も油断せずに体調管理。お酒を控えめにして、温かい飲み物や、漢方薬、プロポリスなど飲むようになりました。まだまだ冷房が効いている電車の中ではお手製スワトーマスクをして、ストールで首を温めてているのは例年のことですが、今年からは腹巻も。中々良いです。



・息子と暮らし始めた頃のピピ
まだ毛も短く、アビシニアンっぽい。




WAYAZ,瀬戸内キャンディーズ、ミラクル・ピンクレディ

2024-09-23 22:05:33 | 日常
52同期バンドのWAYAZライブ本番が近づいてきて、本日はスタジオ練習でした。

夏は暑いから、と私は本業に差し支えるとよくないから、とパスさせてもらっていたけれど、メンバーはしっかりと練習を重ね、素晴らしい仕上がりに。

今日は渋谷のスタジオで、ゲストのリコーダーグループ、瀬戸内キャンディーズとビートルズの64歳、そして、ミラクル・ピンクレディのNちゃんの歌とRちゃんのヴァイオリンと私のキーボードでアメイジンググレイスの合わせも。

WAYAZとのお付き合いはもう20年になるけれど、こうやって女子同士での共演というのは格別な感慨もあり、しみじみと楽しい。

もちろん、みんなリコーダーも、歌もアマチュアで、それなりになのだけれど、そんなのもう関係ない、というくらいの楽しさ。そして純粋な清らかさがある。

これは中途半端なプロ(含む自分)の演奏よりもずっと心の奥深いところに染み入ってきます。

良い経験をさせていただいています。

アフターも楽しい宴会でした。

来週もう一度練習して、10月5日にはいよいよ本番。
今日から涼しい風も吹き始めて、季節の変わり目ですが、体調管理をしっかりして、楽しんでこようと思います。

大好きだったTVアニメ「ラーメン赤猫」が終わってしまい寂しいですが、お店のモットー、

「接客一番味二番」はWAYAZにも通じていると思う。
上手いヘタではなく、みんなが楽しめることが一番。

こうしたことを音で共有できる経験というのは、意外に少ないと思う。

52同期のみんな、ありがとう!\(^o^)/




7月2日以降の変化

2024-09-19 20:59:46 | 気付き
7月2日に口腔内が変化してからは、導火線に火が付いたように怒涛の変化が続いていました。

ただでさえ忘れっぽいのに、あまりに目まぐるしく変化するので、それに忘れてはいけない重要なポイントなどもあり(忘れて良いものもあるのだろうけれど)、このあたりでまとめておこうと思い忘備録。キーワードのみで失礼します!

・猫のヒゲ袋
・逆手抜刀術
・けんぽうたん
・肘先
・指のための意識ポイント
・霊性、内観・・わからないなりに思うことが大事。
・下駄ハイヒール
・500円玉
・親指、小指、足裏にも貴金属
・「こうすりゃいいんだ!」の応用。。左右の手を協力させない。


目下、全てとても大切ですが、この大前提はみな口腔内の変化があればこそ、かもしれません。

思うに、どんどんと「鳥」化している気がする。

岩明均の作品『七夕の国』に登場する何人かの超人。

ネタバレになるので書けないけれど、この御話しに出て来る鳥人間・・・

これも一種、三木成夫の「個体発生は系統発生をくりかえす」にも通じているような。

鳥だった頃に近付こうとフルートを吹いているのかもしれません。

鼻裏がシュっと集まり鳥の顔になったような感じになったからこそ、けんぽうたんとの相性もより良くなったのでは?とも思います。

鳥の踵は上部にあるので、下駄も同様にハイヒールに??

左右の手を協力させないは、植村先生の師であるオーレル・ニコレの言葉にもシンクロしていたことをようやく実感。

「フルートをどうやって持つか?右手の指を動かす時は左手で、左手の指を動かす時は右手で持つんだよ!」

と笑いながら冗談めかしておっしゃっていた、ということをうかがった。

今回、ようやく、この話と、協力し合わない左右の手、そして虎拉ぎが繋がった、ということです。

何年か前、左右の重心移動で、つまり右手を使う時は左、左手の時は右に、という重心移動を利用して吹いていたことがあったのだけれど、これで、それなりに音が出る様になってからは、自然と淘汰されてやっていなかった。だって大変なんだもん。

でも、これを駆使した時の、ギターの宇高さんとやった本番はとても評判がよかったのを思い出した。

今回はそれを手で。

動かす方の手はダラダラユルユルで、そうじゃない方の手は「虎拉ぎ」のテンションを作り出す。

これも数年前から椅子から人を起す技で思いついて講座で実践したりしていたのに、なんであの時フルートに、と思わなかったのか?

虎拉ぎの手ではフルートは持てない、と当時は思い込んでいたから。
でも、手の形状ではなく、要はその中身なので、形状には関係なく虎拉ぎ効果をもたらすことが出来る様になったということだと思います。

それもこれも口腔内の変化、そしてけんぽうたん効果によるものだと思う。

結局は、それができる身体か否かということかもしれません。

ちなみに、片手のみ虎拉ぎの方が階段も上りやすい気が・・


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アンティークの銀鍍金コースターを二つ張り合わせたマカロンを挟むようにした自作のハイヒール下駄の音色も中々良いのですが、こんなに素敵な「ハイヒール下駄」があるのを音楽家講座常連のEちゃんが教えてくださいました。

すぐにポチっとしていたものが昨晩届き、本日ワクワクしつつ試しましたが、とても良い。それに見た目も素敵。




硬い木でみっちりと目が詰んでいるので、桐下駄の様なカーンとした感じがないのが寂しかったので、色々とこちらにも工夫。

足裏に500円玉を挟んで吹くとかなり良い。

吉田雅夫先生も胸ポケットに500円玉を入れて吹いていた、ということを植村先生からうかがったことがある。

「僕は、そういうのよくわかんないんだよね。」と師匠は、そのたぐいのことは全くおやりにならなかったけれど、私の「アクセサリーや履物、衣装などの身に付けるもので音が変わる!」というプチ発見を咎めることなく、面白がってそんな話をしてくださった。

ということで、すぐに500円玉を思いついたのでした。
他にも色々と試して貴金属も投入すると、やはり響きとコクがグンと増す。

ちょっと料理の味付けをしているような感じもあり、面白い。

・・決してこんなことばかりやって過ごしていた訳ではなく、ちゃんとフルートもさらっています・・って何言い訳しているんだか・・

9月の設え

2024-09-17 22:53:54 | テーブルコーディネート
中秋の名月が美しい夜空となりました。

大分、朝夕の風は涼しくなりましたが、日中は今日も暑かった!

そしてあっという間に半分が過ぎてしまった9月。

早くから変更していたのですが、アップするのがすっかり遅くなってしまいました。

タイトルは 「酸っぱい葡萄」(@イソップ物語)

ポルトガル土産のぽってりとしたボルダロのちょっと悪い顔付の動物シリーズと、秋色の葡萄のセンターライナーの組み合わせは以前もやったものだけれど、せめて部屋の中だけでも秋を感じたくて。
今回の楊枝入れはホフロマ塗りの蓋物を合わせました。



4月からもうずっと暑かったから半年マルっと夏になってしまったみたいです。

本当の秋がやって来るのが待ち遠しいものです。

そういえば今年は夏の上布も、浴衣も一度も手を通すことがありませんでした。それどころか、ウクライナワンピースも着なくなってしまった8月でした。9月になって、そろそろ、とは思うものの、この暑さではまだその気になれず・・

体調を崩されている方も多い模様。
こまめな水分補給、睡眠、美味しいごはん、などなど、気を付けて過ごしていきたいものです。
皆さまもどうぞご自愛くださいませ。