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~色々なものに興味がありすぎて困っている音楽家が日々の出来事や想いを綴っています~

“表銀座の槍”に向けて(16)

2010-07-19 06:00:00 | 旅行・山行
               
<20100719>日頃から何かとお世話になっている方に借りている山に関する本の中から、6冊目として植村直己さんの「青春を山に賭けて」を読みました。この本は昨年9月の“憧れの槍ヶ岳”で知り合ったTさんに勧められていたということもあって興味深く読みました。これまで山岳小説を4冊続けて読んだわけですが、今回は小説ではなく植村さんの冒険記録となるので小説とは違った面白さがありました。この本の中で著者は「それ(登山)はわが人生の遊びの一つにすぎない…どんな仕事であれ、自分に定職を持つことこそ、真の人間として生きる価値があるように思われる」と書いてありました。また、「私はきょうまで、ひとつひとつ強い決意のもとに全精神力を集中してやりぬいてきた」とも。彼のいう“遊び”が“単なる遊び”でないことは言うまでもありませんが、その遊びを集中してやりぬいたというところに魅力を感じました。趣味が多くて困っている私にとっては登山も一つの趣味にすぎないわけですが、それは“真剣な遊び”であり、他の趣味もそれをしている時は同じです。私の口癖に「全力で取り組む姿が美しい」というのがあるのですが、これからもそうした“美”を追求していきたいと思います。※参考=植村直己…1941~1984(?)、兵庫県に生まれ、北米マッキンリーに登頂後、消息を絶ったままになっている冒険家
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