“憧れの槍ヶ岳”を振り返って(5)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
<20090930>“憧れの槍ヶ岳”２日目（９月23日）は“槍沢ロッヂから槍ヶ岳山荘へ、そして登頂！”…という予定だったのですが結局はガスのため登頂は叶わなず、槍の麓までの移動となりました。７時10分槍沢ロッヂ発、13時10分槍ヶ岳山荘着までの６時間、晴れたり霧雨になったりしたものの、一度もレインウエアを着ることなく移動できたのは幸いでした。その間、万年雪や紅葉や、登山客とのあいさつやちょっとした会話や、そうした全てのものが嬉しかったものの、行けども行けども槍の姿を見ることができなかったため、精神的にも肉体的にも本当に大変でした。※写真＝槍沢ロッヂを出発してから３時間15分後に辿り着いた“水沢”
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“憧れの槍ヶ岳”を振り返って(4)

　　　　　　　　　　　　　　　
<20090929>“憧れの槍ヶ岳”１泊目（22日）の“槍沢ロッヂ”…自宅を出てから12時間15分後に着いたのでヘトヘトだったのですが、思っていたよりきれいで立派だったので嬉しくなりました。おまけに風呂付き…石鹸やシャンプーは使えないものの湯船に浸かれるというだけで幸せでした。シルバーウイーク終盤ということだったので宿泊客はまばら…お陰でちゃんと布団１枚に１人で寝ることができました。宿泊客が多い時は１枚に２人、時には１枚に３人ということもあるそうなのですが、それは山小屋の常識なのだそう。その代わり、宿泊を希望する方は原則拒否しないとのこと…何せ死につながる可能性がありますから。※参考＝風呂は15時～16時50分、消灯は20時30分…信じられないほど早いと思うのですが、山ではこれくらいでちょうどいいのでしょう。
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“憧れの槍ヶ岳”を振り返って(3)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
<20090928>“憧れの槍ヶ岳”第１日目（９月22日）は上高地を出発し、明神館・徳沢園・横尾山荘・槍見河原・一ノ俣・二ノ俣を経由して槍沢ロッヂへ…ずっと梓川に沿って歩きました。梓川は雨で増水しても濁ることなく透明…川底のコバルトブルーは本当に美しかったです。※参考＝上高地から槍沢ロッヂまでは休憩を含めて徒歩で５時間15分かかりました。
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“憧れの槍ヶ岳”を振り返って(2)

　　　　　　　　　　　　　　　
<20090927>“憧れの槍ヶ岳”第１日目（９月22日）はシルバーウイークの後半ということで、多くの方が下山客…河童橋から２時間ちょっとのところにある徳沢園にも色とりどりのレインウエアを身に付けた方が大勢いらっしゃいました。河童橋では降っていた小雨は既に上がっていたので私は早々にレインウエアを脱ぎ、１泊目の宿である槍沢ロッヂへ！その間、千人以上はいたかと思われる下山客とすれ違う度に少々奇異な目で見られましたが、服装は自分の体調に合わせることが大切…普段着で十分でした。※写真＝徳沢園ではソフトクリームを所望…この先はきっと食べられないだろうと思い、「400円は高い！」と思いつつもいただきました。
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“憧れの槍ヶ岳”を振り返って(1)

　　　　　　　　　　　　　　　
<20090926>“憧れの槍ヶ岳”は終わってみればアッという間でしたが、いろいろと勉強になったので今日からしばらくの間、写真を交えて振り返ってみたいと思います。まずは車を駐車したあかんだな駐車場から。自宅から平湯温泉までは５時間40分…着いた７時40分は残念ながら小雨だったためレインウエアを着込み、ザックにはザックカバーを掛けました。どうしてこんなカバーが1,500円もするのかと少々憤慨していたのですがいきなり役立つことに…買っててよかったです。ザックの重さは約12kg…自炊用の食料が重かったものの、このところのザックはあまり重さを感じさせない造りになっているということを実感しました。４日間に及ぶ登山ではいかに疲れが溜らないようにするかが重要なのでザックは特に吟味する必要があると再認識しました。※写真＝ザックカバーを掛けたザックは昔に比べるとかなり高い位置…腰で支えているので肩への負担は少なくなっています。※参考＝駐車代は１日500円、あかんだな駐車場から登山の起点である“上高地”へはバスで約30分…あかんだな～上高地の運賃（松本電鉄バス）は往復で2,000円
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憧れの槍ヶ岳(第４日目)

<20090925>今日はいよいよ帰路へ…宿泊した横尾山荘から上高地までをゆっくり散策しました。もう槍を見ることはできないので2,931mの明神岳を見ながら10km…平坦な道だったので楽でしたが、この４日間、約12kgのザックを背負っての登山で足は限界寸前でした。とはいうものの、先程、平湯温泉につかったので少しマシに…ここから自宅までは車で６時間半程かかりますが、槍を思い出しながらドライブしたいと思います。
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憧れの槍ヶ岳(第３日目)

<20090924>昨日の登頂が叶わなかった分、“それじゃぁ、いっそのこと槍の頂からご来光を見よう”ということで夜明け前の登頂を目指しました。４時15分に起床し、まだ目覚めていない眼球にコンタクトを装着…ダウンジャケットを着込みライトだけを持って外へ出ました。４時半というとまだ空には星がくっきり…カシオペア・北極星・北斗七星・オリオン座をじっくり見たのは小学生の時以来だったので感激しました。いよいよ４時50分からアタック開始…薄暗い中、壁にへばりつくように一歩一歩登っていく間は不思議な感覚に包まれました。最後の梯子を登り終えてふっと頂を見た５時15分…不思議な感覚は何とも言えない達成感に変わりました。徐々に明るくなる中、一緒に登頂した４名で写真を撮り合うなどしていたところいよいよご来光…360°のパノラマは3,180mならではで富士山もよく見えました。ずっとそこにいたかったものの言葉にできない緊張感から比較的短時間で下山…下りは下がよく見えるだけに怖かったです。無事に降りてきた安堵感の中、3,080mでのコーヒーは最高でした。その後、用便を済ませ南岳に向けて出発…槍を振り返りながら足を進めるものの“一歩踏み外せばいつでも死ねる”という稜線を歩くのは精神的に疲れました。もっともきつかったところは天狗原へ下る岩場…根性だけで下ってきたという感じでした。天狗池に映る逆さの槍をカメラに収めるなど常に槍を見ながら歩けたことは本当にラッキーでしたが宿泊予定の横尾山荘に着いたのは17時55分…槍ヶ岳山荘を出た７時半から約10時間半の間、一度も用をたすことがなかったのはそれだけ汗をかいた証でしょう。感激と疲労困憊の一日でした。※参考＝横尾山荘は夕食付で8,500円…風呂付
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憧れの槍ヶ岳(第２日目)

<20090923>このブログは槍のすぐ袂にある“槍ヶ岳山荘”からです。“今日はいよいよ槍の頂へ！”という予定で槍沢ロッヂからここまで登ってきたのですが、目の前にあるはずの槍はガスで真っ白…今日の登頂は諦めました。そこで暖房の効いている談話室でいろいろな方と談笑していると17時半になって急に槍が絵葉書のような姿を現したものの手遅れ…急いで登り始めた方もいらっしゃいましたが既に夕闇が迫ってきていたので無理はしませんでした。もっとも今日はここに辿り着くまでにヘトヘト…残り１kmは本当にきつく、200m進むごとに休憩をしなければならないくらいでした。今日の行程は槍沢ロッヂ0710→1310槍ヶ岳山荘。昨夜から降っていた雨は“槍沢ロッヂ”出発する時にピタッ！レインウエアを着ることなく槍の麓まで登って来られたのでラッキー…ちょっと肌寒かったものの無風状態で助かりました。※参考＝槍ヶ岳山荘の素泊まりは6,000円
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憧れの槍ヶ岳(第１日目)

<20090922>このブログは今夜の宿“槍沢ロッヂ”からです。今日から４日間はカメラレスの携帯しか使えないので写真をアップすることはできませんが、文字だけは毎日更新したいと思います。今日の行程は自宅0200→＜車＞→0740あかんだな駐車場0820→＜バス＞→0850上高地0900→1415槍沢ロッヂ。天気は小雨のち曇りでしたが、さほど寒くなく気持ちいい秋という感じ…歩き始める前に着たレインウエアはすぐに不要となったのでラッキーでした。今日はまだ槍を見ることはできないものの明日の登頂を目指してゆっくり休みたいと思います。※参考＝槍沢ロッヂの素泊まりは6,000円…風呂付。
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憧れの槍ヶ岳(13)

　　　　　　　　　　　　　　　
<20090921>厳密に言うと明日ということになるのですが、今日の26時、“憧れの槍ヶ岳”に出発します。現時点の兵庫県南東部の気温は28℃もあるので暑いくらいなのですが、こことの標高差が3,100mの槍ヶ岳は一般的に考えると約19℃低いので９℃くらいでしょうか…夜には相当冷え込むでしょうから防寒対策は万全でなければなりません。フリースやセーターは言うまでもなく、ダウンジャケットまで持っていきますが意外と重要なのがインナー…そこで先程UNI QLOで“HEAT TECH”というものを買って来ました。この商品①発熱…体から水蒸気を繊維が吸収し、熱エネルギーに変換。素材自体が暖かくなります②保温…繊維と繊維の間にできるエアポケットが断熱効果を発揮。発生した熱を外に逃がしにくくしています③抗菌…④ストレッチ…⑤吸汗速乾…水分をすばやく吸収して乾燥させる機能がついています。汗をかいてもすぐに乾くので肌ざわりはさらっとさわやか⑥静電気防止…⑦形状保持…、などという説明書きがあるので登山にはもってこいなのです。体温が下がるとこの夏に大雪山で亡くなられた方々のようになりかねないので体温保持は特に重要…今朝の新聞にはクレヨンしんちゃんの作者が遭難死するなど山の事故が多発しているのでそうならないよう命懸けで“槍”を楽しんできます。※写真＝VネックT（九分袖）、タイツともに1,500円…有名メーカーの半値ほどなので助かります。
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憧れの槍ヶ岳(12)

<20090920>いよいよ“憧れの槍ヶ岳”は明後日（22日）に迫ったのですが、自宅を出るのは午前２時なので実質的には明日からという感じになります。防寒対策は万全でなければならないものの、いかに荷物を軽くするかも重要なので持っていくものはギリギリまで吟味したいと思っています。そこで困ったのがブログをどうするか…というのは、今持っている携帯はカメラレスなので、写真付のブログにするにはデジカメとPCを持っていかなければならないのです。しかしそうなると荷物が増えるのでどうしたものか…今更カメラ付の携帯に機種変更するのも面倒なので登山中は文字だけのブログとなりそうです。せっかくの絶景をその日の内にアップできないのは残念ですが、写真は帰ってきてから載せたいと思います。
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アクセスランキング(2)

<20090919>大した内容は書いていないにもかかわらず、多くの方がこの“Piki-blog”を読んで下さっている様子…大変嬉しく思っています。先週のアクセスランキングはgooブログ約1,290,000件中6,836位…これまでの最高位は4,951位だったもののその時のブログ数は約1,150,000件だったのでなかなかいい方だと思います。いよいよ22日からは“憧れの槍ヶ岳”…電波状況によりますが、できるだけ毎日更新したいと思っています。
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憧れの槍ヶ岳(11)

　　　　　　　　　　　　　　　
<20090918>間近となってきた“憧れの槍ヶ岳”の登山計画書（登山届）が出来ました。といっても作ったのは同僚で私はそれにちょっと付け加えをしただけ…それに基づいて装備をチェックしていきたいと思います。昨日の槍は好天に恵まれたようで最高気温は13.2℃…登頂予定の23日も同じようであってほしいと願っています。とはいえ、山の天気は急変するもの…最悪の事態を想定して準備したいと思います。
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憧れの槍ヶ岳(10)

<20090917>“憧れの槍ヶ岳”まで１週間を切りました。日々の忙しさにかまけてまだ準備ができていないのですが、今年の北アルプスは相当厳しい様子…そろそろ本格的にかからなければなりません。登山に際して大切なことは何と言っても防寒対策…気象データやいろいろな方のブログによるとここ数日の槍の最高気温は10℃以下、最低気温は氷点下とのことなので冬山のつもりで臨まねばなりません。先日起きた奥穂高岳での救助ヘリコプター墜落事故は記憶に新しいわけですが、その後、同じような付近で凍死された方も…命掛けのつもりで当たりたいと思います。
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やっぱりHO（1/87）(8)

　　　　　　　　　　　　　　　
<20090916>デアゴスティーニ社のC62（1/24）も飾り台を兼ねたHOのジオラマも作り始めたもののその後一向に進んでいないのですが、こんな状況の中、前から欲しかったIMON製のキハ53が手に入りました。言うまでもなくファインスケールの“HO 1067”です。表参道にあるIMON原宿店に行く度に飾られてあるキハ53を見ては買うか買わないか悩んでいたのですが、さすがに144,900円には手が出ず…そんな中、何かと利用しているネットオークションに中古品が出品されたので即入札しました。結果、私以外に入札した方はいなかったのでオークションの開始価格である75,000円で落札することができました。新品同様の品が半値…IMONの製品はあまり出回らないので本当にラッキーでした。※参考＝IMONで購入すると10％分のポイントがいただけるので実質は130,410円、オークションでは送料等を入れて75,700円。
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