<20120731>先日の“フェルメール・センター銀座”では複製とはいえフェルメールの作とされる全37点を制作年順に観る事が出来たので色々な事がわかりました。その中から一つ…以前から「聖プラクセディス」「赤い帽子の女」「フルートを持つ女」はフェルメールではないのではないかと感じていたのですがその内の「聖~」と「フルート~」はやはりフェルメールではなく、しかし「赤い~」はフェルメールの手になるものと感じました。よって私が思うに現存するフェルメールは35点…もっとも、素人目によるものですが自分なりに答を出せたのでスッキリしました。もう一つはフェルメールは同じ衣装をよく用いたと言う事…例えば「真珠の首飾りの(少)女」の黄色い上着は「リュートを調弦する女」「手紙を書く女」「婦人と召使」「恋文」「ギターを弾く女」のモデルも着用していたのです。そんな事はフェルメールのファンなら周知の事なのかも知れませんが私にとってはこの企画展があったからこそ気付いた事…これだけでも入館料1,000円の値打ちはあったように思います。※写真=「手紙を書く女」(複製)の一部…フェルメールは余程この衣装が気に入っていたのでしょう。
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