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<20130531>先日、職場の窓を閉めようとした際、網戸に糸トンボが引っ掛かって死んでいるのが目に留まりました。昆虫はあまり好きではないので普段なら気にも留めなかったと思うのですが、糸トンボには以前からある想いがあったのでそっと手に取りました。その想いとは「とにかく見たい」と言うものでした。50歳の今からするともう40年程前の小学生だった頃、糸トンボは沢山おり見付けては捕まえていました。大きなトンボはホバリング姿勢から瞬間移動して逃げてしまうのですが、糸トンボは草花に留まってはいとも容易く捕まえる事が出来たのです。捕まえて何をする訳でもなく…ところが羽をつままれた糸トンボはもう飛ぶ事が出来ないので手を離したと同時に足元に落ちたのでした。そう言う事を繰り返し何匹殺してしまった事か…まだ幼かったとは言え命を粗末にしてしまったと言う想いがずっとあったのです。中学生になった頃には既に糸トンボを見掛ける事はなくなってしまったので日本の環境は劇的に変わったのでしょう。それはともかく、糸トンボには悪い事をしたと言う想いがずっとあったので死骸とは言え久しぶりに見て少し救われたような気になりました。50歳になった今、何もかもが絶好調なのですが人生なんていつどうなるかわからないもの…糸トンボのような儚さが訪れないように一日一日を充実したものにしたいと思います。
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