どんぐり山(ピタとピチ)

○次回出店 ―

白峰三山 1

2013-08-28 | 登山 南アルプス

先週の月曜日から木曜日まで。
いつもの3人で南アルプスの白峰三山へ。

去年、仙水峠から夜叉神までの縦走をした時に
約束してたルート。


月曜日の夜に仕事を終えて、すぐに合流。
奈良田の駐車場にテントを張って、前泊です。



全ての用意を終えて、乾杯し、
そして寝る前にちょっとテントを出ます。
真っ暗闇の中。
周りは山に囲まれて、真っ黒の山。
すごいその闇が近くに感じられるんだよなぁ~

この時にシミジミ思いました。
山に登る前の、この闇の時間がすごく重要。
ここで切り替えられる。
ハッと思い出す感じ。

そう、いつもは夜灰色だから(国分寺)、
闇の中で行動する事が、落ち着くのです。
間接照明の月明かり。


白峰三山(北岳3192m・間ノ岳3189m・農鳥岳3026m)

・火曜 奈良田→バス広河原→二俣→右俣→肩ノ小屋→北岳→北岳山荘泊(行動時間7時間)
・水曜 北岳山荘→間ノ岳→農鳥小屋→農鳥岳→大門沢分岐→広河内岳(2895m)ピストン→大門沢小屋泊(9時間)
・木曜 大門沢小屋→奈良田駐車場→奈良田の里温泉(3時間半)




白峰三山 2

2013-08-28 | 登山 南アルプス
火曜日の朝

テントを畳んだ後に、お湯を沸かして
まったりとした朝食の風景。


当初の計画では、大門沢から農鳥岳へと今回の逆コースで登ろうとしてた。(隊長の計画)
ただ色んな人に聞いても、大門沢から登った人はいなくて、
多分大門沢小屋から稜線に出るまでの4時間の急登がきついんじゃないかなって思ってた。
なので話し合いの結果、急きょ北岳から登るコースに。

奈良田から広河原行きのバスが8時50分発。
その結果、登り始めがなんと10時。
前泊してるのに、7時過ぎに起きて
いつもとは違う優雅な朝です。
(いつも大体4時起き、6時には登る)

白峰三山 3

2013-08-28 | 登山 南アルプス
広河原から二俣までの登り。
登り始めが一番きつい。
思ったよりも暑くて、
下に着てたウールのシャツをすぐ脱いだ。

とにかく喉が渇いて仕方なくて、
ちょっと歩いては水分補給。
こんなにグリーンダカラちゃん飲むっけなぁって自分でも不思議で、
しばらくして、ハッと気付いた。

朝食べたどんべえのカレーうどん・・・。
あれだ・・あの塩っ辛い濃い味。
だから喉カラカラなんだ・・って後悔しつつ、
ダカラちゃんをゴクゴク飲んでた。
(早いペースで無くなった1・5リットル)




そんな苦しい山道で、周りに咲いてるウドの花。
花が三つに分かれてて、
見てたらだんだんチアリーダーがボンボン振ってるかのよう。
たくさんのチアガールたちに応援されてるような気分になって
なんとか頑張った、この登り。

フレ~フレ~
ガンバレ~って

白峰三山 4

2013-08-28 | 登山 南アルプス
もうちょっとで二俣の所。

前方に北岳。
バットレスも見えてきます。

隊長は昔、バットレスを登ったらしい。
岩壁は未知すぎて色々聞いてもピンとこなかったけれど
(とにかく専門用語が分からない)
バットレスって名前が単純にかっこいいなって思う。



二俣で休憩した時に、四郎さん持参のトマトで生き返る。
(牛乳パックにまるごと入ってる)
カレーうどんの喉の渇きも、
すべて吹き飛ぶようなおいしさでした。

白峰三山 6

2013-08-28 | 登山 南アルプス
待ち焦がれた稜線上。

一気に寒くなって上着を着込む。
気圧によって、直線になってる雲の端。

北岳肩の小屋は、まだ見えません。
前方には超えなくてはいけないだろう険しい登り、
そこを登りきった豆粒みたいな他の登山者を見て羨ましく思ってました。

白峰三山 7

2013-08-28 | 登山 南アルプス
北岳 肩ノ小屋

たどり着いたのが15時。
大体15時には小屋に入らなきゃいけないって分かってたけど
どうしても北岳山荘に行きたかった。

落雷や豪雨などの心配はないって事で
後2時間ばかり進むことに。

北岳頂上は、ガスの為周りの景色は見えません。
お地蔵さんの周りにはたくさんのお供え物。
どんぐり山もお供えしようと思ったけれど、やめとく。

富士山に続いて標高2位の北岳山頂は、
たくさんの登山者が登ったような、
そんな雰囲気が感じられる場所でした。
(この日はうちらのみ)


ここで隊長の携帯が通じたので北岳山荘に電話。
空いてるのでゆっくり来てくださいと小屋番さん。
早く着かなきゃっていう焦った気持ちが落ち着きました。

白峰三山 8

2013-08-28 | 登山 南アルプス
北岳山頂から北岳山荘までの斜面は
ここもまた、たくさんのお花。

ガスが取れてきて、大好きな幕開け。
薄日に照らされた広い稜線上の草原が、
素敵です。

剛毛のハイマツが風に揺れてる様。
頭に浮かぶハイジとペーター。
普段使う道がこんなだったら、どんなにいいだろうって
いつもの便利なコンクリート道を思い出しました。

薄い雲をまとった太陽を、
月と間違えたり。
この日は多分満月。
思ったよりも日が高くって、
勘違いしちゃった私たち。

白峰三山 9

2013-08-28 | 登山 南アルプス
北岳山荘。

17時すぎ着。

受付を済ます隊長に、小屋番さんからの優しいお言葉。
落雷などの危険が増すのでせめて15時までに小屋に入るよう計画してくださいって。
本当に・・そう。
何もなくて良かったですねって言ってた。そうですよね・・。

私たち3人と親子2人の5人で遅い夕食。
色々な話をして面白かった。
テレビの取材がこの日来ていたそうでその話を聞く。
(スタッフの他にハルナさんがいましたよって。
そのハルナさんについて聞くけど、結局どのハルナさんか分からず)

白峰三山 10

2013-08-28 | 登山 南アルプス
水曜日

朝、4時起き。
ガスと風が激しくて、
朝ごはんをお弁当にしてもらってた早立ち組の方々も
小屋で随分待機してた。

朝ごはんの時(5時)に、小屋の方が教えてくれた今日1日の天気予報。
ガス、雨、雷雨、天気は悪くなる一方って・・
フフ 今年は天気に恵まれないなぁなんて思いつつも、
なんとなく晴れる気がして聞いてた。
(空子と一緒にてるてるぼーずを5個も作っていたし)

6時出発です。
一面真っ白な中。