槍ヶ岳・１

先週の木曜から日曜まで
３泊４日で、槍ヶ岳

メンバーは、隊長、隊長の所属する山の会の方２名、うちの
４人です。

みなさん４０年以上の大ベテランの山男で、
安心して登ることが出来ました。

１日目
上高地手前でテント泊

２日目
上高地から槍沢ロッジまで５時間。槍沢ロッジ泊。

３日目
槍沢ロッジから槍ヶ岳山荘を経て、槍ヶ岳頂上へ。５時間。槍ヶ岳山荘泊。

４日目
槍ヶ岳山荘から天狗原を通り上高地へ。９時間半。

今回、３日間ともラーメン食べて
すっかりラーメン嫌いになった、うち。

槍ヶ岳・２ ２日目

槍沢ロッジを朝早く出発して
ひたすら頂上を目指します。

行動食とか・・１ピッチ、２ピッチとか
山用語が話に出てくるたびに、興味津津。

今回、一緒に登った方が、槍ヶ岳の登頂が初めてって聞いて
あら～ベテラン山男なのに・・って思ったら
夏の槍ヶ岳が初めてっていう、なんともまぁ、おっとこまえな話。
雪山の槍ヶ岳か・・・
無理。

槍ヶ岳・３ ２日目

４時間くらい登って、
槍ヶ岳が、すぐ目の前。

一度、槍ヶ岳山荘に荷物を置いて
それから頂上を目指します。


とうとう、あのとんがりのてっぺんに・・ってここら辺、緊張してた。
いつのまにか自分だけ、ギャバンみたいな手袋をはめだした隊長。
ずる～

重いリュックを脱いだ瞬間、ものすごく体が軽く感じた。
体が宙に、ぴょんぴょん浮く感じです。

槍ヶ岳・４ ２日目

槍ヶ岳の頂上へと続く岩場の登りで
もっとも恐怖だった、この場所。

デ―ンと突き出た岩肌に、
ただ杭が何本か打ってあって
その杭だけを頼りに登らなくてはいけないなんて・・・

怖いから、下を見れなくて、
それが更に怖かった。
脇の間からチラリと見える断崖絶壁の恐怖！！

槍ヶ岳・５ 2日目

槍ヶ岳頂上手前の長いはしご


今から、行くよ～

槍ヶ岳・６ ２日目

来たよ～



槍ヶ岳の頂上は、狭くて断崖絶壁で
かがみながらじゃないと
怖くて移動できない。

降りる時は、さぞかし怖いだろうなぁって思ってたら、
下りの方が全然平気だった。
覚悟を決めて、下をガン見しながら降りたから。

怖いのを、見ないのはもっと怖い。
怖いのも、ずっと見てれば、怖くなくなる。
今回学んだ教訓。

槍ヶ岳・７ 3日目

朝焼けと槍ヶ岳

黒い、槍。


朝の４時に起きて、山荘の外に出たら
空いっぱいの星と、天の川が見れた。
遠くに富士山もちいちゃく見えて、そのちいちゃさが
お菓子のアポロそっくりだった。

槍ヶ岳・８ ３日目

槍ヶ岳山荘から、
大喰岳、中岳と稜線を縦走し南岳手前で天狗原経由で
上高地へと一気に下ります。


稜線を歩いている時に
アルプスの山々がぐるりと見渡せて
本当に、ここは天国みたいだなぁって
ずっと思ってた。


中岳の頂上付近で、前を登ってた隊長の足元から
大きい岩がごろっと下に転がる。
っと、いきなりラーーークっって叫ぶ隊長。
え！！？ラーックって・・・・
自分で落石させたら、ラークって叫ぶって教えられてたけど
ラーックって叫ばれたらどうしたらいいか分からなかったうちは、ただきょとんとしてた。

この間、３秒位。大きい石は、うちの目の前で止まった。
・・・・・
超笑った～～～
登山歴４９年の隊長の、
緊迫と切羽詰まった、あの、ラーーーーック！！。
ホント、聞きごたえあったよ。

しばらく笑いが止まらなかった。

槍ヶ岳 ９

帰って来て、朝起きた時に
周りに山がなくて
そのショックの大きさに自分でもびっくりした。

つらい事はなにもなくて、
ただ楽しいばっかりの山ごもり。

楽しいって、ものすごくいい事だと思います。

９月の２週目には、立山縦走！！

槍ヶ岳

今度の、金曜日から３日間、
山小屋２泊で槍ヶ岳。

1000ｍ以下の低山では、
ヘラヘラ、キャッキャしているうちでも
3000ｍ以上の山では、真剣です。

高山植物と星といろいろな物を
真剣な心で見てこようと思っています。

一番見たいものは、
山が夕日に照らされて、真っ赤になっている所。
それを見て、山が、燃えてる～って言いたい。
（ハイジでの名場面です）