デジカメコレクション デジカメ大好き

デジカメでいろいろ撮ってます 腕が悪いくせにカメラのせいにして買ったカメラが150台超えました

豪徳寺

2020年03月15日 | RICOH
松蔭神社をあとにして、次に向かったのは今回の散歩の最終目的地豪徳寺です。距離にしてほぼ1kmちょっと、歩いて15分足らずのところです。こんな近くになあと思いながら歩いていました。

もう着いちゃった


参道は松並木


山門が見えてきました


なぜ豪徳寺を目指したかというと、そうここは井伊家の菩提寺、安政の大獄の中心人物、井伊直弼の墓があるからです。井伊直弼の命によって30歳で処刑された吉田松陰の墓を、なぜ門下生たちは井伊家の菩提寺のそばに造ったのでしょうか。



境内に入りました


立派な香炉です


本殿かと思いきや宝物殿


横に三重塔がそびえます




本堂 立派なお寺ですね


そしていよいよ井伊家の墓所、寺の西側の広い敷地に歴代の藩主が眠ります。招き猫伝説の井伊直孝のお墓も。





井伊直弼の墓は一番奥に




桜田門外の変で水戸脱藩浪士に暗殺された直弼ですが、吉田松陰と井伊直弼、どちらがいい悪いというのではなく、幕府を倒す、幕府を守るという立場こそ違え、二人とも命を賭して職務を全うした事には変わりありません。最近のすぐ発言を撤回する大臣には見習ってほしいものですね。一見敵同士の二人がここ世田谷の地に共に眠るのは、不思議に感じなくなりました。

重苦しい話はここまで、次は招き猫伝説。先ほどお墓のあった彦根藩主井伊直孝が木の下で雨宿りをしていたところ、猫が「こっちへおいで」と手招きしたので行ってみると、その直後さっきまで雨宿りしていた木に雷が落ちた、それがここ豪徳寺、この命拾いが縁で井伊家の菩提寺になり、招き猫が奉納されるようになったということです。(諸説あり)



招猫殿の横には


今でもたくさんの招き猫が


奉納されています


灯篭の中にも なんかかわいい


梅の名所としても有名な豪徳寺ですが既に残りわずか、一輪の梅が夕日に照らされ、敵同士の墓めぐりの気持ちをほっこりさせてくれました。



RICOH GR