デジカメコレクション デジカメ大好き

デジカメでいろいろ撮ってます 腕が悪いくせにカメラのせいにして買ったカメラが150台超えました

向島百花園

2024年07月01日 | 庭園
今日から7月、ステーキとケーキをたいらげて、ようやく向島百花園の門の前に立ちました。江戸時代から続く由緒と、思ったより狭いなという気持ちが交差する。入場料150円、年間パスポートでも600円、その安さに不安が募ります。



昭和8年に国の名勝に指定されました



庭門の片隅に



紫陽花の水鉢が



目を覆うほどの柏の葉



そこはビルに囲まれた



純和風の庭園



もう氷の季節か



園内いたるところから
スカイツリーが見える









丸い葉とモミジがじゃんけん
丸い葉はパーかグーか



蜘蛛の糸が枯葉を吊るす



長さ30mの萩のトンネル
今はまだ花は無く



明日に続きます

アール・デコって?

2022年05月29日 | 庭園
庭園美術館でほぼ初めてアール・デコに触れ、館内で様々な装飾品を観てきたけれど、結局アール・デコって何?
案内文を読むと、20世紀になって工業が発達し、新素材の登場、加工力の向上などがもたらした装飾様式の総称と言葉の説明はあるけれど、他所に行って、装飾品を観てこれはアール・デコ、これは違うと判るほどの見識はなし、うまく説明もできません。ブログのアンチョコ用に撮ってきた説明文を載せておきますので、気になる方はご覧ください。



最終回の今日は新様式や新素材に目を向けた館内のスナップ。アール・デコは美しい装飾だけではありません。金属を鋳造、加工して作られたラジエーターカバーから。

熱帯の海を表現



これは青海波かな 鳥も飛んでる




次はお風呂 来賓用の洗面台



ユニットバスの原型か



蛇口も湯水混合



階段の手すりにも
木をくりぬいた装飾と



足元を照らす圓窓



ロフトみたいな書庫の



隣室は書斎



現代でも使えそうな
一人用ソファーセット



ガラスが組み込まれた高級机



飾り棚の中にはルネ・ラリック作の



カーマスコット《勝利の女神》






大食堂

2022年05月28日 | 庭園
wakoslowstep様、コメントありがとうございます。私も初めて訪れた庭園美術館、名立たる名画があるわけじゃなく、当時の皇族の暮らしぶりがそのまま芸術作品で、美術館になっていることに驚きました。さらに100年近く経っているのに、その保存状況にも驚かされます。

さて旧朝香宮邸の写真もクライマックス、今日は1階の主室の写真です。まずは入口すぐ横、第一応接室。よくポスターにもなる有名な部屋ですが、まさに絵に描いたような部屋でした。



続いて隣 小客室



暖炉も豪華



その隣 大客室
前出のシャンデリアが輝く部屋



昔の写真もありました
今とほとんど変わらない



そしていちばん人気は大食堂



他の客がいなくなるのを
待って撮影開始



カウンター
植物を施した壁面は
レオン・ブランショ作



暖炉の壁画は「赤いパーゴラと楽園の泉」
アンリ・ラパン作



この大食堂は
来客との会食に使われました



少し違和感を覚えるのは
食物より書物が多い



読書しながら食事したのかな



いずれにしても円形に張り出した窓からみえる、緑を眺めながらのティータイムはきっと格別なんだろうな。



アール・デコ ペンダント

2022年05月27日 | 庭園
朝香宮邸の照明器具、いちばん数が多かったのは吊り下げ式、ペンダントライト。朝香宮邸はその設計をフランス人に委ねただけでなく、家具、照明器具もフランスからの輸入品。この部屋ごとに違う照明も当時のフランスの潮流、アール・デコの影響を受けたものなのでしょうか。

まずは1階大広間



ペンダントというより
シャンデリアですね



これも応接につけられた



シャンデリア風の一品



寝室や廊下も





それぞれ違う





ガラス面の装飾も手抜きなし





ここからはちょっと変わり種
複雑なちえの輪も



真下からは円が2つ



細かい金細工も施され





布製のカバーも





星形のステンドグラス
天井に色を映す





葡萄の房のようなガラス球



細かいディンプルが刻まれて



まるでゴルフボールのよう






アール・デコ 照明

2022年05月26日 | 庭園
sarugado様、コメントありがとうございます。私もアール・デコなるものをマジマジと見るのは初めてで、興味本位でいろいろと撮ってきてしまいました。今日の写真はその中の照明器具。照明器具とひとくちに言っても、吊り下げ式、埋め込み型、スタンドなどいろいろあって、最低でも部屋の数は必ずある。今日は埋め込み型とスタンドの写真です。

まずは1階大広間天井



よく見るとひもが付いている
これで消すのかなあ



そして大食堂の天井には



ルネ・ラリック作の



ガラスに彫られた果実




2階大広間には円形



中央に磨りガラスのカバー
間接照明効果か



まるでUFOだな



満月のような真円度



模様が入ったものも



円筒型



続いてスタンド型
これは寝室用かな



階段の手すりと天井をつなぐ



大きなものの



最後はシュナイダー社製の
フロアランプ



優しくあたりを照らします



その姿はまるで真珠のよう



明日は吊り下げ式 ペンダントです





レースのカーテン

2022年05月25日 | 庭園
皇室の高貴な窓辺になびくのはレースのカーテン。純白のシルクを通して柔らかな日差しが注ぎ、5月の爽やかな風が吹き抜ける。今日はそんな窓辺の写真です。

柔らかな日差しが注ぎ




裾が風に揺れる





大広間にも



大きなレース



階段で2階へ



厚手がないところは
細かなドレープ



寝室にも



細かなドレープ



書斎には



いっそう高級な



フリル付き



小窓を開けると新緑が見える







往時の景観

2022年05月24日 | 庭園
朝香宮夫妻はフランスに滞在中にアール・デコに魅せられ、帰国後、白金御料地にフランス人画家・室内装飾家であるアンリ・ラパンに内装設計を依頼してこの朝香宮邸を建てました。だから邸内至るところにアール・デコ調が散りばめられていて、今日は飾り窓の写真を集めてみました。

洒落た飾り窓





圓窓も



和室は寄木細工風



浴室の 曇りガラス



踊り場には大きめの採光窓



金細工のついた窓も



手作業で作るのでしょうか



続いて各部屋の主窓



天窓までかなり高い



窓からの景色は



ブローニュの森か





窓から見える中庭は



往時の景観



明日に続きます





アール・デコの装飾品

2022年05月23日 | 庭園
いよいよ旧朝香宮邸内部に侵入というと聞こえが悪いが、チケットを購入して庭園美術館本館に入りました。玄関でいきなり目を惹くのはガラスに浮き出た女神様。



これはフランスのガラス工芸家、ルネ・ラリック氏の作品、ガラスレリーフです。ガラスなので背景の色や照明が変わると風合いが変わります。それにしても細かいところまで作りこまれていますね。



次室にあった香水塔、お部屋の消臭剤みたいなもの?説明には照明の熱で香りを漂わせたと書いてありました。それにしてもでかい香水だ。



円い天井、床のモザイクに
よくマッチしています



大広間のレリーフ「戯れる子供たち」



「女性と子供」



ロイヤルコペンハーゲンの
陶器の置物 ペンギン



「花文花瓶一対」高そう



そして今回のメイン
アール・デコの貴重書









細やかな装飾品と言えば、この館の奥様、朝香宮允子妃がお使いになられた品々も展示されていました。



パウダーケース「スカラベ」



コンパクトかな



電動式置時計「野ばらの花」



うさぎと



複葉機



数々の小箱







この小箱、最近どこかで見たことがあると思ったら、「皇女和宮展」に同じようなものがありました。天皇家の女性はこのような小箱を使うのでしょうか。それにしても小さい、マッチ箱くらいの箱。いったい何を入れて、赤い帯を締めるのでしょう。




アール・デコ

2022年05月22日 | 庭園
さていよいよ旧朝香宮邸、庭園美術館本館へ、「建物公開2022 アール・デコの貴重書」なる展覧会が開催中。装飾性豊かなアール・デコの世界へとご案内いたしますって言われても、アール・デコって何?20世紀初頭に欧米で流行した建築様式ってことくらいは聞いたことあるけど・・・。



玄関には狛犬が



欧米にはないと思うけど



1頭は子連れ



書いてあった「アール・デコ」の説明は、欧米を中心に1910年代半ばから1930年代にかけて流行、発展した装飾の一傾向。幾何学図形をモチーフにした記号的表現や、原色による対比表現などが特徴。建築様式だけじゃないことはわかったけど、漠然過ぎてますますわからなくなりました。

とりあえず外観チェック
建物裏の庭の方へ



庭に面した窓が多い
迎賓館だっただけのことはある



庭には松の木や



灯篭も 和も忘れてないんだ



和風テイストで撮ってみました



中央に動物らしき彫刻が
でも外からは入れません



室内から見ると
わざと歪ませたガラス越し



小さな点で曲面を作ってる
これも芸術か



中庭に出てみると
動物の正体は豹



カメラ目線なのが気になります



続きはまた明日




新緑の庭園

2022年05月21日 | 庭園
都立庭園美術館は旧朝香宮邸、外務大臣公邸として吉田茂も住んだことがあるそうです。その後西武鉄道に払い下げられ、白金プリンス迎賓館として開業し、国賓・公賓来日の際の迎賓館として使用されたとのことでした。再度東京都が買い戻し現在に至ります。皇室、迎賓館に美しい庭園は欠かせません。

西洋庭園をさらに奥へ



目の前に池が広がります



ここが日本庭園



奇岩、列石も並び





紅葉の奥に太鼓橋



橋の上から
秋に来たかったなあ



でも新緑も清々しい



池の向こうに茶室が見える



現在はコロナで閉鎖中でした



足元の羊歯まで美しく




明日こそ本館の写真です