デジカメコレクション デジカメ大好き

デジカメでいろいろ撮ってます 腕が悪いくせにカメラのせいにして買ったカメラが150台超えました

赤い靴

2018年03月14日 | OLYMPUS
今日の写真は山下公園を訪れた人は必ず立ち寄るスポット、噴水のある中央広場と赤い靴の少女の像の写真です。まずは昭和のころから変わらぬ夜景、「噴水、マリンタワー、ホテルニューグランド」の3点セットの写真から。



噴水の中央にある像は横浜の姉妹都市サンディエゴから贈られた「水の守護神像」横浜を水難から守ってくれています。アクセントに通り過ぎるシルエットを拝借しました。



これもサンディエゴから贈られた「ミッションベル」



そして最も有名で親しまれている「赤い靴の少女の像」





背景はずいぶん賑やかになりました



今回一番撮りたかったアングルがこれ、海をみつめる少女の視線。



異人さんに連れられていったはずの少女がなぜ横浜の波止場で海をみつめているのだろうと、初めてみたときから不思議に思っていました。この少女には実在のモデルがいた話は有名ですよね。後日聞いた話に私の勝手な解釈を加えると、アメリカ人宣教師の養女になったこの少女は結核に侵されていて宣教師の帰国時にいっしょに渡米することができず、9歳という若さで亡くなっています。ここからは私なりの解釈ですが、養女とはいえ宣教師夫妻にとても可愛がられていたのだろう、一緒にアメリカに行きたかったのではないだろうか、病魔で叶わなかったので今でもここから遠くアメリカをみつめているのか、宣教師夫妻の乗った汽船を見送っているのだろうか。遠くに住む母親か、可愛がってくれた宣教師が迎えに来るのを、今もこの横浜の波止場で膝をかかえて待っているのではないでしょうか。

こうなると童謡の歌詞からは、かけ離れちゃうのですが、この像のポジショニング、仕草、そしてその表情から、私はそう感じてしまいます。時代こそ違いますが、今はもうアメリカに行くことはない氷川丸が少女の心を癒しているような気がします。

OLYMPUS E-M5