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ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

同性愛の男性が女装した化粧品のCM?(石原都知事放言)

2011-02-19 03:50:30 | Weblog
石原慎太郎都知事、容赦なく同性愛への偏見発言をまだまだ連発しております。

週刊ポスト2011年2月25日号に、またこんなことを・・・
http://www.news-postseven.com/archives/20110217_12830.html

「差別でいうわけではないが、同性愛の男性が女装して、婦人用化粧品のコマーシャルに出てくるような社会は、キリスト教社会でもイスラム教社会でもあり得ない。日本だけがあってもいいという考え方はできない。」

差別で言うわけではないが、という前置きを入れたということは
少しは意識しているということか???

こういう枕詞を入れたら差別にならないとでも思ってるのか?
そういう人、たまにいますよね。

やれやれ、またか!ですが
こんなふうに慣らされてしまってはなりません。
確信持ってわざと言っているこの人は本当にひどい。

都知事という立場にある者が続けるこういう発言、これを止める社会システムは本当にないのか?

次の都知事選に出るという話も聞こえてきています。
4選目が出来たとしたら、さらにヒートアップすることだろう。
東京の人はよくも3度も選んできたものですよね・・。

選挙で落とせばいい、とかそういう話ではなくて
反論をしにくいだろうマイノリティをつるし上げて、こういう発言をくりかえす
権力ある公職者を放置いていていいのか?ということです。

こういうドラ声に怯えてしまう同性愛者たちがどれほどいることか。
日陰者は大人しく隠れて生きていろ!表に出てくるな!!ということを為政者が言う。

これほどの蔑視発言を繰り返しながら問題視しない社会が自分たちをドンドン追い込んで行きます。

こんな風潮の社会で、どうやってカミングアウトできる?
気に入らなかったら立ち上がればいいじゃないか!なんて言えます?

同性愛や性同一性障害の仲間たちは、こんな発言には幼いころから接してきています。

石原都知事が発言したようなことは、近所のおじさんや会社の上司
先生や親やバイト先の人、いろいろな人から浴びせられてきています。

そのとき自分たちは、心を殺して黙って聞いて、噛み殺して消化してきているのです。

そういった心無い人々の言葉たちを、権力ある人が公然と発言してお墨付きを与える。
為政者が市民の誰かを追い込むことで自分が思う社会を作ろうとする。

この日本で差別が作られてきた歴史にも似た、21世紀の新たな階層社会を
同性愛蔑視によって作ろうということでしょうか・・そういうことなのですよこれは・・・。

石原慎太郎という人はどうしようもない老害そのものですが
この発言を放置している社会が、自分たちは本当に悲しいのです。


さて、同性愛の男性が女装して出ている婦人用化粧品のコマーシャルとは
いったいどのCMを差しているんでしょうかねえ?

はっきりとした覚えがないですが、
ふと思いついたのはIKKOさんとか三輪明宏さんとかの?

どうにも懐の狭い方ですよね。
障子をペニスで突き破るシーンで話題になった小説を書いた人とは思えないです。
(今日の写真 上が若き石原慎太郎 下は三島由紀夫)



■石原都知事による同性愛を排除!蔑視発言の過去記事
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/62062108.html
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/62074648.html
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/62090212.html
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/62092935.html
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/62254429.html

■差別発言に「NO」と言える日本を!~石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する
http://ishiharakougi.blog137.fc2.com/

■週刊ポスト2011年2月25日号
http://www.news-postseven.com/archives/20110217_12830.html
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110217-00000004-pseven-pol

記事全文

「日本人の劣化」に警鐘を鳴らしてきた石原慎太郎氏。それを食い止めるためにいま何をすべきなのか、大胆な提言をする。

 * * *
 自民党が野に下っていた1994年に、私は党の政策大綱案として「二十一世紀への橋」という論文を書いた。その中で、高校を卒業した年齢の子供は、1年間か2年間、軍隊か警察か消防に入る義務を課すべきだと記した。

 韓国には今も徴兵制があるが、その韓国の若者と日本の若者を比べてみればいい。人生に対する積極性がまるで違う。若者を救うためには、軍役に就かせるか、あるいは警察、消防、海外協力隊でもいいが、連帯作業の役務に就かせて修錬させる制度が効果的だ。

 携帯、テレビ、パソコンのバーチャルな対人関係によって、あまりにもひ弱になってしまった者たちには、意思に反して強いられる肉体的制約が必要なのです。

 同じように、人間社会の原理を幼い頃から子供たちに、頭ではなく体で刷り込むことも肝要だ。今さら教育勅語を復活させろとはいわないが、「父母に孝に、兄弟に友に、夫婦相和し、朋友相信じ―」といった言葉は、いつの時代であっても否定し得ぬ原理です。子供の頃の良き刷り込みは、良き制約となって人生を支えてくれるものです。

 逆に、我欲を満たすための野放図な害毒は日本を駄目にする。必ずしも取り締まればいいわけではないが、諸外国では目にしないようなものが、メディアにもインターネットにも横行しているようでは、やはりおかしいといわざるを得ない。

 差別でいうわけではないが、同性愛の男性が女装して、婦人用化粧品のコマーシャルに出てくるような社会は、キリスト教社会でもイスラム教社会でもあり得ない。日本だけがあってもいいという考え方はできない。

※週刊ポスト2011年2月25日号
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