ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

同性愛者を侮辱したビデオを制作した大佐、更迭

2011-01-08 00:19:46 | Weblog
同性愛はホモネタとして嘲笑の対象とされてきた。
エンタープライズの艦内でどのように不適切な内容で自分たちを侮辱していたのか分からないけど
オトコらしさをアピールする中で、ゲイを女々しいものとしてとか
女性が見ても同性愛者が見ても、ろくでもない代物だったのだろうとは推測されます。

おかしなものを笑って何が悪い?そんな調子で同性愛のことはあしらわれてきた。

先日オバマ大統領が署名した米軍の同性愛者排除を取りやめる法律の制定が出来たからこそ
このビデオが不適切なものとして扱われるようになったのですね。

そうでなければ、このビデオを制作したオーウェン・オーナーズ大佐はフランクでジョーク好きな
ユーモアのある艦長として問題視もされることなく、差別や偏見を助長しつづけたのだろう。

この事件で、軍隊では大きな意識変革のきっかけになって行くことでしょう。
アメリカ社会全体にも大きな影響があるのではないでしょうか。

お笑いとして扱われているものに水を差すのは良くないという雰囲気って日本にも多いにある。

文化としての笑いを排除して行くのか?という意見も聞くけれど
そんな文化程度は低レベルなのだと思う。

まだまだ日本では、同性愛のことなんて口に出すのもはばかられる風潮があり
妙に性的に結びつけて禁忌している。

まさに、そのことが偏見であり人権問題なわけだけれど
当事者が声を上げれば、この日本でも社会は人権問題として扱うことになります。

まだまだ慣れないだけで、だんだんと変わって行くことだと思う。

法律で同性愛排除を取りやめた・・そのことの効果の高さを
今回の大佐更迭のニュースで早速に感じることになった。
こんなにも変化するものなんだね!


米空母の現役艦長が卑猥なビデオ制作
http://news.tbs.co.jp/20110104/newseye/tbs_newseye4616639.html
原子力空母艦長を解任=みだらなビデオ制作-米海軍
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011010500092
コメント
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