ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

人体の不思議展のことがようやく問題に

2011-01-20 01:11:22 | Weblog
愛媛でも2008年に「人体の不思議展」があった。

人間の遺体に特殊な加工をすることで骨や筋肉や臓器をそのまま保存したものを
医学的にも、人体を知る上でも意義ある展示だとして
県内の行政、地元マスコミの後援のもとで有料展示がされ、多くの観客を集めた。

当時、この展覧会は死体展示であり、非常に問題だろうと自分も書いた。
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/54275310.html
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/54588238.html
(展示内容などに興味がある方は、こちらで詳しく)

あれから数年、この展示はまだ全国で続けられていたという。

そして、ようやくこの数日のニュースで
この展示物は標本とされるべきでなく、遺体である可能性が高いと問題視しはじめた
京都府警では「死体解剖保存法」違反の疑いも持っている。

この展示は人工物ではなく、実際の人間の遺体そのものに加工して作った
自称標本という名前の見世物

何人もの中国人とされる遺体が信じられない姿でさらされていた。

目の前の骨は、筋肉は実際の人間のものだということは
実際に見学した人なら分かっていたと思う。

まさかそうも知らずに怖いもの見たさで騒ぎ見た人もいたのだろうか?
実際にあれは人間の遺体だと聞いてギョッとしたという信じられない人もいたと聞く。

久しぶりにこの展示のことを気分悪く思い起こさせるニュースに接して
当然問題とされるべきことが、数年もかかってしまったことに驚いている。
数年かでも問題視されるようになっただけ良かったのか?

ネット上では批判意見が見受けられたが、マスコミは扱わなかった
警察も司法も意識されなかった。今までこの展覧会が長く続けられたのが不思議だ。

こういう特殊な方法で人体を標本化して見ることの意味もあるとすれば
その標本をもとに精密に人工的な複製をし、それを展示すべきだと思う。


■<人体の不思議展>「標本は死体」京都府警が捜査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110119-00000090-mai-soci
■人体の不思議展、厚労省「遺体」との認識
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20110119-00000047-jnn-soci
http://www.youtube.com/watch?v=aDAUGB0WZGk
コメント
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