ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

家で性を語れない!では誰が教える?

2009-12-02 00:14:45 | Weblog
自分だけは・・自分の子供だけは・・と祈るだけで
「性」について必要な知識や付き合い方を教えることの出来てない家庭

では学校は?というと
性教育バッシングもあって、ほとんど大事なことは教えられてない

自分や自分の子供が悲しいことにならないためには向き合わなくてはならないが
多くの親はどのように伝えて良いのか分からないでいると思う。

恥ずかしくて切り出せない。何とかなるだろう、いやうちの子には早いし・・
などと思ってるうちに、大変なことになってしまう。

親のための学習会がいるのだろう。

でも、そのような学習会に参加する親も限られるのかもしれない。

こんな調子の親たちなので、親のせいにしてても埒が明かない。

20歳になれば、それまでいかに学習の機会がなく生きてきたのだとしても
子供だって自分の人生の選択を背負わなくちゃいけない。

若者向けの学習会もいるのだろう。

でもまた、そのような学習会に参加するものは少ないのかもしれない。

自分だけは・・自分の子供だけは・・と考える最近ハヤリの勝ち負け人生であるなら、
望まない妊娠や性感染症の感染といった人生の不幸が、無理解や無知だけで
起こるべくして起こるというのは、大変大きな分かれ目というところだろう。

性のことで、ずいぶんと人生の流れが違ってくる。
何もしないで手をこまねいて、運にだけ任せてしまっている。

こんな明白なことなのに、受験勉強よりも就職活動よりも、
そして婚活よりもと後回しにされてしまう。

どこから始めたら良いだろう?
誰にお願いすればいいのだろう?学校も職場も社会もほとんど何もしていない。
新聞もテレビも実践的な情報は何も触れようとしない。

昨日の中絶の記事で、実は40代の中絶も多いとされていた。
気の緩みとされているが、そもそもの性に対する知識不足もあるようです。

そして、その40代が親として子供と接していくことになる。

若い人はそれぞれの経験値が異なっているので、それにあわせた伝え方があるように思う。

それは集団にまとめて伝えていくのではなく、
個人対個人として伝えていくのが理想的に思えます。

性のことを個人的な問題とせず
社会みんなで取り組むべきこととして始めないといけないのでしょう。

どこから転換していくか・・・

今は、それが個人や各家庭の意識にかかってしまっている。


過去記事 エイズデーに寄せて
(コンドーム出荷数が激減している!)
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/60668732.html
(年間24万2292件の中絶手術)
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/60673271.html
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