ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

メキシコシティで同性婚合法化

2009-12-23 00:51:16 | Weblog
メキシコ市(Mexico City)では21日、中南米の自治体としては初めて、
同性同士の結婚を認める条例を可決したそうだ。

昼のニュースをふと見たら、大きく取り上げられていました。

なにやら、ネットニュースでは「同性婚」を「同姓婚」と誤って書かれたことから、
メキシコでは姓が同じを防ぐことで、近親婚を防いでいる古臭いしきたりでもある
のか?と笑い話のような話が広がってるところもありました。

メキシコでは既にシビルユニオンという同性カップルの法的制度があったのですが
今回、同性同士の結婚も認められたということ。

同性愛者たちがその瞬間を感動的に喜んでいる姿をみて、
日本でも自分たちが生きているうちにこのような時がくるのかなあ?と想像してました。

同性愛者たちに社会的権利を与えることに、生産性の無い(子作りできない)人たちに
そんな権利を与えて何の社会の得があるのか?といった心無い発言が出てきますね。

同性カップルでも養子を育てることが出来るようになればいいですね。

子供手当てが来年6月には配られるようで、社会が子育てを応援する流れが始まります。
自分たちも、子育てで関われることがあればと思うひとはいるでしょう。
カップルでなくてもいいのかもしれません。

そういうことを書くと
男女の親がいないと子供がいじめにあって不幸になるからダメだとか
子供を性的対象に見るかもしれないから心配とか
そういういらぬ心配をされる方が出てきますね。

男女のカップルで生まれて育てられない子供を引き取るというのにね。

どういう家庭であれ、子供にとって不幸でそうでないかなんて分かりませんよね。
子供に手を出す男女カップルの親の話は既に良く聞く話ですしね。

前に日本では年間に約25万の赤ちゃんが堕胎手術を受けていると書きました。
自分たち同性カップルが子供を作ることは普通出来ませんけど、愛情かけて育てたい
と思う人たちはいます。

今回のメキシコのように、着々と世界では変化を見せているわけですが、
こういうニュースを見て日本の人々はどう思っているのでしょうね?

海外の別世界のことと思っているでしょうか?
少しづつ、日本ではどうだろう?と想像しているでしょうか?

日本では、まだまだ同性愛者の当事者の顔が見えない中にあります。

そんな中ではこんなことを思われているでしょうか?
・・・日本でも同性愛者が堂々と表に出たり権利を主張したりするような
こんなことになって欲しくないものだなあ~とか

これも結局は、当事者が隠れたままにいて、実はすぐ近くにいることが分からない
からだと思えます。

人口の6%が同性愛者であると言われていますので、一緒に働いている同僚にも
家族にも、クラスメイトにも、ご近所にも、もうそれは少数者といえるのか?という
ほどにいるのですが、社会を恐れ身を隠しているのですよね。

当事者自身が自分の立場を変えていかねば変わらない。

メキシコの今日のことも、一日にして成し得たことではないけれど
当事者たちが立ち上がらなければ出来なかったことは間違いない。


■メキシコ市、同性婚と養子縁組を合法化
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200912220007.html

■写真で見るメキシコ市、同性婚
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2677353/5074716

■米首都ワシントン市、同性婚合法化法案を可決
http://www.badi.jp/kiji/2009/12/nw0912211.html
コメント
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