ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

献血不足で制限緩和でもゲイの血液は?

2009-07-30 02:34:24 | Weblog
新型インフルエンザで騒がれた5月に献血者が減ったため、この秋以降のインフルエンザ
流行が想定される中、血液の確保が不足することが懸念されるために現在規制対象として
いる1980年から96年までの間にイギリスに1日以上滞在した人からの献血制限を解除する
方針というニュースを読んだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090729-00000005-cbn-soci

記事によると仮に2週間以内の英国滞在者の献血を可能にした場合、約18万人の献血者数
の増加が見込まれると書かれてあるけど、規制解除者数の間違いでしょうか?
すごい数ですね。

血液の確保がおぼつかなくなったから解除するというのも何とも現金な話というか・・

現在、献血を拒否しているゲイの血液も、この際ひとからげに規制するのはやめてはどうか?
と苦々しく読んでしまいました。

ついでに、血液確保のためには次のような答申もあります。
http://news.cabrain.net/article/newsId/20651.html
(採血基準の見直しなどを提言-厚労省検討会)

なんだか血液集めにはなりふり構わず!という案の列挙にびっくりしてしまいます。

血液不足を補うために若い血液をもっと!?ということで、現在18歳以上のものを
16,7歳以上に献血年齢を下げることが上がっていました。

高校生の学校での団体献血の推進させたいようです。

効率的で機械的で、その都合のよさは人の温かみを感じられないのです。

血液不足を国民みんなで解決していこう!という思いで協力したくても、ゲイの血液は、
潔癖に排除して切り捨てて当然というその感覚にも人への温かみを感じられないのです。

そんな意識で血液集めをしているようでは、博愛な思いやりを広げあう献血というものでは
なくなってしまうように思います。

国民や特に若者の献血への意識を高める教育が必要というのなら、同時に献血条件についても
必要な制限内容への切り替えと共に心のこもった表現に変更していくことにも意識を向けて
いただきたい。

みんなで、誰もが助け合える社会にして行きましょうよ、と強く言いたい思いです。


(参考)献血が出来る条件
http://www.hyogo.bc.jrc.or.jp/kenketsu_shitai/jyouken/jyouken.html#

(参考)英国渡航歴のある方の献血の受入制限
http://www.hyogo.bc.jrc.or.jp/vcjd2005.6.1/vcjd2005.6.1.html

この英国渡航歴のある方へにあるほどの詳しい説明を読むと、男性同士の性行為をした人
への制限理由も、ちゃんと自分たちへ誠意を持って説明してください!と思ってしまいます。
コメント
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