日本テレビ系で5月14日に放送された「日本史サスペンス劇場」で
3代将軍の徳川家光が男色で世継ぎを作ることにならなかった!
という、歴史裏話をやってて見ました。
http://www.ntv.co.jp/nihonshi/contents/20080514.html
家光の乳母、そして大奥を作り上げた春日の局、女帝
春日の局が、どうも家光の実母であるらしいということも取り上げていた。
(将軍秀忠と春日の局の間で生まれた子だが、正室の子として育てられる)
しかし、将軍秀忠の正室との間に子供(家光の弟)が生まれてからは
正室のお江与(信長妹のお市方の娘・淀の妹)は実子を可愛がり
家光は疎んじられてしまう。
実母でありながら、乳母として我が子を見守り育て
正室から家光を守りぬいた春日の局には、家光も生涯頭が上がらなかったとか。
そして、家光の天下をゆるぎないものとするために
どうしても必要だったのが「世継ぎ」
でも、家光は同性愛者だったんですね。
一切、女性に興味を持たなかったそうです。
そんななか、春日の局としては、もうあらゆる努力をして
女性を引き合わせようと、大変涙ぐましい努力をしていくのです。
そこんところの苦労!?を
この番組では面白くサスペンス調で描いてたのですが・・
「上様の性生活の更正」
「男色に走る将軍」
「性癖を改めさせる」 (・・どれもひどい言い方でしょ)
いや~家光としては、もっと自分らしくしていたかったでしょうにね。
ゲイである自分としては、この苦労、十分に想像できます。
ヤイノヤイノそれはうるさかったことでしょう。
しかし、自分の立場が弟にとって代わられることを由としなかった家光も
幕府安泰のためにはと、なんとか努力して子供を作ることにするのです。
でもナカナカ・・
でも、そこは天下の将軍への女性選び
春日の局も必死になって家光が好みそうな女性を探し出し
もう女性をとっかえひっかえ、使い捨てながらわずかな望みを探って
何とか相手が出来る女性を見つけて、子供を作ることに成功するのです。
そこからは、あの家光が女性に目覚め!?
晩年は女色に走りまくった!のだとか・・
こういう話を聞くとね
「同性愛者も努力すれば異性と何とかできる」
「同性愛は直る」とか言い出す人がいるんですよね。
俺の母親なんかもそうです。
春日の局が大変な苦労した様子などは、大変な共感をするはずです(笑)
また、世間では男性同性愛者のことを
「男としかSEXが出来ない」とか下に見る言い方をしますよね。
(それを言うなら異性愛者は女としかSEXできない・・のですけどね)
女性とする努力が足りないという意味でしょうか?
おかしな話です。
さっきも書いたように、これは天下の将軍であるから出来るような
メチャクチャな努力の甲斐で出来るもので、女性をモノ扱いしてる話です。
家光自身も、子作りマシーンとして無理して頑張っただけでしょう。
それと、
同性愛者だといっても性的指向が100%同性にだけ向くわけではないと思います
ので、いろいろ無理をすれば好みの人もいるでしょう。
(それは異性愛者でも何%かでも同性愛指向もあるということでもあるのですが)
自分のことであえて考えてみたら・・
ボーイッシュな女性とか、筋肉質でハリのある胸の女性であるとか?
そういうのであれば、なんとか興奮できなくもないかな?とかは思うんですけど。
でもね、恋愛できるか?というと違うように思います。
性的対象としての、身体とかミテクレだけのことだけかな?
(本当に失礼な話でしょう?)
家光の場合も、こんなところの無理をしての子作りだったのだろうなと推測します。
さて、この番組
歴史を面白おかしく伝えたいのでしょうし、面白い話も多いですけど
ゲイとしては気分が悪い描き方ですね。
将軍は男色!禁断の愛!と騒ぎたてて、笑いも誘っててね
こういう積み重ねが、同性愛への偏見を再生産し
ゲイの肩身を狭くさせていきます。
こういうことを文句つけると、
こんな細かいことを付いて!と言われ、終わらされてしまうんですよね。
それくらいに、まだまだ社会は意識をされてないです。
日本民間放送連盟・放送基準というのがあるのですが、そこで同性愛を
番組で取り上げるときのことが書かれているんですけどね。(77条)
すべての放送局はこの放送基準を元に各局の基準を作っています。
#######
(77) 性的少数者を取り上げる場合は、その人権に十分配慮する。
性的少数者(同性愛者、性同一性障害者など)の性的指向を変態性欲・性的倒錯に含めてはならず、その人権に十分、配慮する。
#######
皆さんご存知でしたか?
現状の番組つくりって、十分な配慮がなされているのでしょうかね?
■日本民間放送連盟・放送基準
http://www.mro.co.jp/mro-info/11seihyogen.html
3代将軍の徳川家光が男色で世継ぎを作ることにならなかった!
という、歴史裏話をやってて見ました。
http://www.ntv.co.jp/nihonshi/contents/20080514.html
家光の乳母、そして大奥を作り上げた春日の局、女帝
春日の局が、どうも家光の実母であるらしいということも取り上げていた。
(将軍秀忠と春日の局の間で生まれた子だが、正室の子として育てられる)
しかし、将軍秀忠の正室との間に子供(家光の弟)が生まれてからは
正室のお江与(信長妹のお市方の娘・淀の妹)は実子を可愛がり
家光は疎んじられてしまう。
実母でありながら、乳母として我が子を見守り育て
正室から家光を守りぬいた春日の局には、家光も生涯頭が上がらなかったとか。
そして、家光の天下をゆるぎないものとするために
どうしても必要だったのが「世継ぎ」
でも、家光は同性愛者だったんですね。
一切、女性に興味を持たなかったそうです。
そんななか、春日の局としては、もうあらゆる努力をして
女性を引き合わせようと、大変涙ぐましい努力をしていくのです。
そこんところの苦労!?を
この番組では面白くサスペンス調で描いてたのですが・・
「上様の性生活の更正」
「男色に走る将軍」
「性癖を改めさせる」 (・・どれもひどい言い方でしょ)
いや~家光としては、もっと自分らしくしていたかったでしょうにね。
ゲイである自分としては、この苦労、十分に想像できます。
ヤイノヤイノそれはうるさかったことでしょう。
しかし、自分の立場が弟にとって代わられることを由としなかった家光も
幕府安泰のためにはと、なんとか努力して子供を作ることにするのです。
でもナカナカ・・
でも、そこは天下の将軍への女性選び
春日の局も必死になって家光が好みそうな女性を探し出し
もう女性をとっかえひっかえ、使い捨てながらわずかな望みを探って
何とか相手が出来る女性を見つけて、子供を作ることに成功するのです。
そこからは、あの家光が女性に目覚め!?
晩年は女色に走りまくった!のだとか・・
こういう話を聞くとね
「同性愛者も努力すれば異性と何とかできる」
「同性愛は直る」とか言い出す人がいるんですよね。
俺の母親なんかもそうです。
春日の局が大変な苦労した様子などは、大変な共感をするはずです(笑)
また、世間では男性同性愛者のことを
「男としかSEXが出来ない」とか下に見る言い方をしますよね。
(それを言うなら異性愛者は女としかSEXできない・・のですけどね)
女性とする努力が足りないという意味でしょうか?
おかしな話です。
さっきも書いたように、これは天下の将軍であるから出来るような
メチャクチャな努力の甲斐で出来るもので、女性をモノ扱いしてる話です。
家光自身も、子作りマシーンとして無理して頑張っただけでしょう。
それと、
同性愛者だといっても性的指向が100%同性にだけ向くわけではないと思います
ので、いろいろ無理をすれば好みの人もいるでしょう。
(それは異性愛者でも何%かでも同性愛指向もあるということでもあるのですが)
自分のことであえて考えてみたら・・
ボーイッシュな女性とか、筋肉質でハリのある胸の女性であるとか?
そういうのであれば、なんとか興奮できなくもないかな?とかは思うんですけど。
でもね、恋愛できるか?というと違うように思います。
性的対象としての、身体とかミテクレだけのことだけかな?
(本当に失礼な話でしょう?)
家光の場合も、こんなところの無理をしての子作りだったのだろうなと推測します。
さて、この番組
歴史を面白おかしく伝えたいのでしょうし、面白い話も多いですけど
ゲイとしては気分が悪い描き方ですね。
将軍は男色!禁断の愛!と騒ぎたてて、笑いも誘っててね
こういう積み重ねが、同性愛への偏見を再生産し
ゲイの肩身を狭くさせていきます。
こういうことを文句つけると、
こんな細かいことを付いて!と言われ、終わらされてしまうんですよね。
それくらいに、まだまだ社会は意識をされてないです。
日本民間放送連盟・放送基準というのがあるのですが、そこで同性愛を
番組で取り上げるときのことが書かれているんですけどね。(77条)
すべての放送局はこの放送基準を元に各局の基準を作っています。
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(77) 性的少数者を取り上げる場合は、その人権に十分配慮する。
性的少数者(同性愛者、性同一性障害者など)の性的指向を変態性欲・性的倒錯に含めてはならず、その人権に十分、配慮する。
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皆さんご存知でしたか?
現状の番組つくりって、十分な配慮がなされているのでしょうかね?
■日本民間放送連盟・放送基準
http://www.mro.co.jp/mro-info/11seihyogen.html