昨日に引き続き、松山市議会でのジェンダーフリーバッシングの続報です。
全国の皆さんも、どうか意識を持って読んでください。
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/52452651.html#52455667(過去記事)
13日(木)の愛媛新聞に記事が載っていました。
■愛媛新聞2007/12/13 3ページ
「男女共同参画推進条例 運用配慮の請願採択 松山市議会市民福祉委」
松山市議会市民福祉委員会(今村邦男委員長、八人)は十二日、市男女共同参画
推進条例の運用基本方針として男女の特性の違いへの配慮などを求める請願を引き
続き審査、提出者を参考人招致し説明を求めた上で、賛成多数で採択した。多数会
派の自民、新風会が賛成しており、十七日の本会議でも採択される見通し。
請願は市民ら七人が提出。同条例の運用に当たり、身体、精神における男女の
特性の違いへの配慮▽子どもの発達段階に応じた性教育▽表現の自由、思想信条の
自由を侵さない▽市がジェンダー(社会的性別)学、女性学の学習・研究を奨励し
ない▽性別による固定的役割分担意識や社会習慣を認定した場合は市議会へ報告
―など十一項目を基本方針とするよう求めている。
同日は提出者の一人が参考人として説明し、「ジェンダーフリー」思想を批判。
項目に掲げた表現や思想信条の自由を侵さないとの立場から、ジェンダーやセクハ
ラを助長し男女共同参画を妨げるような表現を規制する同条例一五条を運用しないよう
求めた。また書面で、コムズ(市男女共同参画推進センター)の図書や資料が
ジェンダーフリーに偏向していると指摘した。
公明、共産、無会派の三委員は、請願内容をあらためて基本方針として明確にす
る必要はないとして「各項目ごとに十分議論する必要がある」「学問は自由であり、
それを禁止するかのような内容は理解できない」などと主張。継続審査を求めた。
だが「運用方針の請願で、採決は条例を廃止するものではない」「二日間の委員
会で議論は尽くされた」などの意見もあり、採決の結果、自民三、新風一の四委員
が採択に賛成。共産など二委員は賛成せず、公明の一委員は退席した。
■■
記事にある、「表現の自由及び思想信条の自由を侵さないこと」に反するという
松山市男女共同参画推進条例の15条とは下記
第15条
何人も,あらゆる情報の公表に当たっては,ジェンダー,セクシュアル・ハラスメント又は
ドメスティック・バイオレンスを助長する表現その他男女共同参画を妨げるような表現を
行わないよう努めなければならない。
セクハラ・性差別・DMを助長するような発言をすることは、表現の自由及び
思想信条の自由であるから認められるべきだ!?!?
そんなことを求めているのです。
再度この請願事項を並べてみます。読んでみてください。
① 日本の文化と伝統を尊重すること。
② 身体及び精神における男女の特性の違いに配慮すること。
③ 家族と家庭を重視すること。
④ 専業主婦の社会的貢献を評価し、支援すること。
⑤ 子どもを健全に育成する上で、乳幼児期に母親の役割が重要であることに配慮すること。
⑥ 性教育は社会の良識に配慮し、子どもの発達段階に応じて行うこと。
⑦ 数値目標は現実的に策定し、長期的視野に立って達成すること。
⑧ 教育においては上記の全項に配慮するほか、規範意識と公共の精神の醸成にも努めること。
⑨ 表現の自由及び思想信条の自由を侵さないこと。
⑩ 松山市はジェンダー学あるいは女性学の学習あるいは研究を奨励しないこと。
⑪ 性別による固定的な役割分担意識及びそれに基づく社会習慣を認定した場合には、
その認定について松山市議会に報告すること。以上
このようなとんでもない請願が、既に委員会で可決されており
17日の本会議にも採択されるのです。
本当に松山市議会の議員の多数がこのような請願に同調するなんて信じられない。
(このままでは数名を除いた全員が賛成ということに!)
この請願を賛成する議員は、本当に市民に向けて恥ずかしくないのだろうか?
今回の市議会で採択される意味を松山市民は分かっているだろうか?
このような請願がまかり通るような状況がこの現実社会の大勢なのですか?
多くの女性は本当にこれでよいのでしょうか?
男らしさを、ことさら求められていく男性もこれでいいのでしょうか?・・・
先の請願項目の問題・疑問
①この男女参画条例の運用方針を変更することで、どんな日本の文化と伝統を尊重したいのか?
どんな国にしたいというのでしょうか?
②男女の特性の違いを明確にすることが、セクシャルマイノリティを苦しめてきたのです。
そうでない人にとっても、男・女と割り切られることの不自由さを感じてきているはずなのですが。
③家族と家庭には同性愛カップルなどは入って無いでしょう。
家族とはこうあるべき!とした規範を押しつけられ、結婚プレッシャーも増えるでしょうね・・
④専業主婦にアピールしたように見せて、女性の分断を計っているのか?
⑤乳幼児期に母親の役割が重要と聞こえは良いが、母親への子育て責任を重くし
男性の役割を・・・
⑥性教育は子どもの発達段階に応じて・・
定番の表現で性教育は何もしないということを表しています。
発達段階は子供それぞれに違うため何も出来ない。
⑧学校教育から子供の考え方を縛ろうとしています。
⑨差別表現のする自由及び差別的思想信条の自由 ということだそうです。
⑩学問の自由まで奪うなんて・・
⑪「性別による固定的な役割分担意識及びそれに基づく社会習慣」と長ったらしいですけど、
ジェンダーと言えば簡単なんですが。
ジェンダーの認定を市がする場合は市議会に報告せよって何を言ってるのかが分からん。
こんなびっくりな内容を市議会の大勢が賛成してしまうなんて・・
これが社会の大勢ということになって皆が幸せになれるのでしょうか?
今回の請願は、「松山市男女共同参画推進条例の運用の基本を明確にすることを求める」
というもので、すぐに条例そのものを改正するということではないようです。
でも運用に注文をつけることで、本来の条例の趣旨を変えていこうというもの。
いずれは条例も改正と言うことでしょうが、運用によって趣旨を変えられたのでは・・。
こんなみっともないことを松山市議会では17日に決定しようとしています。
多くの人に知ってもらい、考えてもらう必要がありますが、市民の多くは知らぬ間に・・・
ひとりでも多くの人にお知らせください。
抗議を送れる方、この週末のうちにお願いします。
■■抗議の文章を送っていただける場合は下記へ(お急ぎください!)■■
松山市議会 市議会事務局(砂野哲彦市議会議長あて)
http://www.city.matsuyama.ehime.jp/shigikai/1175805_1088.html
gikai@city.matsuyama.ehime.jp
請願議員(参考)
池本英俊http://www.t-ikemoto.jp/top.html
田坂信一http://home.e-catv.ne.jp/tasaka.shinichi/
松下長生http://www.matsushita-nagao.jp/
請願議員のうち2名の方は以前に性的マイノリティに関する政策アンケートに
回答を寄せてくれています。その回答内容も興味深いのでぜひご覧下さい。
レインボープライド愛媛(性的マイノリティ政策アンケート)
松山市議会議員回答(2006年)
http://blogs.yahoo.co.jp/project_gl05/38514389.html
◆参考◆
松山市男女共同参画推進条例
http://www.city.matsuyama.ehime.jp/simins/dannjyokyoudouusannkaku/zyourei/zyourei.html#前文
バックラッシュとは
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5
全国の皆さんも、どうか意識を持って読んでください。
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/52452651.html#52455667(過去記事)
13日(木)の愛媛新聞に記事が載っていました。
■愛媛新聞2007/12/13 3ページ
「男女共同参画推進条例 運用配慮の請願採択 松山市議会市民福祉委」
松山市議会市民福祉委員会(今村邦男委員長、八人)は十二日、市男女共同参画
推進条例の運用基本方針として男女の特性の違いへの配慮などを求める請願を引き
続き審査、提出者を参考人招致し説明を求めた上で、賛成多数で採択した。多数会
派の自民、新風会が賛成しており、十七日の本会議でも採択される見通し。
請願は市民ら七人が提出。同条例の運用に当たり、身体、精神における男女の
特性の違いへの配慮▽子どもの発達段階に応じた性教育▽表現の自由、思想信条の
自由を侵さない▽市がジェンダー(社会的性別)学、女性学の学習・研究を奨励し
ない▽性別による固定的役割分担意識や社会習慣を認定した場合は市議会へ報告
―など十一項目を基本方針とするよう求めている。
同日は提出者の一人が参考人として説明し、「ジェンダーフリー」思想を批判。
項目に掲げた表現や思想信条の自由を侵さないとの立場から、ジェンダーやセクハ
ラを助長し男女共同参画を妨げるような表現を規制する同条例一五条を運用しないよう
求めた。また書面で、コムズ(市男女共同参画推進センター)の図書や資料が
ジェンダーフリーに偏向していると指摘した。
公明、共産、無会派の三委員は、請願内容をあらためて基本方針として明確にす
る必要はないとして「各項目ごとに十分議論する必要がある」「学問は自由であり、
それを禁止するかのような内容は理解できない」などと主張。継続審査を求めた。
だが「運用方針の請願で、採決は条例を廃止するものではない」「二日間の委員
会で議論は尽くされた」などの意見もあり、採決の結果、自民三、新風一の四委員
が採択に賛成。共産など二委員は賛成せず、公明の一委員は退席した。
■■
記事にある、「表現の自由及び思想信条の自由を侵さないこと」に反するという
松山市男女共同参画推進条例の15条とは下記
第15条
何人も,あらゆる情報の公表に当たっては,ジェンダー,セクシュアル・ハラスメント又は
ドメスティック・バイオレンスを助長する表現その他男女共同参画を妨げるような表現を
行わないよう努めなければならない。
セクハラ・性差別・DMを助長するような発言をすることは、表現の自由及び
思想信条の自由であるから認められるべきだ!?!?
そんなことを求めているのです。
再度この請願事項を並べてみます。読んでみてください。
① 日本の文化と伝統を尊重すること。
② 身体及び精神における男女の特性の違いに配慮すること。
③ 家族と家庭を重視すること。
④ 専業主婦の社会的貢献を評価し、支援すること。
⑤ 子どもを健全に育成する上で、乳幼児期に母親の役割が重要であることに配慮すること。
⑥ 性教育は社会の良識に配慮し、子どもの発達段階に応じて行うこと。
⑦ 数値目標は現実的に策定し、長期的視野に立って達成すること。
⑧ 教育においては上記の全項に配慮するほか、規範意識と公共の精神の醸成にも努めること。
⑨ 表現の自由及び思想信条の自由を侵さないこと。
⑩ 松山市はジェンダー学あるいは女性学の学習あるいは研究を奨励しないこと。
⑪ 性別による固定的な役割分担意識及びそれに基づく社会習慣を認定した場合には、
その認定について松山市議会に報告すること。以上
このようなとんでもない請願が、既に委員会で可決されており
17日の本会議にも採択されるのです。
本当に松山市議会の議員の多数がこのような請願に同調するなんて信じられない。
(このままでは数名を除いた全員が賛成ということに!)
この請願を賛成する議員は、本当に市民に向けて恥ずかしくないのだろうか?
今回の市議会で採択される意味を松山市民は分かっているだろうか?
このような請願がまかり通るような状況がこの現実社会の大勢なのですか?
多くの女性は本当にこれでよいのでしょうか?
男らしさを、ことさら求められていく男性もこれでいいのでしょうか?・・・
先の請願項目の問題・疑問
①この男女参画条例の運用方針を変更することで、どんな日本の文化と伝統を尊重したいのか?
どんな国にしたいというのでしょうか?
②男女の特性の違いを明確にすることが、セクシャルマイノリティを苦しめてきたのです。
そうでない人にとっても、男・女と割り切られることの不自由さを感じてきているはずなのですが。
③家族と家庭には同性愛カップルなどは入って無いでしょう。
家族とはこうあるべき!とした規範を押しつけられ、結婚プレッシャーも増えるでしょうね・・
④専業主婦にアピールしたように見せて、女性の分断を計っているのか?
⑤乳幼児期に母親の役割が重要と聞こえは良いが、母親への子育て責任を重くし
男性の役割を・・・
⑥性教育は子どもの発達段階に応じて・・
定番の表現で性教育は何もしないということを表しています。
発達段階は子供それぞれに違うため何も出来ない。
⑧学校教育から子供の考え方を縛ろうとしています。
⑨差別表現のする自由及び差別的思想信条の自由 ということだそうです。
⑩学問の自由まで奪うなんて・・
⑪「性別による固定的な役割分担意識及びそれに基づく社会習慣」と長ったらしいですけど、
ジェンダーと言えば簡単なんですが。
ジェンダーの認定を市がする場合は市議会に報告せよって何を言ってるのかが分からん。
こんなびっくりな内容を市議会の大勢が賛成してしまうなんて・・
これが社会の大勢ということになって皆が幸せになれるのでしょうか?
今回の請願は、「松山市男女共同参画推進条例の運用の基本を明確にすることを求める」
というもので、すぐに条例そのものを改正するということではないようです。
でも運用に注文をつけることで、本来の条例の趣旨を変えていこうというもの。
いずれは条例も改正と言うことでしょうが、運用によって趣旨を変えられたのでは・・。
こんなみっともないことを松山市議会では17日に決定しようとしています。
多くの人に知ってもらい、考えてもらう必要がありますが、市民の多くは知らぬ間に・・・
ひとりでも多くの人にお知らせください。
抗議を送れる方、この週末のうちにお願いします。
■■抗議の文章を送っていただける場合は下記へ(お急ぎください!)■■
松山市議会 市議会事務局(砂野哲彦市議会議長あて)
http://www.city.matsuyama.ehime.jp/shigikai/1175805_1088.html
gikai@city.matsuyama.ehime.jp
請願議員(参考)
池本英俊http://www.t-ikemoto.jp/top.html
田坂信一http://home.e-catv.ne.jp/tasaka.shinichi/
松下長生http://www.matsushita-nagao.jp/
請願議員のうち2名の方は以前に性的マイノリティに関する政策アンケートに
回答を寄せてくれています。その回答内容も興味深いのでぜひご覧下さい。
レインボープライド愛媛(性的マイノリティ政策アンケート)
松山市議会議員回答(2006年)
http://blogs.yahoo.co.jp/project_gl05/38514389.html
◆参考◆
松山市男女共同参画推進条例
http://www.city.matsuyama.ehime.jp/simins/dannjyokyoudouusannkaku/zyourei/zyourei.html#前文
バックラッシュとは
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5