ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

松山市人権啓発課で性的マイノリティ研修会

2006-11-22 00:38:23 | Weblog
松山市の人権啓発課での研修会の講師?を無事務めて来ました。

25名位いらしたでしょうか。
松山市人権啓発課の人権指導員・ふれあいセンター主事の皆さんを集めた
課の定例会の後に時間をいただいて、同性愛者をはじめとする性的マイノリティ
の立場を一通り説明し、行政への要望を話してきました。

10月末に行った座談会を規模を大きくした感じです。
皆さん熱心に聴いていただき、質問も多く頂きました。
俺自身の説明を30分、残り40分質疑応答といったところでしょうか?

今回は俺自身が質問を想定できていたのもあって、答えにくいものはありません
でした。前回と同じような一通りの疑問を聞かれたように思います。

人数が多いので皆さん全員からご意見や質問はいただけませんし、
少し反応を見るのにも苦労しました。

だんだん慣れてくるものですね。
こういった多くの人前でもペラペラしゃべれるもんですよ俺も(笑)

興味深い質問としては、前と同じく本当に同性を好きなのか?という基本的な
ことから(本人目の前にしても、本当かなって思うのでしょうね)
どうしてカミングアウトして行こうと思ったか?
同性愛者の割合について、子孫を残さないことに対する家の問題のこと。

どうしてもゲイである俺の話のためゲイの話が多くを占めるけれど、
レズビアンの場合はどうであるか?人数は減るのか?などなど。

レズビアンの場合もほぼ同じような境遇にあるが、さらに女性問題も絡んで
くるので男性以上に行動は抑制される、その分行動的な人は少ないだろう。
でも同性愛者としての実態割合は男女の差は無いはずだと説明しておいた。

全国規模の団体があるのか?というのもよく聞かれる話。
横の連携は出来ているのじゃないかと思うけれど、人権としての主張は
まだ始まったばかりだろう。

他に、人権啓発課のはからいで、松山市保健所のHIV関係の担当の方も2人
参加していただけていました。

近々にHIV予防啓発グループ「LSE」の設立ご挨拶に行きたいと思っていた
ところだったので挨拶をすることが出来ました。有難いことです。

保健所の方は俺がメールで松山の感染状況を問い合わせたことを覚えていて
くださってました。
こちらもうまく顔つなぎさせていただく機会を得たので、近くL.s.Eの代表と
挨拶に行くつもりです。

今後のことで啓発課の方と話をしましたが、NPO法人格を取った方がよい
とのこと。

いづれはと思っていましたが、行政と関わる上では急いだ方が良いみたいでした。

これまたどうしたものか(笑)
いろいろ調べなくちゃいけないですね。誰か詳しい人いないかな~。

俺たちの活動としては啓発できるところにはどこへでも出かけていってやりたい
と思いますが、行政にはその啓発先を紹介してもらうだけを期待しているのでは
ありません。

やっぱり大上段に構えた部分の「同性愛者への偏見は人権問題である」ということ
の情報発信を行政としてやって欲しい。

ホームページやチラシから出来るところから、さまざまな人権問題を今あるような
曖昧でない表現で知らせて啓発してほしいと思う。

このことを再度お願いしておいた。

でも、同性愛のことを知らせていくことは刺激的と思っているようで
躊躇しているように感じます。
だんだん理解が広がるようにとは考えてくれているようですが・・

国としても人権問題と認識しているのだから、堂々と啓発してよいはず。
市民の理解が広がった後でなんて順番じゃあ無いでしょう?
理解が無いから人権問題なわけで。

まあ、センセーショナルな取り上げ方をされても困るので、やり方はあるでしょうけど。

NPOが取れたらまた顔出して・・?
そりゃ後回しにする為のていのいい応対じゃあないでしょうね?!
という意味で念を押してはおいたつもりだけど。
コメント
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