ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

熟年離婚 多様性を知らない人の老後

2005-10-21 00:56:03 | Weblog
団塊の世代が2007年をピークに大量定年を迎えるのだとか。
それにあわせて始まった渡哲也と松坂慶子が夫婦を演じるドラマ「熟年離婚」がなかなかの好視聴率らしい。定年を迎えた記念の家族のパーティで突然妻が離婚を切り出すのだ!

新聞の記事や本で、仕事だけが人生を決めるひとつの価値観として邁進していた男性はやる事がなくなったと濡れ落ち葉となり奥さんには見放され不幸になるぞ~!とか、今から定年後をどう過ごすのか考えろ!って内容を最近よく見かける。

生き方が様々にあることを知るには小説や映画を見て多様な価値観に触れることが良いとまで書いてくれているものもある。
そうだね、多様性を理解しない人は何かと自分の生き方を拘束し自由を放棄していく、自ら不幸になっていく思考だといっていいのかもしれないね。
押してだめなら引いてみろ、物事を斜めからも見る・・・柔軟な思考には多様性は必須だろう。

たしかに映画や本を読まない人の判断が狭くなっていくのは事実だと思う。
想像力を伸ばしておきたい。

また、60歳過ぎは第3の恋愛期なんだとか。
まだ20年はあろう老後を一緒にすごしたい人と過ごす。
これはゲイが求めるパートナー制度が異性愛者も含めて幸せになれる方法としてスポットが当たってくると思う。

「美田を残すな」とあるように息子たちに多くの資産は残さない考えの人も増えていると聞く。
俺ら30代以下の老後と違って、結構な年金も充てに出来ることから有史以来の豊かで健康、積極的な老人たちがどんどん登場するのだろう。

そうそう、結婚相手(パートナー)は浮気をしてはならない!とガチンガチンに考え過ぎることは関係性を続ける上で邪魔になるとか。
人間は突然恋愛症状に陥るもの!生理的に起こるこの当たり前のことを無視するから大騒ぎになる。

そのことをお互いが踏まえておいた上で刺激をもって結婚生活を送り続けろということだろう。

もともとゲイ同士では、結婚も出来ないから紙切れの拘束も無く、しがらみも無いから別れるのも簡単なのだ。

それだけに本当に大切な仲であるならばお互いに尊重しあって築いていかなければならない「大切なものは手をかけていかないと簡単に失ってしまう」と経験的に理解していくのだと思う。

今は30代以下の夫婦のうち50%も離婚しているとか・・・。

こんな数値を見ると、俺たちゲイは結婚する権利も無いわけだから、異性愛者は夫婦関係にせよ自分自身の鍛錬にせよ甘えた環境にいることを自覚してみてはどうか?と厳しいことを言いたくもなる。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする