ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The House of the Red Slayer : Chapter 6 Chapter 7

2007-12-26 23:08:24 | Athelstan・Doherty
前の章で横着して単語を調べずに読んでしまいましたが,墓にたむろしていた人達(彼らが墓あばきをしていたのではない),leperって,・・そういう意味なのですね。でも,こういう人達を恐れず,教会にいる事を許しているAthelstanは,やっぱり誰かと被りますね。(^^;)

BenedictaとAthelstanは,明日処刑される檀家の1人,Simonの事で心を痛めています。彼は,12才の少女に「二度と歩けなくなる」傷を負わせ,起訴されていたのでした。

その時,Cranston卿からの呼び出しがかかります。何か1巻と比べて,随分素直になったAthelstan,待ち合わせ場所の居酒屋へ。。。この日は,久しぶりに好天で,テムズ川には,いろいろな国からの船が上がってきていました。Gasconって,ダルタニャンの故郷ね。それに,ギリシャのガレー船などもいます。そう言えば,プロローグにガレー船が出てましたね。

しかし今日のCranston卿は御機嫌斜めです。不機嫌の原因は,Maude夫人のよう。

Cranston,聖書の一節と言って,こんな事言ってます。

Where the body lies, the vultures will gether.


あれぇ,どっかで聞いた事がある。(笑) そうそう,文章はちょっと違いますが,私が今年読んだ本の中にありましたねぇ。同じ本をお読みになった方なら覚えているでしょう。

Where your treasure is, there will your heart be also.


2人は,新たな事件の取調べの為,再び,被害者宅へやって参りました。この展開は,1巻と似てますが,AthelstanとCranstonの仲が,全然いい感じです。2つ目の殺人が行われた現場を見た後,Athelstanは,召し使い等ののんびりくつろぐ様子に癒されている様子。思わずCranston卿と腕を組んで歩いております。(^^;)

しかし,今日はご機嫌斜めのCranston卿,Philippa嬢に無礼な口をきいて,皆を怒らせ,Athelstanは,聖ヨハネ騎士が手袋をいじっているのを察知,慌てて,Cranston卿をなだめます。(汗) Cranston卿も騎士のはしくれ。アブナイアブナイ。

さて,詳しく取調べをしている最中,聖ヨハネ騎士,何とAthelstanに,懺悔をしたいと申し入れます。という事で,珍しく?Athelstanの本来の仕事を堪能。しかし実はこの聖ヨハネ騎士,昔相当ワルだったそうで,最初に殺されたRalph Whitton氏など,悪ガキ仲間で,不良騎士をやっていたそうで,百年戦争の仕事がなくなると,キプロスで大暴れしていたそうな。ある時,仲間のリーダーBartholomewが,ちょっと「勇敢」な事をして,大きなお財布をゲット。しかし元々Bartholomewに嫉妬していたWhitton氏が,これをきっかけに彼の殺害を計画。ある時,Bartholomewが故郷に帰ると言った時,故意にその船を襲わせ,沈めたという事。

そうか,プロローグの騎士は,Bartholomewだったのね。しかし,そう。彼らは,今回の一連の事件は,Bartholomewを殺したあの事件の仇だと思っているのですが,あの白い騎士は,別に誰かに殺されるとか,恨みに思っていたような感じではなかったですよねぇ。そもそも,彼の安否は,まだ明かされていませんが。

懺悔の途中で乱入するCranstonを追い返す所がまた何ともかわいいですねぇ。。。(笑)


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