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ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Murder Most Holy : Chapter 6

2008-04-11 22:31:04 | Athelstan・Doherty
お腹が空いたとダダをこねるクランストンに,やる事があるでしょ,検視官って何するの?と厳しく問い正す(笑)アセルスタンです。この国でも,検視官の仕事=仏を見る事,なんですね。

という事で,食事前なのに(汗)カリクスタスについて調査開始。
ところで,私は,アセルスタンが友人達の普通でない死に方に,全く冷静な事がめっちゃ気になっていたのですが,「He felt a surge of compassion as he remembered Callixtus in his prime」よかった~。ちゃんと友達を思っていて,ほっとしましたよ。で,彼は,たちどころに皆が推測していたのとは違う死に方という事を発見。凶器も特定します。

ようやく捜査終わって食事にありついたクランストンは,テーブルの用意をしていた見習僧のノーバート君まで食べてしまいそうな勢いで,大いに彼を怖がらせたようです。(爆) (しかしノーバートと言うとどうしても,小さな赤ちゃんドラゴンを思い出してしまう。。。(笑))

食後,今日の捜査のまとめ。これは殺人事件で,まだ他にも殺しがあるかもしれない,と,結論。今回は,アセルスタンにとってもちょっと危険な捜査の予感がしますね。

その後,クランストンのリクエストで(笑),緋色の部屋の謎解きに入ります。6月だというのに,暖炉に火が入っているんですね。暑いのが苦手な私には,その気候は羨ましいです~(笑)でもリクエストしたくせに,謎解きの途中で爆睡するクランストン!(爆)

翌朝,アセルスタンは,「soring like a pig」(大爆)なクランストンを置いて,身支度を整え,表に出ました。そうそう,私は,このブラックフライヤーズ修道院の中に於いて,修道院,教会,遺体安置所,等の言葉を,適当に使ってきましたが,原書の中では厳密に使い分けていますので,お読みになる方はご了承を。。(汗) 。。で,彼は,ヘンリーを見かけ,声をかけます。しなやかで品のある人だそうです。もし今回のInner Chapterで彼の説が認められると,ヨーロッパ中の大学で勉強される事になるのだそうです。ふむ,それってかなりな事ですね。

食堂で院長と話していると,クランストンが「腹減った~!殺す気か!」
それにしても,エルコンウォルドの教会とはエライ違う所ですな。パンとかも全然違うし。本来アセルスタンは,こういう所でお上品な坊さんとして,汚い言葉の1つも知らないご身分の人で,サザクのボンビー教会なんぞに行くというのは,とんでもない左遷だったんですね。でも,彼にとっては,きっと,こんな窮屈な所で一生を終えるより,全然幸せですね。

外に出て果樹園に向かったクランストンとアセルスタン。私ゃてっきり,クランストンは,おいしい果物でも狙っていたのかと思いましたが,いや,実際そうだったかもしれませんが(笑),アセルスタン,とんでもないものを発見。一瞬,行方不明のアルクインかと思いましたが,違いました。第4の殺人事件です。一見自殺のように見えましたが,1巻の時と同じ?(多分,1巻だったと思いますが)ある現象を見つけ,これは殺人と見抜くアセルスタン。この辺りのシーンで,アセルスタンが坊さんらしさを見せたり(いえ,ここは「坊さんの園」だった(笑)ので,ついつい彼の本業が目立たなくなっていました),見習僧時代以来のやんちゃな事(でもそれは殺人かどうかを調べる為ですけど)をしてみたり,探偵らしさを見せたり,何だかドキドキしました!


Murder Most Holy : Chapter 5

2008-04-11 22:24:57 | Athelstan・Doherty
2人はロンドン橋周辺を進んでます。相変わらずすごい所(^^;)です。お酒に混ぜ物をした罪で馬のおしっこで満たした樽に入れられている酒場主,スカートを頭の上までまくられてお尻を叩かれる老婆,葬列の棺桶から何故か楽しげ(笑)にはみ出している死者の手。アセルスタンは,鞭打ち苦行者の団体を発見。お~,この時代イギリスでは珍しかったのね。

そしてブラックフライヤーズ教会が近づいた辺り,が,何故か人がいなく,ずらり並んだ兵士は皆スポンジをくわえ,異様な光景。「疫病だ!」思わずぞ~~っとするアセルスタン。この時代,何より恐ろしい物ですね。

で,ようやく到着。懐かしがるアセルスタン。と,彼は,ある夜ここに訪れ,一緒に出征した弟を思い出し,何度も「ごめんね」を繰り返します。

修道院長から,早速ハチミツ酒で歓迎を受ける2人です。アレ?修道院にハチミツ酒ってお約束? 前にもあったぞ。。。三銃士の最後の方だな。ミレディが立ち寄った修道院にもありましたよ。そして,幾つか質問の為,ブラザー達のいる部屋に案内される2人。クランストン卿は,お約束(笑)もうへろへろです。集まったブラザー達は思わず,冷笑。

アセルスタンにとって,コンチェスとユージニアスは,噂に聞いた人で,ピーターとニオールは全くお初の人だそうです。(それ以外の人は知り合いという事ですね)

すやすやの(爆)クランストンを無視して,アセルスタンはこれまでのいきさつの確認です。5/31の月曜にブルーノが階段から滑落,次の土曜(先週)彼の霊を慰める為に安置所に入ったアルクインが行方不明,今週月曜にカリクスタスが私用で図書室に入って梯子から落下。ここで,何かまだお話されてない事があるでしょ修道院長,と鋭いアセルスタン。

しぶしぶ語る修道院長,アルクインは荷物等を全て置きっ放しなので逃げたというのはあり得ない,また,仲良しだったアルクインとカリクスタスは,Inner Chapterなんか馬鹿馬鹿しい茶番,諮問長(コンチェス)の時間のムダ,と話していたらしいです。

その辺りでいきなり起き出し,話をちゃんと聞いてる事をアピールするクランストン。

彼らは,修道院のゲストハウスに泊まる事になりました。クランストンと,また,部屋を共にすると思うと,イマイチ気の進まない(笑)アセルスタンです。ゲストハウスの寝室はウールのカーペット敷きで,緋色の部屋をちょっと思い出させます。

アセルスタンは,カリクスタスは良き師だったなあと思い出しながら,クランストンと2人で,まずブルーノの殺害現場を検証。犯人がどうやって彼を殺したのかを推測します。そして,通常修道士が亡くなった時に棺を置く祭壇に来ます。祈りの後,この下の大きな安置所に,棺を下ろします。2人は,ひょっとして,アルクインはこの下に落とされたのか?というような事も推測してます。クランストンは「我々は『死の谷』の入り口にいるようだ」とぼやきます。


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