朗読者 (新潮文庫) 価格:¥ 578(税込) 発売日:2003-05 |
パソコンが修復されたので、昨日はhuluで見逃していた映画を鑑賞。「愛を読むひと」。
途中まで観たところで、「あれ?なんか、私この物語知っているかも・・・・」と、思いながらもなかなか素晴らしい作品だったので感動しながらも終了。後で検索してみたらやはり、ずいぶん前に本で読んだ「朗読者」が原作でした。原題は「The Reader」なので、なんで映画のタイトルがそんな風になったのかわかりませんが、やっぱり「朗読者」よりは「愛を~」なんていうのを付けた方が人を呼べるのですかね。興行的には。うーーーん。ようわからん。
原作を読んだ時にとても心を揺さぶられた内容だったことは覚えていたのですが、何しろ、年月が経っているので、忘れている部分も多くて、映画を見ながらこんな風だったのかな~と思いだしたりするのですが、やっぱり原作と映画は別物のような気がして、もう一度本を読んでみたいと思います。本棚を見たらなかったので、いつかの時点で売ってしまったのかも知れません。でも、やはりもう一度読み直してみたいです。そんな本にはなかなか巡り合えないしね。
後、これはドイツの物語なので、私たち日本人が感じるものとドイツの人が感じるものには相当な開きがあるのではないかと思います。
これは映画のタイトルである愛の物語でもあるともいえますし、ある種の二重の意味での贖罪の物語ともいえます。そして歴史の物語ともいえるかも。導入の部分の甘ったるいラブストーリーが思わぬ展開へと発展していく様や主人公たちの心の葛藤やダークな部分を丁寧に描いた作品ですね。
しばらくパソコンから遠ざかっていたので、手持無沙汰な感じもあったのですが、毎日、いろいろな情報の洪水の中でアップアップするより(しかもそのほとんどがどうでもいい情報)こういう素晴らしい作品をゆっくり本で読んだり、映画を見たりすることの方がずっと気持ちが落ち着くことにも気づきました。どんなに沢山の情報を得ても、たぶん私個人が処理できる数にはきっと限りがあるんだろうなということも。何事もマイペースが一番ですね♪
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YouTube: 『愛を読むひと/朗読者』日本版予告編 The Reader Movie Trailer
いや、ある意味ではそうとも言えないのか(笑)?
無ければ不便だけれど、
時間とか、実体験で感じることとかをも
吸い取ってゆくようなパソコンって
やっぱり微妙なモノだなぁと。
昔は本で調べたり、知っている人に話を聞いたりしながら
得ていた情報が洪水になっているんだもんね。
手作業とは逆に、その中からホントに役立つものを探す、
要らないものを除いていく作業が
バカバカしく思える時もありマス。
ほい。ただいま帰りました。[E:confident]
確かにパソコンって微妙やなと思います。おっしゃるように昔、本で調べたり、人に話を聞いていた頃の方が真の「情報」として自分の身になっていたような気がします。それがたとえ間違った情報でもね。失敗もまた糧になっていた感じ。
それがネットが現れてから、どうも情報が身体の中をひゅる~っとすり抜けるがごとく薄っぺらい物になってしまった感じです。
でも、実際海の向こうのくるみんさんとこんなたわいもない会話がこんなに早くできるなんて(昔は国際郵便か!)便利と言えば便利だしね。第一こんなことでわざわざ手紙書かないし(笑)
パソコンとの距離感をうまくつかめるといいのですけどね。難しいね[E:coldsweats01]