北川竜二で、「アレは何したので・・・」でした。

脳内で文章を作った時点で書くのが億劫になってしまうのですが、それでも時々書きます。

公演七不思議の4

2006-09-30 13:16:57 | Weblog
まあ七不思議なんて仰々しい事言ってますが、まぁ面白かったとか、不思議とか珍しい出来事でも書くかと。その4。
劇場には霊がいる。役者やってる人ならよく耳にするはず。実際神棚が奉られている劇場は多い。まぁどういう理由で奉られているかは知らないのだが…知りたくもないし。もしそれが驚愕ものだったらその劇場使い辛くなっちゃうし。
俺は霊感がほとんどないのでよく分からないが、強い人は大変なようだ。しかし、本人のコンディションや季節みたいなものも影響するみたいなので、「前回はいたけど今回は大丈夫」とか言われると、「え?じゃあどこ行ったの?前回から今回までの間に何が?」とか考えてしまって何が何やら分からなくなってしまう。
で、今回。やはりちょっとしたミステリーが。はたまた単なる他人の空似か勘違いか。しかし今回は霊ではなく、「俺」をいるはずのない場所で目撃されていたという話し。
共演者の野口さんと、開演前に身体をほぐしている時に交わした会話。それによると、野口さんの出ハケの時、俺が介錯していたというのだ。介錯とはこの場合、役者が袖とか楽屋に戻ってくる時、戻り易くする為に幕を開けてあげたりすることなのだが、それを俺がしたというのだ。しかし、野口さんが戻ってくる時や楽屋にいる時は逆に俺が舞台上にいるので、それは有り得ないのだ。じゃあ誰が…まぁ公演中は楽屋やロビーなど、舞台に隣接している所は暗くなる。明かりが洩れないように。しかも今回は俺と同じでスーツ姿の役者も多い。なので顔が確認出来なかったり、スーツ姿を見て勝手に想像してしまった可能性もある。
野口さん曰く、「北さんだと思ったら舞台から声が聞こえるのよ。結局誰だったのかしら」と至って軽いノリ。まぁ誰だっていいじゃないという感じ。しかし次からはそこでもっとよく顔を確認してね。みたいな会話を交わした。
結局誰だったのかしら?心当たりのある人は連絡下さい。
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公演七不思議の3

2006-09-27 14:47:29 | Weblog
まあ七不思議なんて仰々しい事言ってますが、まぁ面白かったとか、不思議とか珍しい出来事でも書くかと。その3。
トミヤマ製菓社長が誘拐され、総会屋が懐中電灯片手に社長を怪しい小屋に連れて来て、何やらのっぴきならない話しを始める。外には刑事が見張りをしている…そんなシーンが今回の芝居にあったんですが、見に来た皆さん覚えてらっしゃいますでしょうか?照明を殆ど使わないシーンだったので、暗くて見づらくて記憶にないかも知れませんね。思い出して下さい。
その時、社長は手錠をかけられていたんです。で、舞台上で外されるんですが、公演二日目あたりでその手錠の鍵が失くなったんです。しかも舞台上で。
今回の舞台は見に来られた方はお分かりでしょうが、掘ごたつのように舞台が凹んでいます。その凹んだ舞台で鍵が失くなったんです。翌日紛失した事が発覚し、そういえばその日、舞台上に謎の金属片を見たという証言が多数寄せられ、恐らくそれが鍵だったのだろうと思われました。俺もその金属片を見ていました。しかし、いくら探しても見つからなかったのです。不思議ですね。フラットな床ならば誰かが蹴って客席の下まで飛んでいく事もあるやも知れない。でも、凹んだ舞台で、つまるところ四角い箱の中に入ったモノが見つからない。確かに芝居ですから役者が出入りしたし、蹴る事もあったかも知れない。要は金属片があの凹みの中で動き回る事は考えられても、外に出るとは考えにくい…じゃあ鍵は何処に?
で、念のため全員の靴の裏、衣装、客席回り、楽屋、ロビー、ごみ箱とあらゆる所を探したけど見つからなかった。
不思議です。ミステリーです。で、鍵が失くなったので手錠は使えなくなり、これもすぐに調達出来なかったので、急遽延長コードがその代用品として使われました。
その後公演が終わり、セットをばらして大掃除した後でも鍵は出てきませんでした。劇場から鍵が忽然と消えてしまったのです。
不思議ですね。ミステリーですね。
やっとタイトルらしい内容になりました。
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公演七不思議の2の続き

2006-09-25 11:13:17 | Weblog
で、続きな訳です。
あ、その前にNONOさんカキコミありがとうございます。確かにへこんでました。後、最後の台詞噛んだ時とね。あの日の酒はやけ酒でしたな。

あ、阪神再び来たね。3ゲーム差ですよ。残り試合数で圧倒的に不利だけどまだまだ面白くなりそうです。今週の阪神からは目が離せないでしょう。

で、続きな訳です。今回は俺と水端君の至極内輪な流行り言葉でした。水端君が自分のblogで書くと言ってたのにまだ書く気配がないので俺が先に書いてしまおう。
今回の公演は前回と同様、水端君と絡んでました。今回は芝居中4回も水端君の胸倉を掴むシーンがありました。もう稽古からの回数を数えると何回掴んだ事か。胸倉を掴む…以外と難しいんですよ。一度水端君に「北さんの掴み方痛いから優しくお願いします」と言われ優しくやってみたら、掴み損ねて空振り。二人して笑いをこらえるのに必死という事態に陥ったので、俺は水端君に「全力で掴む」宣言をしました。で、全力で掴みにいきました。その結果、胸ポケットに入っていた水端君のグラサンが壊れ、水端君のチョーカーも壊れ、水端君の胸は痣だらけになり、水端君の衣装のアロハのボタンを剥ぎ取るという、水端君的には大惨事になってしまったのです。しかし、彼もささやかな仕返しをしてくれました。芝居中水端君が俺の背中を叩くシーンがあるんですが、多分胸倉を掴まれた時に痛かったりした時は、いつもより強めに背中を叩いてくれました。目には目を歯には歯を、です。
で、俺と水端君の間で何が流行ったかというと、あれはアロハのボタンが壊れた時だったでしょうか、壊れたアロハを俺に見せて、水端君は俺にブツブツ何か言ってます。で、最後に「ボタンクラッシャーだよ」みたいな事を言ったんですよ。で、俺が「ボタンクラッシャー・ペー、だな」みたいな事を言ったら、水端君のツボにはまったようで、更に俺が「お前のボタンが止まって見えるぜ」と言うと、水端君はお気に召したようで「いや、ボタンはとまってるもんなんだよ!」みたいな事を言い出しました。
つまり、今回の流行り言葉はこうなります。
水端「テレレレ、テレレレ  (何かの効果音風)、  ボタンクラッシャー・  ペー」
北川「お前のボタンが止ま  って見えるぜ」
水端「いやいや、ボタンは  とまってるもんなんだ  よ!」
…みたいなのをね、たまに水端君とやってました。このやり取りだけをね。しかし、こうやって文章にしてみると何て馬鹿馬鹿しいんだろう。
多分今回の共演者でこんなやりとりがあった事を知らない人もいると思います。
流石に流行りだけあって、前回の出演者が半分くらいいるにも関わらず、誰も「萌え~」を使わなかった。というか、そんな事覚えちゃいないというのが正しいのかも知れない。
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公演七不思議の2

2006-09-24 17:22:42 | Weblog
まあ七不思議なんて仰々しい事言ってますが、まぁ面白かったとか、不思議とか珍しい出来事でも書くかと。その2。
トリガーの本公演は今回で2回目。まだ2回なのであれだが、公演中劇場内で流行る言葉みたいなのがある。前回は「萌え~」であった。別に俗世間で使われてる意味で使われた訳ではない。仕込みやバラシで疲労しきってる時、「これやっといて」とか「これバラシて」とか、「これベーター前に運んどいて」とか「休憩しよか」とか「飯にしよかとか」…要は言われた指示に対する相槌や返事みたいなもんで使われていた。しかし人間、疲れてくるとどうでもいい事に夢中になったり無駄な体力使ったりするもんです。「萌え~」って言ってる時が一番声が大きかったりする。
そしてこの「萌え~」には暗黙の了解があって誰かが言ったら他の人間も言わなくちゃならないという馬鹿馬鹿しいルールがありました。ホント阿呆です。ま、最終的にはとにかく言ったモン勝ちみたいな所があったのは否めない。
そして残念ながらこのルールを最後まで頑張って守ろうとしていたのは和田さんと水端君だけで、俺は途中でリタイアした。というか俺は重たい物等を持ち上げる時に使われる「よいしょ!」みたいな掛け声に使っていた。3×6の平台や自分の荷物を持つ時に「萌え~」と叫んでいた訳です。ホント阿呆です。

おっと前回公演の話しが殊の外伸びてしまいました。続きはまた今度。
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公演七不思議の1

2006-09-23 11:57:13 | Weblog
まあ七不思議なんて仰々しい事言ってますが、まぁ珍しい出来事でも書くかと。その1。
今回、スピンオフシアターの主宰の柴ちゃんに演出助手をお願いし、もの凄い働きっぷりに皆感謝しているのだが、その柴ちゃんにある日言われた人生初の一言。「北川さんて加藤茶と雰囲気似てますね。いや、いい意味で」

…未だもってよく分かりません。
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100円の銃とモデルガン

2006-09-22 20:30:33 | Weblog
今回の公演で俺の役は刑事だったんです。で、見て下さった方はまだ覚えてるかと思いますが、銃を使いました。総会屋を殺し、自殺に使ったあの銃です。あの銃、気付いた方もいるでしょうが100均のオモチャ銃です。
あの銃は俺の私物で5年以上前から使っているものです。勿論稽古用にです。プライベートで誰かを撃ったりとか、そんな大人げない事はしていません。
で、今回もあの銃の出番は稽古中だけの予定だったんです。それなのに…本番ではモデルガンを使う予定で、ニューナンブに似た形のS&Wのモデルガンを用意していたんです。12600円のね。それにホルスター5500円。しめて18100円なり。7月の中旬に購入したものの、稽古場の都合により使う事が出来ず、本番までの約2ヶ月で使った回数7回。都合というのは音を出しちゃいけなかった為で、モデルガンは空撃ち厳禁なんで、例の100円銃を空撃ちして稽古していたという訳です。
で、いざ小屋入りし、場当たりの準備に入って弾に火薬をつけて装填し、ちゃんと動くか確認しようとした時には…もう壊れてました。ゲキテツを起こしても回らないんですよあそこが(もう忌ま忌ましくて名称を忘れた)。呆気ないもんです。高い金出してそれかよ。それにしても7回ですよ。購入した店の親父に言われた通り、ちゃんと手入れもしたのに。明日は本番という直前の出来事。とりあえず場当たりは100円銃で乗り切り、急遽対策を練る事に。まず、共演者のアンディの知り合いが働くガンショップに聞いて貰う。在庫なし。ネットで調べる。間に合わない。1階の鑑定倶楽部を覗く。1500円で売っていたが、胡散臭いので却下。結局、舞台監督の知り合いが幾つか持ってるので初日の昼、ゲネの前に持ってくるという話しになった。最悪の事を考えて100円銃に細工を施す事に。それは演出助手の柴ちゃんがやってくれたのだが、火花が見えるようにするのだと言って銃口をいじりはじめた。一方、壊れた銃は直らないものかと舞台美術の松本さんに
相談。すると分解を始めた松本さん。結局壊れた場所は解ったが、直せないので部品を交換するしかない事が判明。しかし、組み立て方が分からないと言い出した松本さん。アンタがばらしたんだろう~。モデルガンはそのまま放置されるハメに。
翌日、初日の昼に舞台監督の知り合いがモデルガンを持ってやってきた。デカイ…俺のモデルガンより1.5倍はデカイ。とりあえず身につけ背広を着る。左胸が飛び出て片パイ状態。銃持ってるのバレバレ。じゃあ腰にしようとしたがやはり盛り上がるし、不安定。ウーム…持って来て貰って申し訳ないが今回は使えないとお断りして、お詫びにゲネを見て貰った。
そんなこんなで100円銃が本番で使われたのである。しかし頑丈だな。中の金具錆びまくっているのに。舐めちゃいかんな100円銃。
あの幻のモデルガンが本番で使われていたら…あ~あ。その壊れて分解されたままの幻のモデルガンは、その舞台監督の知り合いが欲しいと言って持って行った。聞くと彼は銃マニアらしい。壊れた銃は俺のもとを離れ、彼のもとへ。何らかの再利用に使われた事だろう。
今回解った事、100円銃は偉大だと言う事。
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昨日今日の天気が公演中欲しかった

2006-09-20 09:05:05 | Weblog
公演も終わり、日常に戻りました。たくさんのお客様にご来場頂き感謝です。ありがとうございました。
今、お袋が家に来てまして。昨日打ち上げが終わり、朝家に帰りました。速攻寝ようと思ってたんですが、お袋が飯を作り始めまして。食べました。そして昼ごろ起きまして。家の回りを散策、買い物、そして飯を食べました。家に戻り、まだ眠かったので少し仮眠を取り、起きたら晩飯が出来てました。
日頃、一人の時は基本的に1食です。後はつまむ程度で。多くても2食。3食ガッツリ食べたのは久しぶりです。ああ、リバウンドが恐い。
まぁ親に芝居を見て貰うことは、俺としてはささやかな親孝行のつもりなんです。日頃何もしてないし、こういう生活ですからね。まぁとにかく親には感謝です。

今朝の新聞を見たら、再び中日と阪神のゲーム差が4に。ああ、先日の3連戦が悔やまれる。今回共演者の野々目さんも阪神ファンでして、公演が終わった後携帯で結果を調べて一喜一憂してました。いやいやどうなるんですかね?頑張って欲しいです。
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千秋楽なり

2006-09-18 09:33:22 | Weblog
天気、悪いですな。しかし千秋楽です。空を見て行く気をなくしかけてるかも知れませんが、来てやっておくんなせぇ。
お蔭様で今回の公演、沢山のお客様に御来場して頂けました。今日の千秋楽に関してはチケット完売、満員御礼です。うれしい限りです。本当にありがとうございます。

しかしまぁ今回も色々ありました。そのあたりはまた後日として、今回は渡邉氏の楽屋での話。まぁ開演時間が迫ってくるにつれ、役者はそれぞれのやり方で集中します。音楽聞いてる人や鏡をずっと見てる人。自分の台詞を確認してる人。俺は目を閉じてます。で、気がついたら寝てます。で、渡邉氏。彼はとりあえず「俺って最高」、「俺カッコイイ」とかいいながら、最終的に鏡を見てます。笑えます。まぁそれでいい精神状態で芝居できるみたいなので、止めはしません。が、笑えます。
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折り返し

2006-09-17 10:31:46 | Weblog
公演も三日目。半分終わりました。気になる台風と雨は今の所ギリギリで踏ん張ってくれています。しかし、さすがに今日あたりからはやばそうな天気です。
まぁ雨降っても諦めずに見に来て下さい。
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初日だ!

2006-09-15 00:23:36 | Weblog
いよいよ初日だ!
まぁ小屋入りしてから二日、いろいろあったけど何とかなりそうだ。
もう日が変わったのであれだが、昨日は共演者のショウジ君が誕生日だった。リハーサル中サプライズで誕生日を祝ってみた。また一つオジサンになったショウジ君、同い年じゃないが同世代。休憩中などタバコを吸いながらお互いオヤジを痛感する。吐き出す煙がよろしく哀愁だ。まぁ誕生日おめでとう。プレゼントされたケーキを持って帰るショウジ君の後ろ姿は間違いなくオヤジだったぜ。
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