北川竜二で、「アレは何したので・・・」でした。

脳内で文章を作った時点で書くのが億劫になってしまうのですが、それでも時々書きます。

VIRUS

2006-11-19 17:49:07 | Weblog
今、神田の古本屋で買った、医者が書いた医療関係の小話本を時間がある時に読んでいるのだが、まぁ噂やら都市伝説やらおかしな事がまかり通ってる話しにツッコミを入れてる内容で面白い。まぁ古本なので鮮度に欠けるが、そんな事は気にしない。まだ全部読んでないのでアレだが、勉強というか面白かった小話をおおざっぱに少し書いてみよう。もしかしたら俺の不勉強さがばれるやもしれないが。


死体置き場のアルバイト…ってなんぞや?という人も多いかも知れないが、その仕事内容は、大学病院の研究施設の大きなプールをホルマリンで満たし、そこに解剖実験用の死体を入れる。で、浮いてくるそれを棒でつついて沈める。24時間体制で…そしていざ解剖の時にはその身体を洗う…というアルバイトがあると、俺は信じていた。というより、あると教わったのだ。小学生の時担任から。で、本によるとホルマリンは蒸発しやすく危険だし非効率、そしてそんな施設を維持する金自体ない、場所もない、大体そんな施設がある事を著者は聞いた事がないと書いている。
チクショー、担任の野郎、言うに事欠いてガセネタを純心な小学生に流しやがって。更にその時担任が言ってたのは、死臭やらホルマリンの臭いやらが身体に染み付いて取れなくなるから気をつけた方がいい。でも給料はいい…やるならそれなりにリスクがあるって事か。そんなの小学生に分かりゃしねぇ。
で、本に戻るとそもそもこんな噂が立った原因は不明としながらも、大江健三郎というノーベル賞作家が書いた「死者の奢り」という小説の主人公がこのアルバイトをしていて、この話しが多少なりともアシストしているに違いないと書いている。

で、軽くその本が出版された時期を調べてみた。文庫で1982年に出てるモノがある。初出がハードカバーだとしたらもっと古いという事か…少なくとも担任はこの本を読んだのだろう。そして怪談話しのようなつもりで話したのかも知れない。そして大半の生徒は担任の意図した通り怖がり、気味悪がったかもしれないが…ところがドッコイ、怖がるどころか興味を持ってしまった俺は、この話しを忘れずに覚えていた…というところか。逆に担任がこのバイトがあると信じていたとしたらどういう意図で俺達に話したんだろうか?
う~ん…

おっと、タイトルと違う話しになってしまいました。タイトル通りの話しはまた今度。
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