ホーミー

2013-02-03 21:54:26 | インポート

フェイスブックを見ているうちに、いつの間にか「連歌 鳥の歌」という、カザルス関連のページに出たのでさらに見ていくと、その中にホーミーという、モンゴルなどで昔から伝わっている喉歌と馬頭琴で「鳥の歌」を演奏している方がいるのに気がついてサイトを見に行くと、 どこかで見たような、聞いたような名前を見つけた。嵯峨治彦さんという方だ。

はてなと思い、ふと思いついてニコニコ動画で昔のラジオドラマの「ノースウインド」を探してみるとやっぱりそうだった。喉歌、ホーミーなるものを初めて聞いたのが「ノースウインド」でだったのだ。

草原を吹き渡る風の音を人間の喉で表現したのが始まりらしいのだが、非常に不思議な響きで、人間の口や鼻や喉を総動員して多重音を響かせたりする、言ってみれば口笛をさらに高度に発展させたような技術といったところだろうか。

嵯峨さんは日本では数少ないホーミーや馬頭琴の演奏者で「ノースウインド」でも重要な音響効果を出しておいでだったから覚えていたのだった。

モンゴルというと最近はお相撲さんしか話題にならないけれど、ホーミーのようなすばらしいものはもっと知られてもよいのではないだろうか。広大な中国大陸にあって、ちょっと変わった歴史や文化を持つ面白い国だ。