ドッカン、ドッカン、ドッカン

2012-09-03 17:07:25 | インポート

今日、あの人、帰りに荻窪で降りたら駅前で防災の催しをしてたの。ほんでもって備蓄用食品のクラッカーとかも配ってたのね。バス停のそばには前からうちのおばはんが一度試しに乗って経験してみたいと思っていた地震の震度体験車が止まっていて、うまい具合に誰も乗ろうとしてなかったの。だからあの人、係りの人に試しに乗ってみたいって申し出て、すぐに乗せてもらったの。

うちのおばはんたら臆病のくせに、やたら好奇心だけは強いのよねえ。震度7のゆれを体験してみたいって頼んだから、それじゃ震度5と震度7でいくことになったの。あの人、足が悪いから、机の下にもぐりこめといわれても足を曲げられないのよ。係りの人が困って、危ないから、じゃあ、私も乗りますって一緒に体験車に乗ってきて、実は乗ったことがなかったんだけどって言うのよ。笑っちゃったわ。

でもって、係りの人の反対側から机の足にかじりついてたら、まず震度5の揺れがきたの。これは大きいことは大きいんだけど、去年の3月11日に外出先で出会って経験してたから、あの人も、これは大丈夫、わかるって言ったの。それから次が問題の震度7、これがすごいのよ。揺れるなんてもんじゃないの。上下にドッカン、ドッカンって突き上げてくるような感じなの。これは怖いわよ~。

だってねえ、逃げるに逃げられない、動くに動けないような強烈な揺れなんだもん。5だったら火を消さなくちゃとか、箪笥の上にあるものはみんな落ちてくるから気をつけなくちゃ、とかってまだ頭も働くんだけど、7じゃ、あれよ、あれよって言ってる間にドアが開けられなくなっちゃったりしそうだし、命の危険も感じちゃうわよ。

とにかく実際の震度がどのくらいのものか経験してみると、いろいろと考えることが変わってきちゃうから、体験車に乗ってみてよかったんじゃないかしら。うちのおばはんでさえも、やたらに能天気なことばかりは言ってられなくなったみたいよ。なるようにしかならないとしても少なくとも、命が助かったときに最低限困らないくらいの準備はしておくことにしたみたい。

京女さんが、枕元に非常用の靴を用意して寝るようにって勧めてきた意味もやっとわかったし、今日みたいな防災キャンペーンてやっぱり必要よね。皆様も機会があったら是非大地震の震度ってどんなものか、体験してみるといいと思うわよ。

そんなとこで今日のおはなしはおしまい。ほんじゃまたね。