2008年8月30日
2008年8月30日(土)、一関市幸町や宮前町の市街地でニラ(韮)が
花を咲かせていました。ニラは多年草で、一度種子や苗を播き植えす
ると、その後前年生えてきて、一度刈り取ってもすぐに伸びてきます
ので、年に3~5回も刈り取ることができます。我が家では卵とじやお
浸しで食することが多いです。
ニラ(韮)ユリ科 ネギ属
Allium tuberosum
インドや中国西部原産といわれ、古くわが国に渡来し、野生化して
いるものも見られる。多年草で、基部は鱗茎と呼ぶほどではないが、
わずかに肥大し、外側は葉鞘の枯れた繊維で包まれている。
葉は扁平で幅4mmほど、左右に開き、束になって伸びる。独特のネ
ギ臭がある。夏から初秋(8~9月)にかけて、葉の間から20~30cm
ほどの長い花茎を伸ばして、先端に白い小さな花を多数半球状につけ
る。乾燥や高温に強く、育て易いので家庭菜園にも向く。葉を利用す
る野菜だが、庭に植えておくと花も楽しめる。庭がなくてもプランタ
ーなどに作っておいても間に合う。もっとも、何度も葉を刈って利用
すれば花は咲かない。
[栽培]普通、種子を播いて作るが、次々と分糵(ぶんけつ)して株が
大きくなるので、3~5年ごとに株分けしてやる必要がある。
播き時:4月および9月。株分け、植付期:3月および9月。
ニラをはじめネギの仲間は普通ユリ科とされているが、この花のつき
方はスイセンの花序と似ているので、ヒガンバナ科とする分類学者も
いる。
ニラの古名を「ミラ」といい、また、ラッキョウを「オオミラ」とい
ったのに対し、「コミラ」ともいい、ニラというのは俗称である。また
これを「フタモジ」というのは、ネギ(古名を「キ」という)を「ヒト
モジ」というのに対して、ニラは2字だからである。
今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。
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