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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

マムシグサ(蝮草)の果実

2008年10月08日 | Weblog
一関市山目・円満寺のマムシグサ(蝮草)の真っ赤な実
 2008年10月5日 










2008年10月5日(日)、一関市山目字大槻にある明覚山円満寺に行き
ました。国道342号線から蘭梅山(標高151m)の裾野の方に歩き、長
い階段を登って本堂前の出て、さらにお墓の最上部まで登りました。
山際のお墓の隅のほうに植えられたマムシグサ(蝮草)が真っ赤な
実をつけていました。(前に白梅を撮ったお寺でした。)





奥州市衣川区のマムシグサ(蝮草)の果実
 2006年10月1日



10/1(日)、奥州市衣川区の「泉三郎忠衡舘跡」と伝えられている
所の近くにある川のそばに「マムシグサ(蝮草)」の果実が赤く色
づきかけていました。








画像は、10月24日、一関市東山町長坂の安養寺付近
で撮影したマムシグサ(蝮草)の真っ赤な果実
マムシグサ(蝮草)サトイモ科 テンナンショウ属
 Arisaema japonicum
マムシグサ(蝮草)の仲間は、葉柄の下部が花茎を包み込んで
いて、茎のように見える(「偽茎」)。「マムシグサ」の名は、
この茎のように見える部分に紫褐色のまだら模様があることに
よるが、有毒の蛇・マムシ(蝮)の模様とは、あまり似ていない。
マムシは、灰色の身に銭形の黒い斑紋が入っている。

山野のうす暗い林の中に生える多年草。葉は2枚つき、大きさが
不揃いの小葉が7~17枚鳥足状につく。小葉の形や大きさは変化が
多い。

球根が太ると雌になり、痩せると雄になる性質があるとのこと。
初めて咲く段階では、球根[球茎]は小さく、雄花が咲く。球根が
大きくなると雌花が咲く。花期は4~6月。

テンナンショウの仲間の花は「仏炎苞」と呼ばれる筒状の苞に
包まれていて、外からは良く見えない。
マムシグサの仏炎苞は、緑色から濃紫色まで色の変化が多いが、
いずれも白い筋がある。

果実は液果で果軸にびっしりとつき、秋に赤く熟す。

なお、アオマムシグサというタイプがある。分布:北海道~九州

このマムシグサは、仏炎苞があるところや小さな果実がびっしり
と付くところなどが、同じサトイモ科のコンニャク属
(Amorphophalus)のコンニャク(蒟蒻)に良く似ている。

仲間には、ムサシアブミ、ウラシマソウ、ミミガタテンナンショウ
などがある。

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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (ムーミンママ)
2005-09-10 22:26:18
埼玉で黄色い蛇(錦蛇でしたか?)が発見されたニュースを思い出しました。まむしも怖いです。
返信する
Unknown (蛙太郎)
2008-10-08 19:57:01
マムシグサがそちらには多いのでしょうか?
此方では見たことがありません。
青から赤色になるのですね。
返信する
果実は初めは緑色です。 (岩手のpea2005)
2008-10-09 09:36:35
コメントありがとうございます。一関市に特に多いとは思いませんが、秋の赤い実が美しいので大事にしているのだと思います。この画像のものはお墓の隅に植えられていたものです。
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