2023年10月26日(木)、埼玉県在住の娘から牧野富太郎さんが描いた「コウシンソウ(庚申草)」を印刷した葉書が送られてきました。この花は、未だ出していなかったようなのでアップすることにしました。ありがとう!
コウシンソウ(庚申草):タヌキモ科 関東地方北部の山地の湿った岸壁に特産する多年生の食虫植物。花は薄紫色で横向きにつき、6~7月に咲く。花の後に花柄が伸びて反り返る。和名は栃木県庚申山で発見されたことによる。本図は富太郎の植物画にしては珍しく背景が塗られている。 日光の自生地ではコウシンソウの生える岸壁が黒味を帯びている事があり、この情景を描いたものと思われる。
三才ブックス発行「牧野富太郎の植物図鑑」より