2017年4月10日(月)、朝から天気が良いので、買い物に出かけたついでに一関市狐禅寺にある「さくらの公園」(一関遊水地記念緑地)に立ち寄りました。ソメイヨシノ(染井吉野)は未だ硬い蕾でしたが、せせらぎ広場(一関市総合体育館)側に植栽されている「オカメ」という名のサクラ(桜)と、ふれあい広場の方に植栽されている釧路八重(くしろやえ)というサクラ(桜)だけが花を咲かせていました。(「釧路八重」という名札が付いていましたが、この画像は八重咲きではないので、違うものだと思います。)
また、公園沿いの道側にあるトイレの裏側の川に群生しているネコヤナギ(猫柳)が、花を沢山咲かせていました。
ネコヤナギ(猫柳)ヤナギ科 ヤナギ属 Salix gracilistyla
別名:カワヤナギ、エノコロヤナギ。各地の山野の水辺に普通に生え、高さ50~300㎝になる落葉低木。下部からよく分枝し、枝は弓状に曲がって斜上する。若枝には灰白色の軟毛が密生するが、後に毛は落ち、緑褐色または緑色になる。裸材に隆起線はない。冬芽は灰白色の軟毛が密生し、帽子状になった赤褐色の1個の鱗片に覆われている。葉は互生し、長さ7~13㎝の長楕円形で先は尖り、基部は円形。縁には細かい鋸歯がある。革質で表面は深緑色、裏面は灰白色で白い絹毛が密生する。若葉は両面とも有毛。葉柄は5~20㎜で軟毛が多い。托葉は長さ6~10㎜の腎円形。3~4月、葉が出る前に長楕円形の尾状花序をつける。雄花序は長さ3~6㎝。雄花の雄しべは2個が合着して1個になっている。葯ははじめ紅色で、黄色の花粉を出した後黒くなる。雌花序は長さ2.5~4.5㎝。雌花の子房は長卵形で白い軟毛が密生し、花柱は子房より長い。柱頭は短く、2中裂することもある。雄花も雌花も1個の腺体があり、苞は広披針形で上部は黒色、中部は帯紅色、下部は淡黄緑色をしており、両面に白色の長い絹毛が密生する。雌花序は花の後伸びて、果期には9㎝ほどになり、一方に傾く。蒴果は2裂して反り返り、白い綿毛に包まれた種子を出す。用途:庭木、護岸樹、花材、樹皮は薬用。分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ウスリー。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]